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機動戦士ガンダムRSD 第3話 予兆の砲火

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「違う。
この場合は、座った場所が問題だ」
 テリー大尉は、今問題になっていることを指摘した。
「大尉の膝の上に座っては、いけないのですか?」
 ジーン中尉は、テリー大尉に悲しそうに尋ねた。
「い、いけなくはないけど」
 正直テリー大尉も好きな女性に膝の上に座ってもらってうれしい。
しかし今は、第二戦闘配備であるためこの天国をゆっくり味わうわけにはいかなかった。
「どうせ2人っきりなんですしどこに座ったって私の勝手ですよね」
 ジーン中尉は、誰にも見られなければ問題なしという認識だった。
(ジーンの感触がじかに感じる)
 男のサガかそういわれてテリー大尉の中で喜んでいる自分がいた。
それを見抜いたのかそんなテリー大尉を見てジーンたいい中尉は、喜んだ。
「まさか俺のことを弄んでる?」
 テリー大尉は、ジーン中尉にため息交じりに質問した。
ジーン中尉は、うれしそうに「正解」と答えた。
「なあ、ジーン」
 テリー大尉は、意を決してジーン中尉を呼んだ。
「何?」
 ジーン中尉は、能天気に答えた。
「こういうのは、やめてくれないか?」
 テリー大尉は、ジーン中尉にこのような行為を止めるようにお願いした。
「どうして?」
 ジーン中尉は、再び能天気に質問した。
「どう考えても時期的におかしいからだよ」
 テリー大尉は、ジーン中尉に理由を言った。
「そう?」
 ジーン中尉は、不満そうに確認した。
「そうに決まってるだろ。
今第二戦闘配備だぞ」
 もし自分を抑えられずその「先」まで言ったら確実に戦闘準備の初動が遅れる。
それは、「有視界戦に戻った現代戦」では致命的である。
これが自分の責任だけで済めばいいが彼女も巻き込まれるのは、ごめんだった。
「本人たちがいいならいいじゃないですか。
それとも大尉は、こういうのは嫌いですか?」
 ジーン中尉は、再び悲しそうな表情でテリー大尉に質問した。
「い、嫌じゃないけど」
 こういう行為を好きな女性にされて喜ばない男は、いない。
これも男のサガだった。
「だったらOKね」
 先とは、打って変わってジーン中尉はうれしそうに答えた。
「嫌じゃないから自分を抑えられなくなるんだよ」
 テリー大尉は、思わずジーン中尉に心中を述べた。
「あら、素直じゃないですか」
 ジーン中尉は、それを聞いて小悪魔っぽい表情になった。
テリー大尉は、しまったと思ったが後の祭りだった。
ジーン中尉は、そんなテリー大尉の表情が面白かったのか笑った。
「お前は、平気なのかよ」
 テリー大尉は、恥ずかしさを相手に飛ばすかのように尖ったように言った。
しかしジーン中尉は、聞いていなかった。
「彼氏とイチャイチャして自分を抑えられるのかよ」
 テリー大尉は、今度は丁寧に言った。
「私が本当に平気だと思ってるんですか?」
 ジーン中尉は、ため息交じりに答えた。
その言葉にテリー大尉は、少し驚いた。
「私だってドキドキしてますよ、バカ」
 ジーン中尉は、むっとしながら言った。
「そうか、そうだよな。
ごめん」
 テリー大尉は、鈍感な自分を呪った。
「いいですよ。
別に」
 その後2人は、黙った。
(ドキドキか。
そうだよな、女の子だってドキドキするんだよな。
やっぱりいいにおいもするし)
 テリー大尉は、また1つ女の子について学んだ気がした。
「あの、大尉」
 不意にジーン中尉は、テリー大尉を呼んだ。
「な、何だよ」
 まさか呼ばれるとは、思っていなかったためテリー大尉は焦った。
「別に胸くらいなら触ってもいいよ」
 ジーン中尉は、突然とんでもないことを言い出した。
テリー大尉は、突然の話に言葉がつまりうまく言葉を発せられなくなってしまった。
「そこまでで止めれば戦闘にも差し支えは、ないと思うので」
 ジーン中尉は、自分の言葉は正当であるとアピールした。
テリー大尉は、突然の話に言葉がつまりうまく言葉を言えななかったのでジーン中尉から離れようとした。
しかしバランスを崩し倒れてしまった。
テリー大尉は、倒れたまま痛めたところをさすった。
「だ、大丈夫ですか?」
 ジーン中尉は、笑いながらテリー大尉を心配した。
テリー大尉の中では、この悲劇を生んだのはお前だという怒りがふつふつと湧き上がっていた。
「かっこ悪い」
 ジーン中尉は、笑いながら言った。
「笑うな」
 テリー大尉は、恥を飛ばそうとついきつく言った。
「私たちには、こういうのは似合わないわね」
 ジーン中尉は、自分たちにはロマンチックは似合わないと結論づけた。
「うん」
 それは、テリーも大尉同じだった。
「きっといつも通りの方が楽しいよね」
 ジーン中尉は、いつも通りの日常が楽しいと感じた。
「そうだな」
 それは、テリー大尉も感じた。
「胸は、触りたかった?」
 ジーン中尉は、ニヤニヤしながら聞いた。
「いいや」
 しかしテリー大尉は、きっぱり否定した。
「そこは、『うん』でしょ。
それで私に変態扱いされなさいよ」
 ジーン中尉は、突っ込みを入れた。
「お前の手口くらい分かってるよ」
 しかしテリー大尉は、先読みをしていた。
ジーン中尉は、どうすればテリー大尉を変態の道に叩き落とせるか模索していた。

