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もしも亀吉が猿丸の告白にOKしたら

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放課後、俺はまた
亀吉に「一緒に帰ろうぜ」
と声をかけた。

すると、ヒューッ!と
はやし立てる声が聞こえる。


お調子者の亀吉も、
さすがにこれは恥ずかしいらしい。

「一緒に帰るのはちょっと…
 あとで猿丸ん家行くから。」

よっしゃあ!

「わかった。」


俺はソワソワして
亀吉が来るのを待った。

ピンポーン。

来た!


「おう、あがれよ。」

「いや、ここでいいよ。」

ガクーーーーッ

なんで?

OKとかじゃねえの?

「あのさ…昼間のことだけど…」

「うん。」

「猿丸の気持ちはわかった。」

「マジで?」

「私とキスしたいとか
 ハグしたいとか猿丸思う?」

えっ!

正直まだそこまで考えてなかった。

でも…と想像したら
ドクンドクンと心臓が
早打ちし始めた。

「お…思います。」

「てより、他のヤツが
 お前とその、そうなるとか
 考えると嫉妬で狂いそうだわ。」

「猿丸が他の子をかわいいとか
 言うのは全然いいんだけど、
 そういうことは他の子と
 しないって約束する?」

「バッカ。するわけねえし!」

「かわいい子に誘われても?」

「絶対しねー!」

そういう状況が俺に起こるとも
思えねえし。

「ふふ、そっか。わかった。
 じゃあ私は猿丸を信じる。」


亀吉はそう言って赤くなって
ニッコリ笑った。

ぬわんじゃ、このかわいい
生き物は!

亀吉ってこんなかわいかったっけ?

俺は思わず亀吉を抱きしめていた。

「わっ猿丸?」

「マジ嬉しい!
 亀吉、やっぱ俺、
 お前が好きだ。」

ぎゅうううっと抱きしめると、
亀吉も俺の背中に手を回して
抱きしめ返してきた。