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高杉×銀時←桂 パート2

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「ヅラの奴何が言いたかったんだ?…まぁいいや。なんか暇になっちゃったなー――。そうだ 今からあの甘味屋行こうかな。この飴も持ってこー♪」


財布などを持ち準備をして


「アイツ…今こっち居るのか……」

独り言をこぼしながら万事屋を出た




その頃桂とエリザベスは仲間と会合を行っていたが当の桂はあまり耳に入ていない様子…


「……とまぁ報告は以上です。やはり鬼兵隊は今ココ江戸に潜伏しているようですね」


「どうしますか桂さん!奴ら何もせずにココにいるとは考えられません!!」


「我らで襲撃をかけますか!?」


「あの…桂さん…?」


何か考えているような表情で桂は呟く


「鬼兵隊…か。」


「桂さん?」






エリザベスも心配そうに看板を出す

【桂さん話聞いてました?】



「エリザベス…あぁ皆も悪かった。大丈夫 話はちゃんと聞いていたぞ。」


そう言った桂はどこか悲しげだった。

だけどすぐに狂乱の貴公子 桂小太郎の顔に戻り話を続ける


「鬼兵隊の件だがもう少し待ってくれ。少し調べたいことがある」


「えっ…桂さんご自身が動くのですか!?危険すぎす!!偵察なら我々が…!」


「いや 今回は俺だけで良い。調べがつき次第皆に報告する。それまではゆっくりしてくれ……では解散」

止めるな と言わんばかりに会合を終わらせ部屋をでる。


そして自室に戻り着替え始め…
着替えた姿は坊主(僧侶)だった。

着替え終わった桂は自室を出て
外で待っていたエリザべスに告げる


「エリザべス 俺は今からいつもの橋に行って少し稼いでくる」


その言葉にエリザべスは答える


【一人では心配なので橋まで送ります】


「そうか…すまないな」


【いえ】







橋に向かって歩き始めた二人(?)
というか一人と一匹……


だか桂は相変わらず浮かない顔をしている

そんな姿を今日ずっと見ているエリザべスは桂に話かける



【すみませんでした桂さん】


「ん?急にどうしたエリザべス」


【会合の時間 もう少し遅らせたかったのですが…】


「なんだそんなことか…良いんだエリザべス。銀時の所ならいつでも行ける。いつでも…な」


【桂さん…でも万事屋に行っても桂さんが傷つくだけです】


桂は黙り込む


【いつも万事屋に行く理由を考えるのに必死じゃないですか。会合がある日なんて早起きまでして……】


【桂さんがこんな思いしてるのにあの人は桂さんではなく鬼兵隊の…】


「それ以上言うなエリザべス。俺は良いのだ…これで」


【桂さん…】


「奴らは子供の頃から仲がよかった。だが当時の俺達は今のような感情を抱きながらもちゃんとした理解をしていなかった。が次第に身も心も成長しこの感情の本当の意味に気がついた――…ただそれだけの事だ」


「病は病でも恋の病って事か…フッ…我ながら笑えてくるな」


昔のことを思い出したのであろう
少し笑顔になった桂をエリザべスは見つめていた


「そうだ…少し寄り道をしてもいいかエリザべス」


【良いですよ。どこですか?】


「銀時が言っていた新しい甘味屋を少し覘きたくてな」


【わかりました。ではそこに向かいましょう】



二人は少し遠回りをすることにした





そのころ桂の想い人 坂田銀時はちょうど甘味屋についたところだった







「おっ…ここが新しい甘味屋か!なかなか良い雰囲気じねぇか。んじゃとりあえずー茶と団子でも貰おうかな」


糖分王の銀時は外に出ていた椅子に座り注文をする


「おばちゃーん。茶と団子3本くれー!」


「はいよ。ちょっと待ってておくれ」


「おう」


その時一瞬柔らかい風が吹き
同時にほのかな香りがした


(あれ…今すげぇ懐かしい匂いがした。アイツの…)


「この匂い…!!!」



急いで左右を見渡すがアイツの姿はない



「気のせいか…。考えすぎだな俺」


「はいよお兄さん。お茶とお団子3本お待ちどうさま」


「あ あぁありがとうな」


「ごゆっくり」



出来たての団子を一本とり食べ始める



「おっ!なかなかうめぇなココの団子。常連になっちゃおうかなー俺」


「団子といえば…昔高杉の団子勝手に食って怒られたっけな。」



あっという間に一本平らげ二本目を口にする


「ガキの頃はよく一緒に団子食ってたなぁー。一人で食う団子も悪かねぇがやっぱり…」




二本目も平らげ茶をすする
三本目を食べようと手を伸ばしたとき――――――


「あれ……団子がない」