二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

INDEX|42ページ/93ページ|

次のページ前のページ
 


第26話『自然を愛するお嬢様』

前書き

はい、タイトルで誰が登場するのかバレバレですね(笑)



でも後悔はしていません(キリッ)






サクラ「ついたわ。ここがわたし達舞妓姉妹の拠点、エンジュ歌舞練場よ」


サトシ「あれ? 依然来た時よりも大きくなっているな」


サクラ「ここのところ、舞妓の踊りだけじゃなくバトルイベントも頻繁にするようになったからね。今までの建物じゃ手狭になってきたのよ」


カスミ「改修工事をしたっていうのはサクラから聞いていたけれど、思ったより雰囲気はそのまま残っているわね」


サクラ「えぇ、ウチは先祖代々から続く伝統の屋敷だから残しておくべきものはあるのよ。これもエンジュの大工職人の方々が持てる技能を結集させて手懸けてくださったおかげね。あの方々にはお姉ちゃん共々本当に感謝しているわ」


デント「古き良きものを現代に伝える、最高のマリアージュだよ」


 歌舞練場はより多目的なものに対応するために、改修工事を実施したようである。ただ、歌舞練場は数百年もの歴史がある建物の為だけに非常に困難を極める改修工事であったが、エンジュシティはもちろん全国からいわゆる‘匠’とよばれる大工職人が結集して、昔ながらの雰囲気を残しながら現在の歌舞練場が完成したのだ。


???「お帰り、サクラ。あら、サトシ君とカスミさん?」


サクラ「あっ、サツキお姉ちゃん。わたしがポケモンセンターでジョーイさんとバトルイベントについて話し込んでいた時に、偶然会ったのよ」


サツキ「二人とも元気そうで何よりだわ。それに沢山旅の仲間も出来たみたいね」


サトシ「はい、お久しぶりです!」


カスミ「他のみんなとは楽しく旅を続けています」


ブースター「ブゥスタァ!」


ピカチュウ「ピカピィカチュウ!」


 歌舞練場の建物の中から、舞妓姉妹の長女・サツキが相棒のブースターとともにサトシ達を出迎える。その後、サツキとサトシとカスミ以外の面々との間で自己紹介も兼ねた挨拶がかわされる。


サクラ「ところで、あの方は今どうしているの?」


サツキ「今は別室で生け花をなさっているわ。バトル前のモチベーションを高めるための彼女なりのリラックス方法なのですって」


サクラ「へぇ〜、わたしもいつか生け花教わろうかしら」


サツキ「いいんじゃない? 生け花教室も開いていると言っていたから、丁度良いわね」


 サツキ曰く、バトルイベントのゲストは既に歌舞練場に来ており、今は生け花を嗜んでバトル前のモチベーションを整えているとのこと。


サツキ「サトシ君達も来たのなら、彼女に会ってみたほうが良いわ。きっと知っている人よ」


サトシ「俺達の知っている人?」


ヒカリ「誰なんだろう?」


サクラ「ふふふ、会ってみたらびっくりするわよ」


 サツキ曰く、バトルイベントのゲストはサトシ達がよく知る人であるとのこと。サツキがその人物を呼びに行ってサトシ達は玄関前でしばらく玄関前で待っていると、一人の着物を着たまさしく‘大和撫子’と呼ぶに相応しい女性が現れる。


サトシ「え、エリカさん!?」


エリカ「あら? そちらにいらっしゃるのはサトシさんではございませんか?」


ケンタ「これはびっくりしたぜ。まさか、タマムシジムのジムリーダー、エリカさんが現れるなんて」


デント「イッツ・アメイジング・タァァァイムだね」


サクラ「ふふふ、みんな予想通りの反応ね」


 現れたのはタマムシシティにてジムを構える‘自然を愛するお嬢様’、ジムリーダー・エリカだった。サトシ達は他の地方のジムリーダーの登場に、皆一様に驚きを見せる。サクラはあまりにも予想通りの反応に、クスクスと笑っている。


サトシ「いや、びっくりしましたよ! まさか、エンジュシティに来てエリカさんに出会うなんて」


カスミ「実際に会うのはサトシがタマムシジムに挑戦して以来ですね」


エリカ「わたくしも驚きましたわ。いつの日かわたくしにジムバトルを挑んでくださったサトシさんにお会いするなんて。オーキド研究所を通して連絡は取っていたのですが、何だかお会いしたのが昔のことのようですわね」


 エリカ自身も、サトシ、カスミの顔を見て驚きを見せていた。まぁ、サトシがタマムシジムに挑んだ日からかなり日が経っているので無理もない。


※ 尚、サトシ達の年齢設定がサ○エさん方式であることはツッコんではいけない(爆)


エリカ(今回程遠出をして良かったと思った日はありませんわ。何せ、いつの日にかまたお会いしたいと思っておりましたサトシさんにお会いしたのですから…)


 エリカは以前より、自分にジム戦を挑んできたサトシにもう一度会ってみたいと思っていたようだ。それにサトシの顔を見るエリカは何だかとても楽しそうである。エリカはサトシに何らかの思いを抱いているようである。どんな思いなのかはこの作品のヘビー読者ならすぐに予想はつくのだが…


ノゾミ(まさか、エリカさんもサトシのことを…。これは凄いライバルが現れたものだね)


アイリス(もう! サトシったら、何人もの女性を虜にしたら気が済むのかしら!)


ハルカ(うぅ、カスミの場合は良く知る間柄なだけに対応できるけれど…)


ヒカリ(エリカさんのことは、タマムシジムのジムリーダーってところしか知らないから怖いわね…)


 ‘恋する乙女の勘’とやらで、サトシに対するエリカの対応に異変を感じ取ったサトシLOVEな面々。ジムリーダーであり全国でも指折りの‘大和撫子’と評されるエリカに対して警戒心を強めている。


エリカ(あらあら、カスミさんだけではなくサトシさんに想いを寄せる人はいらっしゃるのですね。まぁ、サトシさんはとても魅力のある殿方ですから無理もありませんわね)


 自分に向けられる視線から、ヒロインズ、ベル、ノゾミのサトシに対する想いに気づいた模様のエリカ。果たしてサトシ争奪戦の火種となり兼ねないこの状況が、どんな影響をもたらすのであろうか。


続く






後書き

ようやく、エリカ登場!


次回、歌舞練場が修羅場と化すのか!?