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天海@牙狼
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~RINNE TENSEI~

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聞こえるはずのない、懐かしい口調が俺たちの名を呼んだ。
そこには2人の姿―――。
その姿は、まるで…―――。
――――紅き虎と、蒼き龍――――
あの、過去の、2人が…。戻ってきた。
その事実に俺たちは涙しながら、自分の主のところへ行った。

「すまない。俺…いや某は大事なことを忘れていた。こんなそばに…
 お前がいてくれたのに…。某は…。」
「旦那…ッ、旦那ァ!!」
「すまんな佐助。これからもよろしくな。」
「当たり前でしょうがっ!…ばか旦那ッ!」

「政宗…様?記憶が…」
「あぁ、全部思い出した。俺の最期」
「―――――私は、貴方をッ!」
「いいんだ」
「よくありません!!あれでは私が貴方様を…。」
「小十郎。もう考えるな」
「………」
「俺はな。うれしい。この世界でもお前と逢えてすごく嬉しい」
「政宗…様」
「戦場を駆けた日々は遠く過ぎ去った。だが、今がある」
「……」
「俺もいる。お前もいる。だからな…。また、俺のそばにいてく…」
ガバッ
「もちろんですッ!私は…!今でも…ッ!!」
「ありがとうな。小十郎。」
「~ッ!政宗様ッ!」
「これからも俺の背中を頼むぜ、you see?」
「…っ、はい!」
「だが、……猿飛と――――」
「―――ッ!?///」
「HA!お前はホント可愛い奴だぜ!」
「かっ!?可愛くなんかありません!!」
「おっと、無駄話はそれくらいにして…、そろそろ花火の時間だ。行くぞ!!」

その後に思い出す、最悪の状況…。
政宗様と真田はこれからどうするのであろう…?
昔はそれぞれの軍があったから敵対ではあったが、
友好的でもあったし…。なんてことを考えながら歩いていると、
真田と猿飛と合流し、猿飛は右手でグッのサインをしながら、笑顔で泣いていた。
それで大体どうなったのかはわかって俺も嬉しくなって涙が出そうになった。