届かない想い
「なんだよ。」
今朝は避けたのに
呼び出すなんて、
どういうつもりなんだ?
馬村は冗談かもしれないけど
ああいうことされると困る
そういうようなことを
アイツが言った。
は?
冗談?
マジでそう思ったのか?
オレが冗談で
そういうことする男だって
思ってたってことかよ?
あそこまでして
オレの気持ちに気づかねぇって…
オレはムカムカした。
「オレが自分から触れた女は
お前が初めてなんだけど
それでも冗談と言うわけ?」
頬にキスした時と
同じくらいアイツが
ポカンとしていた。
くっそ。
マジかよ!
気づけ!
わかれ!
悩め!
オレのことずっと考えてろ。
バーカ。