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クリスマスの約束

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「何?」

「ん。」

馬村は肘をにゅっと軽く曲げ、
腕に隙間を作って見せる。

「この間の、もう1回。」

馬村は耳まで赤くなっていた。

前にすずめの家に
馬村が初めて来た時、

腕を曲げてもらって
すずめがふいうちで
抱きついたのだ。

「えっ!あれを?」

すずめが躊躇っていると

「早くしろよ。
この格好恥ずい…」

馬村はしびれを切らして急かす。

「えっあっ…
じゃあ、させていただきます。」

と言ってすずめは
馬村の腕の間に自分の腕を通し、
馬村に抱きついた。

「ぷっなんだそれ。」

「だって改まると恥ずかしい。」

二人とも顔が真っ赤だった。


「メリークリスマス。」

そう言いながら、
馬村はすずめを抱きしめた。

「メリークリスマス。」

すずめもそう返して、
馬村の背中に回した手を
ギュッと強くした。

作品名:クリスマスの約束 作家名:りんりん