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辰馬×銀時

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「だッ大丈夫だから!風邪とかじゃないし!とりあえず離れろ!!」


『ほうか?風邪じゃないならいいんじゃが…なら何で顔赤いんじゃ?』


銀時は最後の言葉に反応していた
だが口にはださず、心の中で…

(聞くなぁ!!なんで赤いかなんて聞くなぁぁあ!!)

と叫んでいた。

銀時がそんなことを思ってるとは知らず
辰馬は言葉を続ける

『…さては金時!!わしに惚れてるな!?』


(――ッ!?!?!?
何でわかったんだーッ!?やべぇ否定できねーよ!!)

銀時が内心すごく焦ってるのも知らず辰馬はまたまた続ける




『ほうかほうか!
金時はわしの事好いているんじゃな!!可愛い奴じゃのぉ~!!
アハハハハ!アハハハハ!アハ…ってあれ?否定せんのかのぅ金時…?』

((なぜじゃ!?なぜ銀時は否定せんのじゃ…?こりゃ参ったのぅ―‥。否定してくれんとわしゃ……おまんを襲ってしまうぜよ))


(できねーよ!!否定できねーよ!!嘘つくの下手なんだよ銀さん!つーか好きな奴相手に嘘なんかつけるかコノヤロー!!!でも…ここは誤魔化さなきゃ)


「ばッ馬鹿野郎!んんんなわけねーだろ!!?俺は男だぜ!?そそそんなことある訳…!」


『そっそうじゃよな!!アハハハハハ!ちくとからかっただけぜよ!!悪酔いしたかのぅ…アハハハ‥。ほっほら!!飲み直すぜよ!!』


「あ…あぁそうだな!!」





明らかに不自然な2人




この後 自分の気持ちを押さえるかのように朝まで飲み続けた辰馬と銀時は翌日、桂や高杉に迷惑をかけたのだった―――






この数週間後
2人は屋根で語り合う

と言っても銀時は寝たふりをしてたため辰馬が一方的に話ていただけなのだが…





そして半年後――
桜が咲き乱れる頃に辰馬は地球を去った


なんでも、
宇宙(そら)でやりたいことがあるんだと
釣り糸たらしてでっかいもの釣るとか言ってたっけな

アイツらしいと言うか‥なんと言うか…









辰馬が旅立つ日
俺は見送りをするために
門の外まで来ていた。



俺は宇宙(そら)には行かない
…辰馬は誘ってくれたが断った


なんか…俺が行ったらアイツの夢が叶わなくなっちまう気がしたんだよね


そりゃ離れるのは嫌だったよ?

たとえ片思いでも好きな奴に会えなくなるのは寂しいし…


でもアイツの夢は俺も応援したい


アイツが宇宙(そら)で頑張るなら
俺は地球(ここ)でアイツを応援しながらやりたい事見つけて頑張りたいと思った


だから良かったんだ。これで







『銀時 もう一度聞くがわしと一緒に来んか?』


「わりぃな。もう決めたんだ」


『そうか… おまんが来てくれれば楽しい旅になると思ったんじゃがのぅ。…おんしゃこれからこっちで何するんじゃ?』


「そうさなー…。お前があっちで釣りするように、俺もこっちでのんびり釣りでもするさ。」


『なんじゃ?同じ釣りならやっぱり一緒に来「ただし!」』


『…ッ?』


「俺の釣りはお前のと少し違う。
俺は落ちてきた星も釣り上げてそいつを宇宙(そら)にリリースよ。」

((そりぁ…どういう意味じゃ?))

「だからお前も、失敗とか疲れたりして落ちてくるなら俺の釣り糸に引っかかりな。俺がまた宇宙(そら)にリリースしてやるからよ。」

((ッ…! こいつは一本とられたのぅ……。))

『ほうか…そりゃありがたいのぅ。そんなおまんがこっちに残ってくれるならわしゃ安心して宇宙(そら)に行けるぜよ。』


「…ッ///」

銀時は辰馬の素直な言葉に照れていた

「…まぁ息抜き程度にたまには帰ってくるんだろ?」


『最初の数年は帰ってこないかもしれないのぅ。
とりあえず一段落つけなきゃいけないきに』


(そんなに会えないのか…。今になって寂しくなってきた)




作品名:辰馬×銀時 作家名:棗-なつめ-