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好きのカタチ

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学校が終わって
またシュウが

「すずめちゃーん。」

とやって来た。


「昨日大輝に何言ったの?!」

とすずめはシュウを
問い詰める。


「さぁ、何言ったかなぁ。」

と、とぼけるシュウ。

「っ!」

すずめはバッグをもって
走って学校の入口まで走った。

昨日のお酒のせいか、
頭がガンガンしてきた。


フラッとしたとき、
腕をぐっとつかまれ、
誰かにすぐに路地裏に
連れていかれた。

「? ? ?」

見上げると、
大輝だった。

「大輝?!」

「アイツ、ついてきてねえ?」

「大輝!昨日ごめん!
私、その…記憶なくて…」

「バカ。
飲めねえくせに
飲むんじゃねえよ。」

「でもコップ半分しか
飲んでないのに…」

「……その割には
まだ酒くせえぞ。」

「えっ!」

と言ってすずめは
口を押さえる。

「…ウソ。」

「なっ!」

大輝は口を押さえた
すずめの手を外して
その唇を塞ぐ。

「んっ。」

唇を離して
また二人はホッとする。

「酒、弱かったんだな。」

「そのようです…。」

「これから気を付けろよ。」

「うん。大輝…昨日
シュウがなんか大輝に
変なこといったって…」


「……。」

「おまえを奪うって
言われた。」


「何それ。奪われないし。」


「奪わせねぇし。」

また大輝はすずめにキスをする。

「しばらくアイツ撒けよ。」


「そこまでしないとダメかな?」


「昨日、オレ達が乗ったタクシーを
自転車で追いかけてきたぞ。
アイツ。」


「ひえっ!」


「オレ、しばらくバイト休めないか
店長に聞いてみるから。」


「え…」


「アイツが諦めるまで
一緒にいる。」

「学校違うくらいで
今さら手離せるかよ。」


「うん…」

すずめはその言葉が
すごく嬉しかった。

「今日は送れないから
気をつけて帰れよ。」


「わかった。」

大輝はそう言って
バイトに行ってしまった。

作品名:好きのカタチ 作家名:りんりん