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もしも亀吉が猿丸の告白にOKしたら

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俺と亀吉は、ゲームの話や
音楽の話で盛り上がりながら
家へと向かう。

でもやっぱりさっきの
亀吉のセリフが気になる。

「なぁ、亀吉。
 俺達、付き合うって
 なったんじゃねえの?」

「…付き合うってさ、
 何したらそうなんの?」

え?そこから?

「そんなの…俺だって
 よくわかんねぇけど、
 何したらって言うより、
 女子として好きかどうかって
 気持ちじゃねえの?」

亀吉は何か考え込んでる風だ。

「猿丸はさ、ゆゆかのこと
 かわいいって思うよね?」

「そりゃ、ゆゆかちゃんは
 かわいいよな。」

「付き合いたいって思う?」

「えっそりゃ男なら
 一度はあんな子と
 付き合ってみたいって
 思うだろ。フツー。」

何を言い出すんだ。

「それと、私を好きていうのの、
 どこが違うの?」

「え?違い?」

えーと、えーと…

どう説明すればいいんだ。

「ほら、わかんないじゃん。
 昨日考えたけど、
 友達でも楽しいしなーって。」

えーーー!

昨日アッサリいいよって言ったくせに。

女ってわっかんねえ!

「猿丸、気の合う女子なら
 なんでもいいじゃないの?」

「は?違えし!」

「だから、その違いを簡潔に述べよ。」

ビシィッと指をさされた。


「う…」

なんて言えばわかってくれんだよ。

友達期間が長すぎて
気持ちを信じてもらえねえなんて!