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もしも亀吉が猿丸の告白にOKしたら

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放課後になった。

俺はたまらず犬飼に聞いた。

「犬飼、お前また
 鶴谷と帰るんだろ?」

「うん。」

「馬村も与謝野と?」

「まあな。」

「俺は亀吉と帰るぜー!」

「? それがどうかしたの?」

どうかしたのじゃねー!

「彼氏と彼女として帰んだよ。」

「えっ!いつの間にそんなことに!」

フフフフフ 

驚け!おののけ!

「リア充はお前らだけじゃ
 ねえってことだ!」

そこへ亀吉達が来た。

「亀吉、猿丸と付き合ってんの?」

犬飼がまだ信じられない、
というように亀吉に聞いた。


「ん?そうなの?」

亀吉の返事がこれだ。

えっ!!

俺は我が耳を疑った。

「は?え?だって昨日、
 俺、お前と付き合いてぇって
 言ったよな?
 そんでお前、よろしくって
 言ったよな?なっ?」

昨日の記憶は俺の捏造なのか?

そうなのか?

「猿丸、必死すぎ…」

鶴谷に白い目で見られてしまった。


「とりあえず俺達帰るから、
 二人でちゃんと話し合いなよ。」

そういって、犬飼達は
それぞれのカップルで
帰って行った。