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機動戦士ガンダムRS 第十二話 モビルスーツ解説

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【背部ターレットオプション】
450mm2連装レールガン
400mm13連装ミサイルポッド 他
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド
    メイラム
    ハダト
    カークウッド
    蘊・奥 他

機体解説
地上の高速移動のため投入された陸戦用MSである。
機体設計は、ワシントン州所在のアジモフ設計局によって行われ「血のバレンタイン」から約1か月後のC.E.(コズミック・イラ)70年3月15日に就役し参戦した。
地盤や地形の不安定な環境での高い走破性と機動性を確保するため低重心かつ安定性に優れた四足歩行式を採用しているのが最大の特徴である。
その動きは、正に肉食獣さながらの敏捷さであり開戦当初はユーピテルを始めとするコロニー軍の地上制圧部隊の兵力をたびたび打ち破った。
各脚のふくらはぎには、無限軌道が設置されており伏せの姿勢を取ることで砂漠や氷原など比較的平坦な地域での高速走行が可能となる。
機動性と火力を活かした正面突撃を主戦術としており装甲は、前面に集中している。
コクピットは、機動時の安定性を考慮し機体重心に最も近い腹部に存在するが各部装甲の配分上脆弱であり最も狙われやすい部位でもある。
また構造上仰向けに転倒すると迅速な起立姿勢復帰が困難になる欠点がある。
無限軌道による走行形態は、腹部の弱点をカバーする手段にもなっている。

名称 指揮官用バクゥ
型式番号 TMF/A-802S
武装
サーベルファング×2
脚部スパイク×4
【背部ターレットオプション】
450mm2連装大型レールガン
400mm13連装大型ミサイルポッド
搭乗者 アンドリュー・バルトフェルド他

機体解説
バクゥを指揮官用に改造したものである。
この開発データと運用データからラゴゥが開発された。
動力・駆動系の改修と一部装甲の強化などを行っている。
動力・駆動系の素材の特に強度が必要な部分には、新たに軽量超アラミド繊維補強プラスチック材が採用された。
胴体に追加されたジェットエンジンによって優れた加速性を発揮するが高性能に比例してパイロットにも相応の技量が求められバルトフェルド以外には、扱える者は少なかった。
格闘用武装として特殊合金製のサーベルファングとスパイクを装備している。
頭部のファングは、サーベルタイガーの牙を思わせるほどのサイズを持ち接近戦において高い有効性があるがメンテナンスやコスト等様々な問題点が表面化したのに加えバクゥビームサーベル試験装備型やGAT-Xシリーズのビームサーベルのテクノロジーを取り入れ開発されたビームサーベルの実用化もあり長く使用されることは無かった。

名称 ラゴゥ
型式番号 TMF/A-803
全高 11.49m(ターレット基部まで)
重量 70.18t
武装
2連装ビームキャノン
2連装ビームサーベル
搭乗者
アンドリュー・バルトフェルド

機体解説
バクゥより一回り大型の上位機種である。
指揮官用として少数が先行配備された。
開発当初からビーム兵器の搭載が採用されておりりバクゥよりも機動性を活かした砲撃戦法が可能となっている。
遠距離では、砲撃により敵を牽制し一気に距離を詰めてクローとビームサーベルによる二段構えの打撃を加えることで大抵のパイロットに対し回避不能なダメージを与えることができる。

名称 ザウート
型式番号 TFA-2
全高 17.86m(タンク形態時:13.57m)
重量 83.59t
装甲材質 超硬スチール合金
武装
2連キャノン砲×2
2連副砲
重突撃機銃
スモークディスチャージャー×4
搭乗者 マーチン・ダコスタ
    アール

機体解説
作業用MSから発展した陸戦用砲戦型MSである。
両肩の2連キャノン砲や両腕の2連副砲と携帯火器としてジンと同型の重突撃機銃を装備し砲戦機に相応しい高い火力を有する。
砲撃時の安定性確保と被弾面積の低減を目的としたタンク形態への簡易変形機構を持つ。
しかしMSとしての基本性能である機動性は、低く後に投入されるバクゥに主力の座を奪われる要因となった。
結果二線級扱いとなった本機は、もっぱらレセップス級などの地上戦艦で砲台として運用されるケースが多かった様である。
しかしビクトリア攻防戦では、その長射程を活かした後方支援能力が再評価されこれを受けて火力増強型のガズウートが開発された。
バルトフェルド隊に補充され旗艦レセップス艦上で砲台代わりに使用された。
レセップスが攻撃を受けた際には、被弾し撃破されている。

名称 グーン
型式番号 UMF-4A
全高 20.71m
重量 70.50t
装甲材質 超硬スチール合金
武装
533mm7連装魚雷発射管×2
フォノンメーザー砲×2
47mm水中用ライフルダーツ発射管
1030mmM-70スーパーキャビテーティング魚雷
搭乗者 ハンス 他

機体解説
地球軍の主力水中MSである。
左右前腕部に7連装ミサイルとフォノンメーザー砲を装備する。
クローは、装備していない。
コロニー軍のオペレーション・ウロボロスに合わせて開発された地球軍初の水中用MSである。
設計は、大西洋連邦の兵器設計局クラーク局が担当である。
公式デビューは、「血のバレンタイン」の約1ヵ月後のC.E.70年3月15日である。
コロニー軍艦艇や商船等の破壊による海洋補給線の寸断と沿岸拠点への揚陸作戦を目的として設計された。
イカの様な流線型のフォルムを持ち高速移動時は、より水流抵抗を抑えた巡航形態に変形する。
この状態では、水上をジェットボートのように滑走する事も可能である。
また水中型独特の装備としてサメの感覚器であるロレンツィーニ器官を人工的に再現した周辺電位センサーを標準装備している。
地上での歩行機能も有しているが通常のMSに比べ機動性は、劣るため後にこの欠点を改善した後継機種ゾノが開発された。
対マン・マシーン戦闘用には、開発されていないため格闘専用の武器は装備されておらず近接戦闘では体当たり攻撃しか攻撃手段を持たない。
本機の主な戦法は、高速で目標に接近し気づかれる前に攻撃を開始し撃破するというものである。

武装解説
533mm7連装魚雷発射管
両腕に1門ずつ装備している。
ロケット推進式であり、陸上での使用も可能になっている。

フォノンメーザー砲
水中でも使用可能な音波兵器であり胸部に2門装備している。
フォノンメーザー自体は、見えないので同軸発射されたレーザーで発射角を確認する。

47mm水中用ライフルダーツ発射管
巡航形態でのみ使用可能となっている。

1030mmM-70スーパーキャビテーティング魚雷
魚雷全体を細かい気泡でマスクすることで水流抵抗を飛躍的に減少させ超音速の雷速を発揮する魚雷である。
このため気泡により明瞭な雷跡が残るが目標が音波探知をするよりも早く目標に命中する。

名称 ゾノ
型式番号 UMF-5
全高 21.37m
重量 69.42t
装甲材質 超硬スチール合金
武装 
533mm6連装魚雷発射管×2
フォノンメーザー砲×2
近接戦闘用クロー×2
搭乗者 マルコ・モラシム 他

機体解説
地球軍の主力水中MSである。