主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~
サトシ「俺のパパは、数々のポケモンリーグで優勝した凄いトレーナーだったんだ。その功績から、『世界で最もポケモンマスターに近い男』を呼ばれるようになったんだ。俺、そんなパパやパパよりももっとすごいグランパに憧れて、『ポケモンマスター』になろうって決めたんだ。みんなに会わせてあげたいのは山々なんだけど、俺のパパもヒカリのパパどと同じく俺が小さい頃にいなくなったんだ」
ヒカリ「嘘っ!? サトシとあたしに同じ境遇があるなんてびっくりしたわ」
ポッチャマ「ポチャア!?」
ピカチュウ「ピカァ!?」
サトシ「あぁ、だからさっきヒカリのパパの話を聞いたときに、なんだか他人事とは思えなかったんだ」
ヒカリ「そうだったのね」
父親が現在失踪状態、この一点で同じ境遇だったサトシとヒカリ。お互いの話を聞いて、驚きを隠せなかったようだ。ピカチュウやポッチャマもこの状況は大体把握しているようで、ヒカリと同じく驚きの表情を見せる。
サトシ「今は会えていなくても、いつか会えるといいな」
ヒカリ「えぇ。それであたし達の成長した姿を見せてあげましょう。きっとびっくりするわ」
ピカチュウ「ピカピカァ!」
ポッチャマ「ポッチャマ!」
ヒカリ「ふふふ、もちろんあなた達のこともきちんと紹介してあげないとね」
サトシ「そうだな」
パチィ!
お互いの父親との再会を誓いつつ、これからの成長に向けて意気込むサトシとヒカリ。そして、二人にとって恒例のハイタッチでこの話を締める。その後、サトシとヒカリは再び眠りに就くためにサトシ宅内へと戻っていった。
続く
後書き
ようやく書けた、サトヒカ…
初登場は大分先になりますが、サトシパパとヒカリパパはともに天の河オリジナルでいきます。
作品名:主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~ 作家名:天の河