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機動戦士ガンダムRS 第十二話 モビルスーツ解説

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トランスフェイズ装甲の採用に伴う余剰電力の大半を火器に回し白兵戦による攻撃力に重点を置いた機体で視野の広い後方からの火力支援も得意とする特性から指揮官機としての側面も有している。
頭部のメインカメラ外周カバー(底面内側)には、イタリア数字で6を指す単語と共に「SEI X-131」の文字が彫ってある(GAT-Xシリーズの6機目という意味と組み合わせている)。
一方本機には、単独飛行能力が備わっていないが各部のスラスターにより地表および水上をホバー走行することは可能である。
また重武装機でありながら兄弟機の他2機よりも総重量は、低く外見上カラミティガンダムよりもスマートに見えるX103バスターガンダムと比較しても2.72トン軽かった点を活かし共闘するレイダーガンダムの背に乗ることで空中戦を強行していた。
また汎用モデルのX100系構造系譜に属する本機は、「リビルド1416プログラム」と名付けられた兵装換装方式をベースに建造されている。
これは、X105ストライクガンダムのストライカーパック・システムをより細分化させベトロニクス(FCS、モビルスーツ・オペレーション・システムなど)、アーマー部位、携行・内蔵武装ら機体内外の全てを対象に「改変」させることで万能機の開発を目指した。
しかしこの方針では、製造コストと専用部品の乱立により兵器の価値を下げるという意見が当初から多数出た。
そのためカラミティガンダムは、その高性能とは裏腹に量産されることはなかった。

武装解説
125mm 2連装高エネルギー長射程ビーム砲シュラーク
背部の連装ビーム砲である。
Schlagとは、ドイツ語で「打撃」の意である。
通常のビームライフルの2倍以上の口径と高い連射性・出力を併せ持ちエネルギー供給は、バックパック内の大容量ジェネレーターから行われる。

580mm複列位相エネルギー砲スキュラ
胸部内蔵の大出力ビーム砲である。
イージスガンダムでその威力を立証され本機の主砲として採用された。

115mm2連装衝角砲ケーファー・ツヴァイ
射角を変更できるビーム砲を搭載した攻盾システムの一種である。
Kaefer Zweiとは、ドイツ語で「甲虫」と「2」の意である。
ローラシア級の装甲部材を参考にした高い耐弾性を有する対ビームシールドで出来ており剣先状になっている先端は、近距離格闘戦時に衝角の代わりにもなる。

名称 ジャスティスガンダム
型式番号 GAT-X09A
全高 18.56m
重量 75.4t
装甲材質 フェイズシフト装甲
武装
MMI-GAU1サジットゥス 20mm近接防御機関砲×4
RQM51バッセルビームブーメラン×2
MA-M01ラケルタビームサーベル×2
MA-M20ルプスビームライフル
ラミネートアンチビームシールド
ファトゥム-00
GAU5フォルクリス 機関砲×4
MA-4Bフォルティス ビーム砲×2
特殊装備 MS埋め込み式戦術強襲機「ミーティア」(02号機)
搭乗者 アスラン・ザラ

機体解説
パトリック・ザラの指示のもと大西洋連邦が開発したG兵器のデータを注ぎ込み統合3局によって開発された試作型MSである。
兄弟機であるGATF-X10Aと共にC.E.71年4月1日にロールアウトした。
「ナチュラルに正義の鉄槌を下しコーディネイターの真の自由を勝ち取る」旗印となるべく本機GAT-X09Aは、「ジャスティス」でGAT-X10Aは「フリーダム」と命名された。
形式番号の末尾は、eXperiment Atomicを略したもので「試作機 核動力搭載型」を意味する。
分類は、装備換装型強襲用MSとも記される。
単機で多数の敵を相手に圧倒的戦闘力を示しうる対コロニー軍の切り札となるべくNジャマーの効果を打ち消す「ニュートロンジャマーキャンセラー」を搭載した核エンジンを動力とした事で無限に近いエネルギーを獲得した。
それにより兵装の大幅な出力向上と従来機を遥かに上回る稼働時間延長を両立しPS装甲もダウンする事がなくなった(ただし、弾薬、推進剤、酸素などには限りが有るため完全なスタンドアローンではない)。
安定稼働と制御を実現するため専用のモビルスーツ・ネオ・オペレーション・システム「G.U.N.D.A.M Complex」が実装されている。
また他のGAT-Xシリーズにもあったように自爆装置も備えられていた。
外見は、G兵器の特徴部分を反映しており中でも頭部にX303イージスの面影が強く見られるが胴体や脚部のフォルムは大西洋連邦在来MSのシグーやディンを連想させる意匠となっている。
フェイズシフトのカラーリングは、ピンク・レッド(ホワイト)・ダークブルー系を基調としたトリコロールである。
頭部のメインカメラ外周カバー(上部外側)には、イタリア数字で9を指す単語と共に「X-09A NOVE」の文字が彫ってある。
エターナルに属してからは、識別番号「102」を使用した。
武装は、格闘・実弾・ビーム兵器をバランス良く備えておりさらに戦術強襲機M.E.T.E.O.Rでの飽和攻撃も加味された火器の統合管制装置でもある「マルチロックオンシステム」によって多数の敵機を同時かつ精密に狙い撃つことが可能となっている。
コックピット内部は、機体の動きと連動する全周囲モニターの回転型を採用しコンソールにはマルチロックオン対応の球体型立体表示パネルが搭載され機体のポテンシャルを最大限に発揮できるよう工夫されている。
搭乗口は、人体でいう鎖骨同士の中心点付近にありシート自体が昇降して乗り降りする方式になっている。
ジャスティスガンダム最大の特徴は、後述の「ファトゥム-00」を活用した合体・分離戦法であり単機としての機動性を圧倒的に高められるだけでなく別の無人機(僚機)と連携するかのような多重攻撃に用いることも可能な点である。
多数の固定火器により高い砲撃力を有するフリーダムガンダムと比較すると単純な総合火力では、1歩及ばないものの旋回する軌道によって意識を散らせるビームブーメランも交えれば幻惑効果はさらに増すため中・近距離の格闘戦と戦術バリエーションに長けた機体となっている。
一方ファトゥムの操作ないし指示とジャスティスガンダム本体の操縦を同時複合的に行わなければならないマシン特性の難度は、想像に難くないが初陣から見事に乗りこなし盟友キラ・ヤマト駆るフリーダムガンダムの窮地を幾度も救った操縦者アスラン・ザラのセンスによってトリッキーと表現されることもある縦横無尽の空間戦闘能力は存分に発揮されC.E.71年時点における最強クラスの機動兵器と評された。

武装解説
MMI-GAU1サジットゥス 20mm近接防御機関砲
小口径だが速射性に優れるマイウス・ミリタリー・インダストリー社製の機関砲である。
頭部両側に装備される。
Sagittisとは、ラテン語で「矢」の意である。

RQM51バッセルビームブーメラン
両肩にマウントされたビームブーメランである。
Passerとは、ラテン語で「スズメ」の意である。
ビーム刃に対する干渉反応を利用し投擲軌道をコントロールすることができる。