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友達以上恋人未満

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放課後、カメがみんなで帰ってると、
下駄箱に猿丸がいた。

「じゃあ、私犬飼と帰るから〜」

ツルが一抜けする。

「えっ?」


「私もちょっと約束が…」

ゆゆかが抜ける。

「は?」


「ごめん、カメちゃん。
私も馬村と帰り
寄るとこあるから…」

「なんだ?貴様らー!」

カメは焦った。


「アンタ達がぎこちないの、
こっちもやりづらいから、
くっつくにせよ、
くっつかないにせよ、
なんとかしなさいよ。」

と、ゆゆかはそう言って
去っていった。


「亀吉…」

猿丸がカメに気づいて
声をかける。

「…ごめん。今朝は避けちゃって。」

「いや、オレのほうこそ
昨日ごめん。」

一緒に帰りながら
お互いに謝るが、
いつものノリじゃないので
なんだか違和感がある。


「ほら、あれだ。
一瞬の気の迷いっつーかさ!
オマエが小田原に
告白されてんの、
真っ赤になってて
一瞬かわいいとか思っちゃって。
今までそんなこと思ったこと
ないのにさ。
だから、やっぱり、
友達でいよ?
どうかしてた、オレ。」

というが早いか、

バチコーン!!と

亀吉の手が
猿丸の左頬に
クリーンヒットした。


「ってえ!」

「サイテーだな!」

そう言ってカメは
1人で怒って帰っていった。

「え…余計悪くした?」

左頬を押さえながら、
猿丸は呆然とした。


作品名:友達以上恋人未満 作家名:りんりん