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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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第12話『ケンタとアカネ』

前書き

アカネがケンタをコガネジムに連れ込んだ理由。果たしてそれは…





アカネ「さて、久しぶりにケンタはんとのバトル。相手が相手だけに燃えてくるバトルや! ケンタはんが充実したと思えるようなバトルせなあかんな」


 ケンタとのポケモンバトルに臨むアカネは十二分に気合いを入れていた。その入れ具合は、恐らくケンタ以上のものであろう。通常のジムバトルの場合、ジムリーダーは常に相手トレーナーに対して毅然とした態度を取るべきなのだが、今回はジムリーダーとしてではなく、一人のポケモントレーナーとして相手に挑むポケモンバトル。余計なプレッシャーを感じることなく自由な気持ちでポケモンバトルが出来るのである。


ジムトレ「ふふふ、アカネちゃんったら、ケンタ君とポケモンバトルが出来るから嬉しんじゃなくて、ケンタ君に会えたから嬉しいんでしょ?」


 バトルの準備をしていたアカネに、一人のジムトレーナーが話しかけてくる。そして、いきなり意味深な言葉をアカネに投げ掛ける。


アカネ「そ、そんなことあ、あらへんよ////// ウチかて、ポケモンバトル自体が久しぶりやし、世界大会の影響でジムバトルも出来ひんところへたまたまケンタはんが来たから//////」


ジムトレ「普通にポケモンバトルがしたいんだったら、別に他の誰か、例えばあたし達ジムトレーナーが相手でも良かったんじゃない? それに、あたし達がポケモンバトルをしようって言ってもはぐらかされたし…。もしかして、前から次にポケモンバトルをする相手はケンタ君って決めていたんじゃないの?」


アカネ「!? な、なに言うてんねん! そ、そりゃあ、ケンタはんと次にポケモンバトルが出来たらなぁとは思うてたけれど//////」


ジムトレ「ふふふ、アカネちゃんったら顔をマトマの実のように真っ赤にさせて可愛い♪ そういえば、ケンタ君が初めてこのジムに挑戦しに来た時、アカネちゃんが負けて大泣きしたわよね。その時、ケンタ君が優しく慰めて泣き止んだんだけれど…。その時以来、アカネちゃんはケンタ君にお熱なのかしらね〜♪」


アカネ「もう、ええ加減にせえや//////」


 ジムトレーナーに茶化され、さらに顔を赤くさせるアカネ。この会話の流れから、アカネのケンタに対する思い入れはお察しのとおりである。その後、アカネはバトルに対する興奮と恥ずかしさで高揚した気持ちを落ち着かせ、ケンタとのポケモンバトルへ挑みにバトルフィールドへと向かう。


アカネ「今回は一対一の勝負でどうや? その方が、お互いにより一層本気出せて実力が試せるさかい」


ケンタ「はい、それなら俺のポケモンはバクフーンで行きます! いいな、バクフーン!」


バクフーン「バァク、バァァァァァ!」


アカネ「やっぱり、ケンタはんはバクフーンで来よったか…。それならウチのポケモンは…」


 ケンタはバクフーンでアカネとのポケモンバトルに挑む。アカネが自らのポケモンを出そうとしたその時だった。


???「「「お邪魔しまーす」」」


ケンタ「! サトシ、ヒカリ、コトネ!」


アカネ「サトシはんにコトネはん? 今日はえらい懐かしい人に会うなぁ…」













それは、遡ること少し前の事であった。


ヒカリ「ケンタと一緒にいた人って、コガネジムのジムリーダーのアカネさんよね? 随分と親しげに話していたみたいだけれど…」


サトシ「あ、あぁ。ケンタもコガネジムに挑戦しているだろうから、多分それ以来の知り合いじゃないのか?」


コトネ「これは何かありそうってことね。あたし達もジムの中に入ってみない?」


ヒカリ「えっ? 勝手に入って大丈夫なの?」


コトネ「きちんと断りを入れれば、問題ないわよ。ダイジョーブってことね」


ヒカリ「あっ、それ、あたしのセリフ(汗)」


 ケンタとアカネが会話をしているところを見かけた直後、ジムの玄関前にてこうしたやり取りがサトシ達の間でなされる。その後、サトシ達はジムの扉を開けてゆっくりと屋内へと入っていったのである。

















アカネ「ケンタはん、ひょっとしてケンタはんの言うてた旅の仲間ってサトシはんのことやったんかいな」


ケンタ「あっ、はい」


アカネ「サトシはんとケンタはんか…。そらぁ、楽しい旅にはなりそうやな」


 アカネはケンタと一緒に旅を共にしている仲間がサトシ達であることを知って驚きを見せると同時に、今ケンタが楽しい旅をしていることに対して何やら納得した様子であった。


サトシ「アカネさん、お久しぶりです」


コトネ「お元気そうでなによりです」


アカネ「ウチはいつも元気いっぱいやで。ホンマにサトシはんもコトネはんも久しぶりやな〜。ところで二人のそばにいるそのコは誰や?」


 アカネはサトシ達のそばにいるヒカリの姿を見つけると、彼女が何者であるかを尋ねる。アカネに尋ねられると、ヒカリが自分で自己紹介をする。


ヒカリ「初めまして。あたし、ヒカリと言います。トップ・コーディネーターを目指して、シンオウのフタバタウンからやって来ました」


アカネ「ヒカリはんか。トップ・コーディネーター目指しているちゅうことは、ポケモンコーディネーターやな。それにえらい遠いところから来はってんねんな。これからよろしくな、ヒカリはん」


ヒカリ「こちらこそ、これからよろしくお願いします」


 ヒカリとアカネともに初めて同士の顔合わせであったが、難なく打ち解けあったようだ。


アカネ「丁度ええタイミングで来なはったなぁ。今から、ウチとケンタはんでポケモンバトルをするところや」


サトシ「へぇ〜、そうなのか? ケンタ」


ケンタ「あぁ、実はジム戦以来アカネさんとは交友があってな。こうやってたまにコガネジムに行ってはアカネさんとポケモンバトルをしているんだ」


ヒカリ「そうだったの。今からバトルするんだったら、あたし達見学してもいいかしら? あたし、ジョウト地方のジムリーダーがどんなバトルをするのか見てみたいし」


アカネ「それならかまへんで。ケンタはんも、ええよな?」


ケンタ「俺も構わないぜ。見る人がいればいるほど、燃えてくるってもんだぜ」


サトシ「ケンタとアカネさんとのバトルかぁ…。これは面白くなりそうだぜ」


ピカチュウ「ピッカァ! ピカピィ!」


ポッチャマ「ポチャ、ポチャア!」


 サトシ、ヒカリ、コトネ、ピカチュウ、ポッチャマというギャラリーを加えて、ケンタとアカネによるポケモンバトルは執り行われることになった。ケンタとアカネ、二人はどんなポケモンバトルを繰り広げるのだろうか…


続く…





後書き

次回、ポケモンX・Yにて登場するあの新タイプを持つポケモンが登場します。


とは言っても、ポケモンだけですが…