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機動戦士ガンダムRS 第十二話 モビルスーツ解説

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エネルギー供給の関係から他のGAT-Xナンバーに採用されているビームライフルの採用は見送られやや威力は、(他の機に装備されているものより)劣るが電力消費の少ないこのライフルが主兵装として搭載された。
しかしながらミラージュコロイドで隠密し接近しライフルで闇討ちというのは、効果的である。

ビームサーベル
レーザー砲直下に装備されたビームサーベルである。
他のGAT-X機のサーベルと同型の装備である。
固定装備のため盾ごと振り回す形で使用する。

3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
杭状のロケット推進弾である。
敵装甲を貫徹後炸裂し内部から打撃を与える。
実戦では、手持ちの槍として使用された例もある。

ピアサーロック「グレイプニール」
左腕に装備された有線式ロケットアンカーである。
クロー後部に内蔵されたブースターにより射出後の軌道変更を可能とする。
クローは、開閉させる事で単純な打撃から敵の捕獲や自機の固定など幅広い用途を持つ。

ミラージュコロイド
可視光線を歪めレーダー波を吸収するガス状物質である。
これを磁気で機体周囲に纏うことにより視覚的及び電波的にも自機の存在を隠匿することが可能である。
ただし展開中は、PS装甲の併用が不可能・スラスターなどを使用すると熱源探知が可能になる・および水中ではコロイド粒子が流出してしまうため使用不可能という欠点がある。
更にコロイド粒子を機体の周囲に電磁気で定着させているためPS装甲同様に電力消費が著しく当機の場合連続85分間という使用時間の制限がある。
しかし実戦闘において80分~85分は、十分な時間である。

名称 イージスガンダム
型式番号 GAT-X303
全高 18.86m
重量 79.60t
装甲材質 フェイズシフト装甲
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
60mm高エネルギービームライフル
ビームサーベル×4
対ビームシールド
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
搭乗者 アスラン・ザラ

機体解説
地球連合加盟国の1つ大西洋連邦がオーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受けオーブ管轄の難民コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 前期GAT-Xシリーズ)の1機である。
本機最大の特徴は、他の機体に採用されたX100番台・X200番台構造とは根本的に構造が異なるX300番台の可変構造を採用しモビルアーマー(MA)への変形機能を備えている点である。
X300番台に連なる機体は、この他にGAT-X370レイダーガンダムやGAT-333レイダーガンダム制式仕様などが存在するがX100番台・X200番台のように構造には必ずしも一貫性はなくあくまで「MA形態への可変機構を備えた機体が属するカテゴリー」と位置づけられている。
MAは、限定空間内での機動性ではMMに大幅に劣るものの反面単一方向への速力はMMを上回る。
イージスガンダムは、その状況に応じた最適な形態を選択する事で単体での高い攻撃力と汎用性を実現している。
MA形態は、両手脚を進行方向に伸ばした巡航形態とその手脚を広げ腹部に装備された580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」の使用を可能とした砲撃戦形態に分けられ前面投影面積の少ない巡航形態で突撃後接近した所で両手足のクローを展開し敵MMや艦船を捕捉して手足に内蔵されたビームサーベルで切り裂くもしくは腹部のスキュラを零距離から発射して目標を完全に破壊する。
もっともスキュラ自体は、同時期のMS用武装の中でも最大級の破壊力を有しているため通常射撃でも充分な威力を発揮できる。
また他の4機との連携行動における指揮官機として開発されていたため頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載する等通信・分析能力がより強化されている。
汎用性の低さや複雑な可変機構や外見からも推察できる困難な整備性からGATシリーズの中では唯一連合で量産型と思われる機体が開発されていない。

武装解説
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部額部に2門装備されている近接防御機関砲でデュエルやストライクにも同型の装備が搭載されている。
イージスは、頭部に大型センサーを搭載している為他機より設置箇所が若干下方になっている。

60mm高エネルギービームライフル
MS形態の主力装備である専用ビームライフルである。
構成部材やデバイスは他のGAT-X機のライフルと同等だが若干口径が拡大されており形状も大きく異なる。
MA形態時と非使用時は右腰のバインダーにマウントされる。

ビームサーベル
両腕・両脚のクローを発振源とするビームサーベルである。
完全な固定装備で抜刀動作が不要というメリットはあるがビーム刃が腕の延長線上に出力されるため通常のサーベルとは、用法が異なる。
また脚のビーム刃は、爪先部分から出力するため蹴りに連動して使う事も出来る。
MA形態での使用も可能である。

対ビームシールド
対コーディングを施されたシールドである。
他の系列機とは、大きく運用法が異なるイージスの専用装備であり他機とは大幅に形状が異なる。
非使用時及びMA形態時には、左腰のバインダーにマウントされる。

580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
MA形態でのみ使用可能な大口径エネルギービーム砲である。
戦艦を一撃で沈める程の威力を持つ。
名前は、ギリシャ神話の怪物「スキュラ」に由来する。

名称 デュエルダガー
型式番号 GAT-01
全高 18.02m
重量 55.31t
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
M703 57mmビームライフル
ES01 ビームサーベル
対ビームシールド
搭乗者
リナルド
エドワード・ハレルソン
モーガン・シュバリエ
バリー・ホー
ジェーン・ヒューストン
地球連合軍一般兵士

機体解説
ユーラシア連邦は、初の制式主力MSとしてGAT-X105ストライクガンダムを原機とする量産機ストライクダガーを開発した。
この機体は、ストライクガンダムの最大の特徴であるストライカーパックシステムを始め機能・性能の多くを相応のダウングレードを経て受け継いでおりジンやシグーなどの在来兵器群に替わる地球軍の新たな主力機として量産・配備が決定していた。
しかし時局は、急を要しておりユーラシア連邦はMSの新型機の数を揃えるため中近距離戦闘用試作MSであるデュエルガンダムを原型機とする量産機の生産を優先し誕生したのが本機でサマーラに本社がある国防産業連合に加盟している企業で量産された。
生産コスト低減を目的とした本機は、正式量産型であるストライクダガーと比較すると背部スラスターの減少を始め頭部ブレードアンテナ及び機関砲の半減、各部装甲の単純化などのデチューンが施されている(一説によればこの為に対EMP装備さえ省略されたという)。
機体の基本構造には、デュエルガンダムと同系列のX100系構造を採用している。
標準武装としてGAT-Xシリーズで実用化された小型携帯ビーム兵器を装備している。