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天海@牙狼
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初音ミクと僕の終焉

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これは、秋葉原じゃない。
これは、ネットの中の秋葉原に似せた何かだ。
そして、僕は、ネットの中に居続けてた。
学校もやめ、就職もせず、家族を泣かせた。父を、自殺へと追いやった。
それでも僕はここに居続けた。その頃はまだミクは、動画『ココ』に居た。
でも、だんだん別のボカロが出てくるにつれ、ミクは、消えていった。
ミクはそれでも、歌い続けていた、でも…。いろんなボカロpから見捨てられていき、
頂点に立っていたのは、GUMIだった。いつの間にか、ミクの名前は聞かなくなった。
そして彼女は、名前を忘れられ、終点へたどり着いた。
これは夢なんかじゃない。現実だ。
なんてことが分かったことで、ミクがいらないことは確かで、
目の前にあったナイフでミクを刺した。
そしてミクは消えていった。その代わりに現れたのは、革命者、GUMIだった。
新たな時代の幕あげであった。それに喜びを感じた。
僕はミクのCDを一枚一枚、割っていきながら、GUMIのもとへむかった。
これで…。いいんだ。

作品名:初音ミクと僕の終焉 作家名:天海@牙狼