二次創作小説やBL小説が読める！投稿できる！二次小説投稿コミュニティ！

しかし2回目の斬撃でつばぜり合いになった。
「これが定めさ。
知りながらも突き進んだ道だろう」
　サオトメは、何かの理を言った。
「なにを？」
　キラ大尉は、サオトメが何を言っているのか解らなかった。
「正義と信じ解らないと否定し、調べず、聞かず。
その果ての結果が大量破壊兵器による皆殺し」
　2機は、一度距離を取った。
「誰かがその因果を断ち切らなければならない」
　再びガンダムサイガーは、オールレンジ攻撃をしてきた。
回避し続けたが途中何発かが回避できずにラミネートアンチビームシールドで防いだがビームの出力が高くラミネートアンチビームシールドは、多少溶解した。

　　　　　　　　　　※

　1機のユーピテルが1機のジンをビームサーベルで貫き撃墜した。
直後そのユーピテルが1機のゲイツのエクステンショナル・アレスターEEQ7Rで両腕を拘束された。
しかしそのゲイツは、パワーダウンしているのかビームを形成しなかった。
チャンスとみてスラスターを逆噴射して脱出すると見せかけて一気に距離を詰めるとコックピット部分をビームサーベルで貫き撃墜した。

　　　　　　　　　　※

「何をしている。
急げ。
これで全てが終わるのだぞ」
　ザラ大統領は、オペレーターをせかした。
そこに側近が血相を変えて入室してきた。
「報告します。
コロニー軍の大量破壊兵器部隊が先ほど確認されました。
照準は、このヤキン・ドゥーエです」
　その報告にザラ大統領は、驚き思わず立ち上がった。

　　　　　　　　　　※

　アークエンジェルも機関部の修理が終わりジェネシス防衛のため戦場に向かっていた。
　モビルスーツデッキでは、ディアッカ大尉とイザーク大尉が話をしていた。
「フリーダムは？」
　ラミアス艦長がミリアリア二等兵に質問した。
「解りません。
エターナルもクサナギも」
　ミリアリア二等兵の声は、今にも泣きそうな声だった。
「キラ」
　サイ二等兵もキラ大尉の心配をした。

　　　　　　　　　　※

　キラ大尉は、オールレンジ攻撃を回避し1発をラミネートアンチビームシールドで防いだがもはやラミネートアンチビームシールドの耐久力はなかった。
「ならば貴様が今すぐ死ね」
　キラ大尉は、サオトメにどす黒く言った。
「残念だが俺1人の軍人が死んだところで戦争は、終わらない」
　サオトメは、残念そうに答えた。
「そうやって死ぬのが怖いだけだ」
　キラ大尉は、ガンダムサイガーにフルバーストモードを撃ったが回避された。
「貴様は、コロニー軍そのものだ」
　キラ大尉は、サオトメを憎んでいたがサオトメの力は評価していた。

　　　　　　　　　　　※

　1機のユーピテルは、1機のジンにビームサーベルで切ろうとしたが上昇し攻撃を回避された。

　　　　　　　　　　　※

　キラ大尉は、ガンダムサイガーのオールレンジ攻撃を回避し続けていた。
「それは、過大評価だよ」
　キラ大尉は、サオトメの言葉に反論できなかった。

　　　　　　　　　　　※

　ザラ大統領は、その報告に呆然自失になってしまった。
「大統領」
　側近がザラ大統領を心配した。

　　　　　　　　　　　※

「それは、憎しみの目と心を持ったものの偶像の産物さ」
　サオトメがそういうとキラ大尉は、とうとうフリーダムガンダムの右足にビームの直撃を受けてしまった。
「憎しみがあるからこそ憎しみの産物を事実として押しつける」
　サオトメがそういうとビームが来たのでラミネートアンチビームシールドで防いだがラミネートアンチビームシールドは、弾かれた。
「それでもそれが事実だ」
　キラ大尉は、そう叫ぶとラケルタビームサーベルを左手に持たせて切りかかった。
しかしシールドで防がれた。
「やっぱりか。
所詮人は、己の知ることしか知らないからな。
スーパーコーディネイターである君にも思い当たる節があるのでは？」
　再びオールレンジ攻撃が再会された。
その瞬間キラ大尉は、これまでスーパーコーディネイターであるために経験した嫌な想い出が次々に思い出された。
「やはり図星だったか。
そうさ、人は他人を思いのほか特徴で偶像化してしまう。
そんな偶像化によってどれほどを殺し合ってきた？」
　サオトメは、キラ大尉がしていることこそ戦争の根源であると説いた。

　　　　　　　　　　　　※

　1機のユーピテルは、1機のジンに4連グレネードを撃ったがマシンガンで迎撃された。

　　　　　　　　　　　　※

　ザラ大統領は、少し正気を取り戻した。
「奴等が、敵はまだそこにいるのに何故それを討てない？
討たねばならないのだ。
討たれる前に
敵は、滅ぼさねばならない」
　ザラ大統領は、ヤキン・ドゥーエの自爆装置を起動させようとした。
「議長、既に敵は大量破壊兵器の使用準備を完了しているとの報告があります。
どんなに最短な自爆シークエンスをしても間に合いません」
　側近がそれに気付き無駄な行為であると説明した。
「コーディネイターが世界を導く運命なのだ。
必ずや間に合う。
総員撤退、ヤキン・ドゥーエを自爆させジェネシスを発射する」
　ザラ大統領は、皆に総員撤退命令を出した。
皆は、その指示に従い司令室を出て行った。
　ヤキン・ドゥーエからは、続々と艦船や兵士がつかまったワイヤーを引っ張るモビルスーツが多数が脱出した。
「撤退なのか？」
「隊長」
「本部、命令は？」
　ヤキン・ドゥーエの放棄は、兵士たちの士気を大いに低下させ指揮系統を混乱させた。

　　　　　　　　　　　　※

　エターナルとクサナギの防衛エリアにアークエンジェルが到着した。
「アークエンジェル」
　それは、バルトフェルド艦長も確認できた。
デュエルガンダムは、ストライクガンダムの57mm高エネルギービームライフルと対ビームシールドを装備して出撃していた。
「キラ君達は？」
　その時エターナルにアークエンジェルから通信が入った。
「わかりません。
ヤキン・ドゥーエは、放棄されたのですか？」
　ここでも情報は、錯綜しており正確な情報は得られなかった。

　　　　　　　　　　　　※

　1機のジンは、1機のユーピテルに接近すると重斬刀でユーピテルの右腕を切りバランスを崩したところをコックピット部分を重斬刀で貫き撃墜した。

　　　　　　　　　　　　※

　アスラン中佐は、93.7cm高エネルギー収束火線砲でガンダムユベリーグンに撃ったが回避された。
「お前たちがいるから戦いが終わらないんだ」
　アスラン中佐は、憎しみをガンダムユベリーグンにぶつけた。
「戦火を拡大させたのは、お前たちだろ？」
　パイロットは、自分たちこそ被害者だと主張した。
「始めたのは、お前たちだ」
　アスラン中佐は、そういうとビームソードを展開して3回切りかかったが回避された。
「憎しみだけで物事を見るな」
　パイロットが知ったように言った。
「黙れ」
　アスラン中佐は、そういうとビームソードで切りかかったがガンダムユベリーグンも大型ビームサーベルを展開してつばぜり合いになった。
2機は、一度距離を取るとアスラン中佐はガンダムユベリーグンに一斉射をしたが回避された。