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機動戦士ガンダムRS 第十二話 モビルスーツ解説

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大西洋連邦が開発したジンやその上位機であるシグーを上回る攻撃力を有する。
また開発において最大の懸案とされた一般コーディネーターパイロット用OSも実用レベルの完成度が確保され低錬度のパイロットでも充分に性能を発揮することができる。

武装解説
M703 57mmビームライフル
量産機用としては、初の外部電源型ビーム銃器である。
機関部の設計は、デュエルガンダムのビームライフルを基本にダットサイト~レシーバーにかけてのパーツは52mm機関砲ポッドと共通とし生産性の向上を図っている。
基本構造を変えることなく戦後もマイナーチェンジが重ねられC.E.73年に生産されているモデルは、型番がM7045/F7となっている(70年式3型→70年式45/F7型)。
発射音は、GAT-Xシリーズのものと異なる音となっている。

ES01 ビームサーベル
格闘戦用の斬撃武装である。
デュエルガンダム同様機体背部に設置されている。
GAT-Xシリーズと違い装備数は1基のみである。
ビーム兵器のため攻撃力では、ジンやシグーを上回る。
その後もダガー系MSの標準装備としてマイナーチェンジが繰り返され「ブロック35F」にまで発展する。
ビーム刃の色は、イージスガンダムのサーベルと同じく黄色である。
以降の連合系量産型MSのサーベルの色も同色で統一されている。

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
GAT-Xシリーズと同型の対空用迎撃火器である。
生産性優先の為頭部左側にのみ装備されている。

対ビームシールド
ダガー系MSに広く装備される対ビームコーティングシールドである。
実体兵器に対しても充分な耐性を持つ。
GAT-X機やオーブ系MSが装備する直線構成のシールドと異なる曲面的なデザインが特徴で被弾エネルギーの分散減衰率を若干向上させたものである。

名称 ストライクダガー
型式番号 GAT-01A1
全高 18.00m
重量 68.09t
装甲材質 ラミネート装甲(胴体部のみ)
武装
40mm口径近接自動防御機関砲「イーゲルシュテルン2」×2
MX703G ビームライフル
GAU8M2 52mm機関砲ポッド
M703k ビームカービン
M703 57mm ビームライフル
12.5mm対人機関銃×2
ES01 ビームサーベル×2
対ビームシールド
連装シヴァ
M9M9ケルフス 旋回砲塔機関砲×2
ビームブーメラン
搭乗者 ジャン・キャリー
    モーガン・シュバリエ 他

機体解説
機動戦士ガンダムRSに登場した。
デュエルダガーで見送られた各種機能を盛り込んだストライクガンダムの量産機である。
ただしこちらも生産性の優先からストライカーパックは、I.W.S.P固定になっている。
ストライクガンダムのスペックに再検討を加えデュエルダガーのものに更に改良を加えた新OSを搭載した事でパイロットの能力を問わない扱いやすい機体となっている。
この他デュエルダガーとの相違点としては、頭部センサーのスペックがストライクガンダムと同レベルに引き上げられた事やPS・TP装甲をコストの削減の為採用せず代わりにコクピットや動力部などのバイタルエリアにDPX-D30融除剤ジェルを応用したラミネート装甲を採用した事でビーム兵器への耐性が大きく向上している点等が挙げられる。
量産1号機のロールアウト時期は、デュエルダガーとほぼ同じ(一説には、ストライクダガーよりも先)であったがその後は生産性の高いデュエルダガーが優先して量産された為戦時中の生産数はわずか23機(システム実証機1と試作機2機を含む)に止まり1部のエース級パイロットを中心に配備された。
戦後は、名実共に地球軍主力MSのひとつとなりまたマイナーチェンジが繰り返し実施され最終的に「ブロック7」にまで発展した(具体的改修点は、明らかにされていない)。

武装解説
40mm口径近接自動防御機関砲「イーゲルシュテルン2」
両側頭部に内蔵された対空機関砲塔である。
75mm口径であった従来のイーゲルシュテルンを小口径化し装弾数の増加を図っている。
また弾芯が改良されているため小口径化による貫徹力の低下は防がれているという。

GAU8M2 52mm機関砲ポッド
ヤキン戦役戦中に完成した23機に支給されたもので01A1最初期の携帯兵装である。
本来は、GAT-333レイダガーのパイロンに設置される航空兵装の1つであ。
M703ビームライフルの量産が進むまでは、01A1の主兵装として重用された。
ビームライフルの生産技術が確立されると本銃の生産ラインは、内部構造を改めた次項MX703Gへ移行した。

MX703G ビームライフル
ユーラシア連邦の兵器改変ガイドライン71Dに準拠して試作されたシステム型ビーム兵器である。
ビーム兵器と実体弾兵器を共通プラットホームで共用する事を目的に開発された。
形状は、GAU-8M2 52mm機関砲ポッドと全く同一であり内部機構はともかく外装の共用化には成功している。
元々試作火器であるのとM703Kビームカービンがより普及したため本銃の配備は、スローターダガーなどごく1部の機体に限られた。

12.5mm対人機関銃
足の甲部に内蔵された50口径(12.5mm)の対歩兵用機関銃である。
従来のMSの装備では、対人用としてはオーバーキルとなるため用意された。
しかし50口径の機関銃はどちらかと言えば対物兵器に属されるものであり対人用としては過剰すぎる威力である。

ES01 ビームサーベル
デュエルダガーと同型のビームサーベルである。
予備と合わせて2基装備されている。
背部には、I.W.S.Pが存在するため設置箇所は両腰に変更されている。

115mm連装シヴァ
デュエルガンダムアサルトシュラウドに装備されていたシヴァを連装砲にし遠距離仕様に変更したレールガンである。
バックパックに搭載され肩越しに目標を射撃する。
同軸上にマウントされた高精度照準センサーにより超長距離射撃時の命中精度を向上させている。

M9M9ケルフス 旋回砲塔機関砲
主翼上部に搭載された実弾砲塔で360度全方向に発射可能である。
Cervusとは、ラテン語で「シカ」の意である。

名称 カラミティガンダム
型式番号 GAT-X131
分類 X100系
   指揮・白兵戦用MS
全高 18.26m
重量 81.48t
装甲材質 トランスフェイズ装甲
武装
125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲 シュラーク
580mm複列位相エネルギー砲 スキュラ
115mm2連装衝角砲 ケーファー・ツヴァイ
60mm高エネルギービームライフル
ビームサーベル×2
ビームブーメラン マイダスメッサー×2
40mm口径近接自動防御機関砲「イーゲルシュテルン2」×2
搭乗者 オルガ・サブナック

機体解説
アズラエル財団傘下のユーラシア連邦の国防連合企業体が前期GAT-Xシリーズのデータを基に開発したユーラシア版GAT-Xシリーズの1機である。