機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
改修前と同一の装備だが機体背部のバックパックに着脱式ののフレキシブルアームユニットを介して接続するという珍しい構造を持ち通常時は、背面に回り込むことによってシールドレス時と等しく腕の可動領域を阻害しない防御行動を獲得した。
さらに伸縮機能を備えている。
ビームサーベル
元となったデュエルガンダムでは、バックパックに付属していたが本機では、両ヒザに装備している。
両脚にもクローを発振源とするビームサーベルが存在する。
脚のビーム刃は、爪先部分から出力するため蹴りに連動して使うこともできる。
ヴェルデバスターガンダム
型式番号 GAT-X103AP
全高 18.46m
重量 99.36t
装甲材質 ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
武装
220mm径6連装ミサイルポッド×2
350mmガンランチャー
94mm高エネルギービーム砲
大型ビームライフル×2
ビームサーベル×2
搭乗者 ディアッカ・エルスマン
機体解説
地球連合軍がアシモフ設計局を中心とした複数企業の技術協力を受け推進したエースパイロット用カスタマイズMS開発計画―通称「アシモフ・プロジェクト」に基づきバスターガンダムを改造した機体である。
後方支援を主任務とし大幅な火力の増強が行われている。
ベース機の主兵装である収束火線ライフル及び350mmガンランチャーは左右肩部にそれぞれ固定されたため対装甲散弾砲及び超高インパルス長射程狙撃ライフルへの合体機構は、オミットされてしまったが新武装として腰部フレキシブルジョイントアームに「大型ビームライフル」を2挺装備することで総合的な火力は向上した。
更に武装追加によって複雑化した火器管制をまかなうべく最新型のFCSを搭載した。
センサー類の改修に伴い命中精度は、大幅に向上した。
また重量増加によって低下した機動性を補うべく両肩に可動式のスラスターを設置した。
各部の装甲形状も見直され特に頭部メインセンサーの保護バイザーは、顔面をほぼ覆うほど大型化しているのが特徴である。
機体名の「ヴェルデ」は、イタリア語で「緑」を意味する。
武装解説
220mm多目的ミサイル6連装ポッド
ベース機に引き続き採用された両肩アーマー内のミサイルポッドである。
350mmガンランチャー
ベース機右腰のガンランチャーを右肩上部に配置変換した物で基本的に改修前と同一の装備である。
94mm高エネルギービーム砲
同じくベース機左腰の収束火線ライフルを左肩上部に移設した装備である。
なおこれらの改修によってガンランチャーとライフルの前後連結機能は、失われている。
大型ビームライフル
火線ライフルとガンランチャーに替わって新規装備された両腰のビームライフルである。
FCSの大幅な改良によって更なる高精度射撃が可能である。
更に左右ライフルを平行に連結することで長射程用の連装キャノンモードとなる。
ビームサーベル
腕部に装備された近接武装である。
装備位置は、バスターダガーと変わらないが本機は装着したままビームを発振出来る。
さらにホルダー基部を回転し古武術の「トンファー」に似た使い方が可能となっている。
名称 イレイザム
型式番号 GAT-515
全高 17.71m
重量 46.40t
武装
ビームライフル
ビームサーベル×2
トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器×2
対ビームシールド
フラッシュエッジビームブーメラン×2
少数量産型ファントム
フォルクリス 機関砲×4
ケルフス 旋回砲塔機関砲×2
クスィフィアスレール砲×2
スーパーフォルティス ビーム砲
機体解説
ファントムペイン専用機として開発された機体である。
ヤキン・ドゥーエ戦役で多大な戦果を挙げたフリーダムガンダムとジャスティスガンダムの特性を足しさらに大幅な省電力化が図られている。
バックパックは、ファトゥム-00の少数量産型を装備している。
量産型にあたって切り離しは、オミット化されている。
デスティニーガンダム
型式番号 GAT-X42S
分類 高機動試作機
ガンダム
セカンドステージシリーズ
所属 地球連合軍
強襲揚陸型MS戦艦ミネルバ→宇宙要塞メサイア
全高 18.08m
重量 79.44t
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源 スーパーNジャマーキャンセラー
OS MOBILE SUIT NEO OPERATION SYSTEM
Ver.1.62 Rev.29
武装
MMI-GAU26 17.5mmCIWS×2
MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
攻防一体型アンチビームシールド
MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置×2
G14X31Z スクリーミングニンバス
MMI-X340 パルマフィオキーナ掌部ビーム砲×2
RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン×2
MMI-714 アロンダイト ビームソード×2
テレスコピック延伸式ビーム砲塔×2
MA-M942 ヌーベルヴァジュラビームサーベル×2
MMI-M15 クスィフィアスレール砲×2
MA-XM445 ビームクロー×2
搭乗者 マユ・アスカ
機体解説
本機は、大西洋連邦大統領ギルバート・デュランダルの指令により開発された機体である。
当初のコンセプトは、GAT-X56Sインパルスガンダムがシルエット交換によってなしえていた多様性を一機の中に集約することであった。
そのため開発はインパルスガンダムをベースとしてフォース、ソード、ブラスとの各シルエットを統合した「デスティニーシルエット」の形で開始された。
完成したGAT-X56S/θデスティニーインパルスガンダムは、4機が試作されたが運用データからインパルスガンダムをベースとするよりゼロから新規設計したほうがより高性能機になるとの判断が下され開発は全く新しい機体であるGAT-X42Sデスティニーガンダムへとシフトする。
新たなスタートを切ったデスティニーガンダムの開発では、開発指令を発した大統領から「最高の技術を盛り込む」ことが求められた。
これは、スウィート条約によって禁止された各種技術の搭載を意味していた。
結果完成したデスティニーガンダムは、核エンジンとバッテリーによるハイブリッドエンジンを搭載しさらにミラージュコロイドステルス技術を応用した光学残像を形成する分身機構を持っていた。
加えて非軍事組織であるDSSD(深宇宙探査開発機構)が独自開発したGSX401FWスターゲイザーに搭載されたヴォワチュール・リュミエールの技術をも転用した。
高速移動時には、背中のウイングから光の翼が出現する。
独自の推進システムの構築に成功している。
開発陣は、これらやセカンドシリーズの発展転用だけでなく掌部にビーム砲を搭載するなど他の機体には見られない独自システムも多数搭載している。
これらは、「モビルスーツによる戦闘運用の新たなる創造」でありデスティニーガンダムは、それまでの機体とは全く違う戦闘をも可能な機体となった。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一