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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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第4話『出発! ワカバタウンからジョウトを巡る旅へ』

前書き

先のポケモンバトルで進行を深め合った、サトシとケンタ。


ここから、この2人に加えて仲間達とのジョウトの旅が始まる。離脱する者もいるが…





 サトシとケンタの一対一のガチンコバトルを終え、ウツギ研究所内へと戻ってきたサトシ達。


マサト「凄かったよ! 最後のピカチュウのボルテッカーとバクフーンのころがる+かえんぐるまのぶつかりあい! 見ごたえのあるバトルだったね!」


ケンタ「そうか? そう言って貰えると、バトルした甲斐があったな」


サトシ「あぁ、久々に暑く成るバトルだったぜ」


 バトル後、マサトから絶大な称賛を受けるサトシとケンタ。マサトの興奮ぶりは、バトルを観戦していた面々の中でも特に顕著であった。


タケシ「攻撃技を防御に使いあのバトルスタイルも斬新だったよな…」


ケンタ「あれが俺の『直球一本槍』に合うスタイルだからな。とは言っても、俺が以前出会ったベテラントレーナーの人の受け売りだけどな」


マリナ「ひょっとして、ジョウトリーグ直後にケンタが出会ったって言っていた人のこと?」


ケンタ「あぁ。あの人と今みたいに一対一でバトルをすることになったんだけど、俺のバクフーンが全く歯が立たなかった。バトル後、俺のバトルスタイルの欠点を細かく指摘してくれて、今のバトルスタイルをもっと活かせると言って『攻撃技を防御に使う』バトルスタイルを教えてくれたんだ。実際、その人も相手の攻撃をかわす指示は好きでないらしく、このバトルスタイルを編み出したんだってさ」


コトネ「ケンタと似たような人ってことね」


ケンタ「また、いつかあの人とバトルしてみたいなぁ。今度は成長した俺を見せたいし」


サトシ「俺もその人とバトルしてみたいぜ」


ケンタ「サトシもか。だが、先にバトルをするのは俺だぜ」


 ケンタの今のバトルスタイルは、ジョウトリーグ終了後に出会ったあるベテラントレーナーの存在が大きい。そのベテラントレーナーは、ケンタとバトルをしてさらには、バトルを受けてケンタが今後トレーナーとしてどのようにしていくべきか的確にアドバイスを行ったとのこと。ケンタはそのベテラントレーナーとの再会を願いながら、当時の事を懐かしげに思い出す。


ヒカリ「ところで、ジョウト地方に来たのはいいけれど、これからどうするの?」


アイリス「確かに、ヨシノシティで世界大会の出場選手登録は決まっているけれど、その後どこへ行く?」


 サトシとケンタのポケモンバトルが終わって、サトシ達はウツギ研究所内へと戻ってきている。サトシ達は、ヨシノシティで『ワールド・チャンピオン・リーグ』、『ワールド・チャンピオン・フェスティバル』の出場選手登録をした後、特にどこかしら行く予定が無い為、どこを巡るか全員で話し合っている。


ウツギ「それなら、僕から少し頼みごとしてもいいかな?」


コトネ「別にいいですけど、何の用事ですか?」


 サトシ達がジョウト地方のどこを旅していくかで悩んでいる中、話を聞いていたウツギ博士がサトシ達に頼みごとをしたいと言ってきた。


ウツギ「実はアルフの遺跡の研究員詰所から、研究用の資材を頼まれているんだ。そこで、君達にその役目を頼もうと思ったんだけれど…」


サトシ「そういうことだったら、構いませんよ」


ヒカリ「えぇ。あたし達みたいに大人数で運ぶ方が効率的ですしね」


デント「無事に運んでみせますよ」


ウツギ「そうかい。みんな、ありがとう。あっ、それと、アルフの遺跡付近の草むらには沢山のポケモン達が生息しているから、御遣いついでに行ってみるといいよ」


サトシ「あっ、はい」


 サトシ達がヨシノシティで世界大会の出場選手登録をした後、まずは、ウツギ博士の御遣いでアルフの遺跡に向かうことが決まる。


マリナ「みんな、ちょっといいかしら?」


ケンタ「何だ、マリナ? 急に改まって」


 今度はマリナがサトシ達に話しておきたいことがあるらしく、サトシ達の視線を自らに集中させる。


マリナ「コンテストに出ている人達は知っていると思うけれど、コガネシティで今度トップコーディネーター同士のポケモンコンテストが開催されるの」


ヒカリ「あっ、知ってる知ってる! 全国からトップ・コーディネーターの精鋭が招待されるあれでしょ? ノゾミが招待選手として選ばれたって喜んでいたのを覚えているわ」


ハルカ「テレビのCMでも大々的に放映されていたわ。コーディネーターを志す者としては、知ってて常識と言っても過言ではない大会よ」


マリナ「二人とも、流石ね。実はその大会に私も招待されているのよ。だから、アルフの遺跡の用事が済んだ後、コガネシティにも寄って欲しいの」


コトネ「構わないわ。だって、リフレッシュ期間直後のマリリンの華々しい復帰戦だもの」


デント「全力でサポートしていかないとね」


ヒカリ「あたし、一度マリナとポケモン達のパフォーマンスを生で見てみたかったのよ」


ハルカ「あっ、わたしも」


マリナ「ふふふ。ここまでプレッシャーを掛けられては、今度のコンテストはより気合いを入れていかないとね」


 マリナ曰く、今度コガネシティで開催される全国からのトップ・コーディネーター同士のコンテストに招待選手として選ばれ、出場するとのこと。なので、ウツギ博士の御遣いを終えた後はコガネシティへと向かうこととなった。ちなみに、その大会には、ヒカリが言ったようにノゾミが、そして以前ハルカと激しいコンテストバトルを繰り広げたサオリも招待されている。


ケンタ「マリナ、招待選手として選ばれたと書かれた手紙を貰った時、かなり嬉しそうだったものなぁ」


ウツギ「朝早く、僕のところに報告しに行ったくらいだものね」


マリナ「えへへ、だってこのコンテストは復帰戦であるのに加えて、他のトップ・コーディネーターと実力を確かめ合う絶好の機会だったもの」


 マリナは自分が招待されたことを受けて、かなり嬉しそうにしていたようだ。マリナの言うとおり、トップ・コーディネーター同士のこの夢の祭典は、出場選手同士のお互いの実力を確かめ合う絶好の機会であるのに加え、『ワールド・チャンピオン・フェスティバル』に向けて重要な布石となる。


ケンタ「それじゃあ、みんなこれからの旅を一緒に楽しもうぜ」


サトシ「あぁ、よろしくなみんな」


マリナ「こちらこそ。なんだかワクワクするわ」


ヒカリ「これからそれぞれの目標に向けて、協力しながら頑張りましょう」


 こうして、ケンタ達を加えて一行のジョウト地方での旅がスタートした。その後、ウツギ博士が研究所で手伝ってほしいことがあるとのことでタケシが、そして付き添い(という名のストッパー役(笑))としてマサト、かつてタケシが志していたポケモン・ブリーダーを研究するためにリュウカが研究所に居残ることとなった。さて、サトシ達はこれからどんな旅を繰り広げるのだろうか…


続いて舞台裏