機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
名称 カオスガンダム
型式番号 GAT-X14S
全高 17.43m
重量 91.61t
装甲材質 ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
武装
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
MA-BAR721 高エネルギービームライフル
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
EQFU-5X 機動兵装ポッド×2
(MA-81R ビーム突撃砲×1)
(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル×12)
MA-XM434 ビームクロー×2
MMI-RG330 巡航機動防盾
(MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2)
搭乗者 スティング・オークレー
機体解説
「GAT-X14S カオスガンダム」は、地球軍がスウィート条約締結後に開発した「セカンドシリーズ」と言われるMS群の内の1機である。
同時に5機が設計されたこのシリーズは、多分に実験機的要素を含んだ機体であり本来この機体はMAへの変形機構も計画された。
しかし設計段階で重大な欠陥が見つかりMAへの変形機構は、オミットされドラグーンシステムを改良した機動兵装ポッド等が採用された。
また形式番号の「X」は実験機であること、「1」はMS系、「4」は開発ナンバー、「S」は「Second stage」をそれぞれ示している。
カオスガンダムは、来るべきコーディネイターとナチュラルとの最終戦争において「混沌」とする戦局を駆け抜け地球軍を勝利へ導くことを期待されている。
武装
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
頭部に4門内蔵されたCIWSである。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門装備されているCIWSである。
MA-BAR721 高エネルギービームライフル
高速戦闘に適した専用ビームライフルである。
MA-M941ヴァジュラビームサーベル
アビスガンダムを除くセカンドステージシリーズに共通採用されたビームサーベルである。
EQFU-5X 機動兵装ポッド
大気圏内飛行を可能とする高推力スラスターを備えるドラグーンの発展兵器である。
使用の際には、量子通信で相当量のエネルギーを消耗するものの最大の特徴としてパイロットが特別な空間認識能力を持たずとも使用出来るようになっている。
類系兵器のGDU-X5突撃ビーム機動砲やスーパードラグーンといった新型が次々に台頭していった中にあっていずれも大気圏内での自律浮遊能力を持たなかったのに対し本機だけは、可能だったが実際の使用回数は極僅かだった。
MA-81R ビーム突撃砲
ポッド内蔵のビーム砲である。
発砲時は、内部に格納された砲身が伸長する。
AGM141ファイヤーフライ誘導ミサイル
ポッド内蔵の誘導型ミサイルである。
ブラストインパルスガンダムにも同型の装備が採用されている。
MA-XM434 ビームクロー
両膝と爪先のクローから出力されるビームクローである。
蹴撃に連動して使用される。
イージスガンダムのビームサーベル発生装置と類似している。
MMI-RG330 巡航機動防盾
左腕にマウントされる対ビームコーティング仕様の防御兵装である。
他にも機関砲を内蔵しており牽制やミサイル等の迎撃にも使用される。
MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲
前大戦当時の後期大西洋連邦製ガンダムやゲイツの頭部に採用されたものと同じ対空迎撃用機関砲である。
シールド表側に2門装備されている。
名称 アビスガンダム
型式番号 GAT-X31S
全高 17.84m
重量 92.39t
装甲材質 ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
武装
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
MA-X223E 3連装ビーム砲×2
MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷×4
M68 連装砲×2
M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
MX-RQB516 ビームランス
搭乗者 アウル・ニーダ
機体解説
大西洋連邦軍がインパルスガンダム・カオスガンダム・ガイアガンダム・セイバーガンダムとともに開発した最新鋭MS「セカンドステージシリーズ」の1機である。
「GAT-X31S アビスガンダム」は、それぞれが特徴的な形態を持つセカンドステージシリーズにおいてもきわめて特異な存在と言えないだろうか?
過剰と思えるほどのビーム兵器と海中戦闘の魚雷を併せ持つ機体は、その主戦場を考えれば明らかに汎用機として想定している。
現大西洋連邦大統領のギルバート・デュランダルは、穏健派と言われるが少なくとも設計陣は明らかに「やる気」であったようだ。
特に高性能な水中用MS開発に関しては、前大戦後期の「第2次カサブランカ沖海戦」ではユーラシア連邦に作戦の主導権を握られてしまった。
これに対するリベンジの意味合いが強かったようだ。
武装
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
頭部ブレードアンテナ上部に装備された近接防御火器である。
主にミサイル等の迎撃に使用される。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
セカンドシリーズ共通の近接防御火器である。
肩部に2門を内蔵する。
MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
胸部内蔵の大出力ビーム砲である。
本機最強の装備でありエネルギー変換効率の改善により前世代の核動力型MSにも劣らぬ出力を誇る。
M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
背部の可動式2連装ビーム砲塔である。
フリーダムガンダムに採用された「M100」の省電力化モデルである。
ビーム兵器であるため水中戦では、使用出来ないが浅水域からの対空攻撃に威力を発揮する。MA形態時は砲身が転回し砲門が前方を向く形をとる。
MX-RQB516 ビームランス
ビーム刃と実体刃を複合装備させた槍状装備である。
機体の全高に匹敵するリーチを持ち柄部分は、対ビームコーティングがされておりビームサーベルを受け止める事が可能となっている。
水中で使用可能な格闘兵装として実体剣部を先端に備え水中であっても地上と同様に槍としての使用を可能とする。
MA形態時は、実体剣部分が機体最前部に来る形で機体下部にマウントされる。
本来遠距離砲戦型のアビスガンダムが敵MSと接近戦になった場合相手と広い間合いを取る事により戦闘を有利に進めるための装備である。
同様の装備としてブラストインパルスガンダムのデファイアントビームジャベリンがある。
MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
MA時の主兵装で両肩のシールドに内蔵されている。
発射口は、左右合わせて4門ある。
MA-X223E 3連装ビーム砲
両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲である。
左右計6門のビーム砲を一斉発射する事で広域に存在する目標に対し同時攻撃が出来る。
カリドゥスやバラエーナ改と同時使用も可能となっている。
M68 連装砲
両肩シールドに装備される武装で砲門数は計4門である。
実弾兵器として炸裂式の砲弾を装填しており威力は高い。
水中でも使用可能となっている。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一