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機動戦士ガンダムRS第48話 終わらない戦争

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 その時イザーク大尉は、自分たちが実体弾で撃たれているのに気付いて振り返った。
すると1機のユーピテルがマシンガンをこちらに撃っていた。

           ※

 そのユーピテルのパイロットは、120mmマシンガンの弾数が残り少ないことを承知していた。
さらにバルカン・ポッド・システム、4連グレネード、ユーピテル・バズーカとショットランサーも弾切れだった。
しかしビームサーベルがあるため何とかなると考えていた。

           ※

 イザーク大尉は、175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルを撃とうとしたが破壊されてしまった。
「逃げろ、イザーク」
 ディアッカ大尉は、このままでは2人とも死ぬと判断していた。
しかし仲間を見捨てないイザーク大尉は、イーゲルシュテルンを撃ちユーピテルを撃退しようとしていた。

           ※

「戦争がなければこの才能は、活かされなかった」
 サオトメは、そういうとメガビームライフルで攻撃し続けた。
改良型換装型ガンダムは、ビームと実体弾による一斉射をしてきたが回避した。
「凡人は、俺たちみたいなものに憧れるだろう」
 サオトメは、悲しそうに自論を始めた。
「そんなこと」
 改良型換装型ガンダムのパイロットは、否定するとビームソードで迫ってきたビームを切り防いだ。

           ※

 アークエンジェルのブリッジでは、皆が固唾をのんで見守っていた。

           ※

「故に俺たちがこうして才能を発揮しているのは、許されないのかも」
 サオトメは、どこか悲しく言うと改良型換装型ガンダムのバックパック右側のスラスター部分を破壊した。

           ※

 リード中将は、ダブルメガビームライフルで新型モノアイ量産機を1機撃墜した。

           ※

 イザーク大尉は、フェイズシフトを展開しているデュエルガンダムでフェイズシフトダウンしたバスターガンダムをかばっていたがデュエルガンダムのバッテリーも危険領域に突入寸前でありこのままでは2人とも戦死してしまう状況だった。
何とか生き延びる方法は、ないかと周囲を見た。
するとバスターガンダムの超高インパルス長射程狙撃ライフルが目に留まった。
「そいつをよこせ」
 イザーク大尉は、デュエルガンダムに超高インパルス長射程狙撃ライフルを持たせた。
GAT-Xシリーズは、共通規格のコネクターを内蔵したマニピュレーターを採用しているため各機の手持ち武装の流用が可能だった。
ユーピテルは、とうとうマシンガンを全て撃ち尽くしたのかビームサーベルを持った。
「こんな奴に」
 そして超高インパルス長射程狙撃ライフルを撃とうとしたとき敵もイザーク大尉の思惑に気付きビームサーベルを投げた。
超高インパルス長射程狙撃ライフルは、見事ユーピテルに命中したが投げつけてきたビームサーベルもデュエルガンダムの左肩に命中した。
ユーピテルが爆発した直後デュエルガンダムは、フェイズシフトダウンした。
2人は、疲弊しきっていた。

            ※

 フレイ少尉は、ガンダムサイガーの猛攻を紙一重で回避し続けていた。
「あなたは・・・それでもあなたは、その力だけがあなたの全てじゃないはず」
 フレイ少尉は、サオトメの人間性を信じた。
そして再び60mm高エネルギービームライフル、クスィフィアスレール砲とシヴァを同時に撃ったが回避された。
「それが誰に解る?」
 サオトメは、どこか諦めたようにいいビームライフルを連射してきた。
「何が解る」
 サオトメは、そういうとガンダムサイガーは一斉射をしてきた。
その気迫にフレイ少尉は、完全に押されていた。
フレイ少尉は、反撃にクスィフィアスレール砲を撃ったが回避された。
「解らないさ」
 フレイ少尉は、ビームライフルの連射攻撃の嵐の中三度60mm高エネルギービームライフル、クスィフィアスレール砲とシヴァを一斉に撃った。
さらにシュベルトゲベールでビームを弾いた。
「誰にも」
 ガンダムサイガーがアヴェンジャーストライカーパックの右スラスターを切られた。
「フレイ」
 その時通信からキラ大尉の声が聞こえた。
その発信源を見るとフリーダムガンダムがこっちに向かっていた。
「キラ」
 フレイ少尉は、アヴェンジャーストライカーパックをパージさせフリーダムガンダムに向かった。
直後アヴェンジャーストライカーパックは、爆破した。

            ※

 キラ大尉は、ガンダムサイガーがストライクアヴェンジャーに切りかかろうとしているのに気付いた。
そのためガンダムサイガーにフルバーストモードを撃ったがシールドで防がれたもののガンダムサイガーは、バランスを崩した。
その隙に2人は、互いに再会を喜び合った。
しかし体勢を立て直したガンダムサイガーにストライクアヴェンジャーが切られ撃墜された。
「フレイ」
 キラ大尉は、絶望しながら戦友の名を叫んだ。

            ※


 サオトメは、キラに見せしめとして目の前で友軍機を撃墜しようと考えた。
そしてメガビームライフルをマウントさせるとカスタム・ビームザンバーを持たせ接近した。
しかしそれに気づいたキラが一斉射で攻撃してきた。
メガビームシールドで防いぎ体勢を崩したふりをした。
直後改良型換装型ガンダムに再び接近しカスタム・ビームザンバーで背後から切り撃墜した。
その時通信が開いた。
「こちらη艦隊。
現在ドゴス・ギアもどきとオーブ宇宙戦艦を突破できずコロニーレーザーもどきに向かえません。
援護をお願いします」
 それは、敵艦隊が突破できない友軍からの支援要請だった。
「了解」
 サオトメは、そういって通信を切るとアーガマもどき撃沈は諦めドゴス・ギアもどきとオーブ宇宙戦艦の撃沈のため急いだ。

            ※

 ストライクアヴェンジャーが撃墜された光は、アークエンジェルでも確認できた。
「フレイ」
 サイ二等兵が恋人の心配をした。

            ※

 それは、イザーク大尉とディアッカ大尉も確認した。

            ※

「フレイ」
 キラは、悲しみのあまり絶叫した。
いまだ眼前で起きた出来事が受け入れられない状況だった。
(キラ)
 キラの目の前では、フレイがいたが幻影のためキラには見えなかった。
「そんな・・・フレイこんな・・・」
 キラは、夢であってほしいと願い続けていた。
(ありがとう。
ごめんね)
 フレイは、キラに感謝の言葉を述べた。
「どうして」
 キラは、なぜフレイが死なねばならなかったのか解らなかった。
(もっと早く友達になりたかった)
 フレイは、キラとの出会いの遅さを嘆いた。
「どうして君が・・・フレイ」
 キラは、フレイに届かぬ質問をした。
(楽しかった。
サイから話は、聞いてたけどずっと知らなかったから。
私は、何も知らなかったから)
 フレイは、キラたちに出会う前のことを話した。
「 フレイ」
 キラには、フレイの姿が見えないはずなのにその叫びはあたかも目の前のフレイに叫んでいるようだった。