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ずっと一緒に…

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また大輝との休みの前日。

大輝の家で、
先日ゆゆかちゃん達と話したことを
大輝に伝えた。

「俺はなんでもいい。」

すずめは、この間ゆゆかちゃんが
言ってたことを思い出して


「ホントに言った。」

と笑った。


「何が?」

と大輝は怪訝な顔をしたが、

「猿丸にはオレがケーキ頼んどくわ。」

とすぐに電話してくれた。


猿丸は、実家のケーキ屋で
パティシエになっていた。

電話口でうるさく喜ぶ声が聞こえた。

「アイツのデカイ声は
なんとかなんねぇのかな。」

とブツブツ言いながらも
大輝は嬉しそうだった。


おじさんにはカフェを借りれないか
お願いしたら、すぐ貸し切りOKの
返事をもらった。


式はカフェの近くの教会で行い、
その後カフェに移動して
披露パーティをすることになった。


よし、段取りOK!!

と思っていると、ふいに大輝が
思わぬことを口にした。


「なぁ、獅子尾…先生呼んでいいか?」


大輝の言葉にすずめはビックリした。


「いい…けど…もう7年も経ってるし。
でも大輝はいいの?」


「まぁ、あんときアイツが
オマエの手を離したから
オレにチャンスができたんだし。」


「アイツが来れば、だけど。」


来てくれるかな…先生。


招待客のリストに
獅子尾先生が加わった。

作品名:ずっと一緒に… 作家名:りんりん