機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
MA形態時には、変形機構上砲門が進行方向と逆の真後ろに来る。
この事を利用し劇中では後方の敵機に対して発射するというトリッキーな用い方もなされた。
両肩部シールド
MA-X223E 3連装ビーム砲やM68 連装砲と共に外装にヴァリアブルトランスフェイズ装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾である。
MA形態時は、頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗減免のためのフェアリングとして機能すると同時に前方及び側方の対ビーム防御を兼ねる。
尚あくまでもアビスガンダムのパーツの一部という位置付けで装備としての固有の名称は、ない。
名称 ガイアガンダム
型式番号 GAT-X88S
全高 17.80m
重量 69.85t
装甲材質 ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
武装
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
MA-BAR71XE 高エネルギービームライフル
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
MMI-RS1 機動防盾
MA-81R ビーム突撃砲×2
MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド×2
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS×4
搭乗者 ステラ・ルーシェ
アンドリュー・バルトフェルド
機体解説
地球軍がインパルスガンダム・カオスガンダム・アビスガンダム・セイバーガンダムとともに開発した最新鋭MS「セカンドシリーズ」の1機である。
スウィート条約締結によるMS開発のネックをクリアすべく設計局が出した回答の1つが「単機で複数の機能を有するMSの開発」すなわち基本と言える「汎用性」と特殊環境における「特化性」を併せ持った「セカンドシリーズ」であった。
ガイアガンダムは、前大戦のアフリカ前線で多大な戦果を上げた(サオトメにこそ惨敗したもののスエズ攻防戦でコロニー軍のMMを多数撃墜させたことを嚆矢とし各前線で有用性は、実証されている)四足獣型MS「GAT/A-802 バクゥ」の傍流とも言える機体である。
武装
MMI-GAU25A 20mmCIWS
頭部に2門内蔵されるCIWSである。
MA形態時は、頭部が格納されるため使用不能である。
MA-BAR71XE 高エネルギービームライフル
中距離用の射撃武装である。
基本構造は、他のセカンドシリーズのライフルとほぼ同じだが外装や照準センサーを地上戦用に特化している。
MA形態時は、右肩に固定して使用する。
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
両腰部にマウントされる斬撃武装である。
アビスガンダム以外のセカンドシリーズに装備されているサーベルと同型である。
手持ち装備ゆえMA形態では、使用不可能である。
MMI-RS1 機動防盾
表面に対ビームコーティングを施した防御装備である。
MA形態時は、腹部の増加装甲となり下方の攻撃からコクピットを保護する。
MA-81R ビーム突撃砲
背部に2門装備されたビーム砲である。
主にMA時の主砲として使用されるがMS時も使用可能である。
カオスガンダムのEQFU-5X 機動兵装ポッドにも同型のビーム砲が装備されている。
MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド
背面の姿勢制御ウイング前面に展開されるビームエッジである。
バクゥの口吻部ビームサーベル同様擦れ違い様に敵機を切り裂く事を目的としている。
MS・MA両形態で使用可能である。
MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
MA形態時の頭部に4門装備されるCIWSである。
近接防御の他に装甲車等への攻撃にも使用される。
名称 セイバーガンダム
型式番号 GAT-X29S
全高 18.61m
重量 77.13t
装甲材質 ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
武装
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
MA-BAR70 高エネルギービームライフル
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
M106 アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲×2
MA-7B スーパーフォルティスビーム砲×2
MMI-GAU2 ピクウス 76mm機関砲×2
MMI-RD11 空力防盾
搭乗者 アスラン・ザラ
機体解説
大西洋連邦がユニウス条約締結後に新たな設計思想のもとに開発したMS群が「セカンドシリーズ」である。
「GAT-X29S セイバーガンダム」もこのカテゴリーに属する機体であるがカオスガンダムの欠陥が見つかったため急きょ開発が決まった。
しかしインパルスガンダム、カオスガンダム、アビスガンダム、ガイアガンダムの設計ノウハウが活かされたため4機より高性能な機体に仕上がった。
セイバーガンダムは、形式に「2」を持つ唯一の機体であり続く開発ナンバー「9」を見る限り完成を見た5機の中でも後期に設計されていたと推測ができる。
この機体は、MAへの変形機構を有しているがほかの4機に比べそれ以外の特殊兵装が少ない。
しかし逆に言えばそれだけ機体自体の性能が高く逆にパイロットを選ぶMSなのかもしれない。
武装解説
MMI-GAU25A 20mmCIWS頭部内蔵の対空機関砲
MA時は、砲口がシールドで覆われるため使用不能である。
MA-BAR70 高エネルギービームライフル
MA(マティウス・アーセナリー)社製のビームライフルである。
他のセカンドシリーズ用ライフルと共通の機構を持つ。
セカンドステージシリーズのビームライフルは、この「MA-BAR70」をベースに各々の運用形態に適したアレンジが加えられている。
MA時は、左肩アーマーに固定される。
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
アビスガンダムを除くセカンドシリーズ共通の格闘武装である。
両肩アーマーに格納される。
M106 アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲
背部に接続された2門の大出力ビーム砲である。
フリーダムに装備された「M100 バラエーナ」の改良型でエネルギー変換効率の向上により核動力機と遜色ない威力を持つ。
MS形態では両脇に抱えるまたは、両肩に乗せる形で使用する。
MA-7B スーパーフォルティスビーム砲
アムフォルタス砲身と同軸上に設置されたビーム砲である。
ジャスティスの「MA-4B フォルティス」をバッテリー動力用に改良した装備で威力重視のアムフォルタスと対照的に連射性能を重視している。
またただ攻撃に使用するだけでなくまず本装備を射撃してターゲットの照準を確認しアムフォルタス発射時の命中率アップを狙えるなどレーザーサイト的運用も可能である。
MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
大西洋連邦後期ガンダム目の機体やゲイツと同型の対空機関砲である。
MA時の機首部分(MS時の頭部後方ブロック)に2門を内蔵する。
MMI-RD11 空力防盾
左腕に装備される対ビームコーティングシールドである。
MA時は、機体下面に装着され死角からの攻撃に対応するとともに整流効果を担っている。
名称 ザクウォーリア
型式番号 GAT-1000
全高 17.19m
20.4m(ブレイズ時)
20.5m(ガナー時)
19.1m(スラッシュ時)
重量 73.09t
89.59t(ブレイズ時)
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一