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もしも亀吉が猿丸の告白にOKしたら

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翌日学校で、
俺は犬飼に聞いた。

「なぁ、犬飼は、
 ほかの女子と鶴谷と
 どう違うって思う?」

「え///何急に。
 …全然違うけど…」

「だから!どう違うかって
 聞いてんの!」

「そりゃ、なんていうか
 ドキドキするっていうか…//」

何言わせるんだよーと
犬飼は盛大に照れている。

ドキドキ?

もちろん最近亀吉に
ドキドキすることは増えたけど、

ゆゆかちゃんとか
かわいい女子見ても
ドキドキはするしな…

「馬村は?与謝野と
 ほかの女子、どう違うの?」

「…自分から触れた。」

「何それ、動物?!」

全然参考にならねー。


ふと廊下を見ると、
亀吉が鶴谷達と歩いてて、

小田原が声をかけているのが見えた。

アイツまさか
また亀吉が好きだとか
言ってるんじゃ…

俺は咄嗟に廊下に飛び出し、

「ゴラァァァ!
 亀吉に手ぇ出すんじゃねぇ!」

と、小田原に向かって叫んでいた。


「猿丸?」

亀吉がキョトンとしている。

小田原は「え?え?」
ともっとキョトンとしていた。

「猿丸…いい加減にしなよ。
 小田原くん、カメに、
 メモが落ちたって
 教えてくれただけじゃん。」

「は?メモ?」

小田原が何やらメモを持って
亀吉に渡そうとしていた。


「あ…悪ぃ。」

俺は顔が真っ赤になった。

恥ずい、俺。恥すぎる!

「あ!」

でもその時わかったんだ。


「亀吉、俺、違いわかったわ。」

亀吉を前に俺は言った。

「お前を誰にもとられたくない。
 ほかの女子はかわいいとか
 付き合いたいってもし思っても、
 他の男がいたら諦められる。
 でもお前は他の男のもんに
 なったら嫌だ。独り占めしたい。
 これじゃダメか?」

亀吉がカァァァァと顔を赤くして、

「猿丸、ここ廊下なんだけど。」

と俯いて言った。

ハッと気づけば 
めちゃめちゃ注目を浴びている。

小田原も見ていた。

俺は小田原に向かって、

「というわけで、
 俺が亀吉もらうからな!」

と、宣戦布告した。

やっぱり猿丸はアホだった
と至る所から聞こえてきた。


知るか!

アホでもなんでも
譲れねえもんがあるんだよ!