主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~
サトシ争奪戦の会話が今度はマリナに飛び火したようだ。ただ、マリナはまだこういったことに慣れていないせいか、ケンタに対する想いを追求されると異常なまでに顔を赤くさせるようだ。
エリカ「サトシさん同様、ケンタさんも殿方としてとても素敵な方です。わたくしアカネさんとも面識があって、彼女はよくケンタさんについて楽しそうに話してくれます。さらに言えばある知り合いのジムリーダーも、彼に対して何等かの思いを寄せているようです。本人は打ち明けていませんが、わたくしにはお見通しですわ」
マリナ「えぇ!? アカネさんの他にもいるのですか!?」
カスミ「へぇ、やっぱりケンタの周りのことが気になるのね」
マリナ「あっ、それは…うぅ//////」
サクラ「あらあら、今をときめく大人気アイドルトップコーディネーターも形無しね」
スズナ「これは、ケンタ君の周りも騒がしくなりそうね」
マリナ「もう、サクラとスズナさんまで//////」
エリカと出会ったことは、サトシの周りだけでなくケンタの周りにも間接的な影響を及ぼしたようだ。ケンタに何らかの思いを寄せているマリナにとっては、ありがた迷惑な話なのだが…
エリカ「わたくしの悪い癖で思わず話が弾んでしまいましたわ。サクラさん、明日のポケモンバトルはよろしくお願いしますわ」
サクラ「こちらこそ、お願いします。お暑い中見に来てくださった人たちに、最高のポケモンバトルをお見せしましょう」
かなりやっつけではあるが最後は、エリカとサクラによる翌日のバトルイベントの確認で締めた女性陣による談笑のひと時。いろんな意味で今後が楽しみである。
続く
後書き
次回、エリカとサクラがポケモンバトルで激突!
作品名:主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~ 作家名:天の河