        ※

 サオトメは、サイジョウ元帥に呼ばれており隊長室前にいた。
「アツシ・サオトメ、入ります」
 そういうと「入れ」とともにドアを開き敬礼した。
「先の奇襲作戦では、私が指揮を執るべきだったがうまくできずにすまない」
 サイジョウ元帥は、自分が適切に指揮をできなかったことを詫びた。
「こちらこそ隊長機の専用機を無断で使用し挙句に敵を逃がす失態を犯してしまいました」
 サオトメも敵を討てなったことを詫びた。
「それは、敵が予想以上に強かったことが原因だ。
お前の責任では、ない」
 サイジョウ元帥は、サオトメの責任ではないといった。
「しかしあのガンダムと実際に戦って感じた事は、報告してもらいたい」
 サイジョウ元帥は、サオトメにガンダムに対する意見を求めた。
そして巨大なスクリーンを出すとそこに緑色のガンダムを映した。
「まず緑色のガンダムは、大型ファンネルもどきを装備した『白兵戦型ガンダム』です。
これまでの機体がファンネルなどの飛び道具に依存しているのに対しこの機体は、白兵戦も可能な完成度の高い機体です」
 次に黒いガンダムが映った。
「次に黒いガンダムは、変形することによってバクゥのような四足歩行になります。
このことから陸戦型のガンダムかと思われます」
 次に水色ガンダムが映った。
「水色ガンダムは、まだ詳細はわかっていません。
この3機のパイロットは、強化人間だと思われます」
 次に合体換装型ガンダムが映った。
「合体換装型ガンダムは、換装型ガンダムの改良型と考えられ近接装備と機動性装備が確認されおそらく大火力装備もあるでしょう」
 次に紫ガンダムが映った。
「紫ガンダムは、インコムもどきを装備したオーブ解放戦で地球軍が投入した緑色のガンダムです。
このガンダムのパイロットは、ムウ・ラ・フラガの可能性があります」
 サオトメの報告に驚いた。
「バカを言え。
ムウ・ラ・フラガの戦死は、お前が確認したじゃないか」