二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

INDEX|79ページ/93ページ|

次のページ前のページ
 


第55話『ポケモンセンターを奪還せよ!〜前編〜』

前書き

サトシとケンタがヒカリとマリナの救出に向かっていたその頃、黄岩島のポケモンセンターでは…



その前に、序盤は本作品久々のあのシーンをお届けします。






 サトシ達はヒカリとマリナの救出に成功し、無事にポケモンセンターへと帰還した。


カノン「ヒカリ、マリナ、フォッシル。着替え置いておくね」


ヒカリ「ありがとう。カノン」


マリナ「でも本当にいいの? 復旧したばかりなのに私達だけお風呂使ったりして」


フォッシル「みんなだって汗だくで作業していたのに、何だか申し訳ないわ」


カノン「いいのよ、みんなで決めたことだし。それに帰って来た時三人とも私達よりも汚れていたもの」


 今、ヒカリ、マリナ、フォッシルの三人は、復旧したばかりのポケモンセンターの浴場(離島の施設であるため、そんなに大きくはない)で身体を綺麗にしている。三人ともそのことを申し訳なさそうに感じていたが、カノンの話から他の面々は特段そんなことは気にしていないようだ。カノンが三人の着替えを置いてその場から立ち去ると、浴場の三人は他愛もない話を進める。


フォッシル「はぁ〜、生き返るぅ〜。汚れも臭いもすっかりとれていい気分だわ」


ヒカリ「怪我なく洞窟を脱出して、こうしておふろにも入ることが出来るなんて、ホントに思ってもみなかったわ」


マリナ「サトシとケンタにはもちろん、先にお風呂に入れてくれたみんなには改めてお礼を言わないといけないわね。あとついでみたいになったけど、フォッシルにも改めてお礼を言うわ。ありがとう」


フォッシル「別に気にしなくていいわ。あたしがサトシ達と出会ったのなんて、本当に偶然だったんだから。あたしがいなくてもサトシやケンタは、ヒカリとマリナを助けていたと思うわよ」


ヒカリ「それでも、フォッシルにはお礼を言わないといけないわ。ありがとう」


フォッシル「ふふふ、どういたしまして」


 ヒカリとマリナに御礼を言われて謙遜するフォッシルであったが、悪い気はしていないようだ。途中からとはいえ、ヒカリとマリナを誘拐した張本人の一人(の股間(笑))を撃退する大活躍を見せた。下手をすれば、サトシとケンタよりも活躍したのではとも思えてしまう。


ヒカリ「…」


マリナ「さすがに、覗かれてないわよね?」


フォッシル「外はまだ復旧作業をしている人でいっぱいよ。それにこんな真昼間から犯行に及ぶなんてことしないんじゃない?」


マリナ「…それもそうね」


 ヒカリとマリナは変態研究員達に捉まっていた際に入浴姿を盗撮されていた事実を知ってからか警戒をしていたのだが、時間帯と外の状況を考慮してさすがにないだろうと思い、警戒心を解く。ヒカリとマリナ、フォッシルの三人は、じっくりと入浴の時間を楽しむのだった。


















●REC


盗撮D「ぐへへへ。やっぱりロリっ娘の裸は極上だぜ〜」


盗撮E「おい! お前だけずるいぞ。俺にも見せろ」


盗撮F「そーだ、そーだ」


盗撮D「うわぁ!? 押すなって!」


 ヒカリ達が楽しい入浴のひと時を過ごしているのとは裏腹に、その様子を虫ポケモン型CCDで録画する面々が存在する。ヒカリとマリナが警戒したのも空しくまたもや盗撮行為を許してしまったのだ。

















カスミ「嘘!? それ本当!?」


ハルカ「やだ…。信じられないかも…」


 ヒカリとマリナから盗撮の話を聞かされて、ある者は驚き、ある者は血の気が引いたようであった。だが、すぐに、


アイリス「絶対に許せないわ! 女の子の身体は簡単に見せるほど、安くないのよ!」


コトネ「一度痛い目に遭わせないといけないってことね」


 盗撮魔に対する怒りが込み上げてくる。心なしか、女性陣には盗撮魔討伐という一点で団結が深まっているようである。だが、彼女達の団結とは裏腹に今回も犯行は行われたのである。


ベル「それはそうと、3人とも大変な目に遭ったみたいね」


カスミ「話はサトシとケンタから聞いたけど、無事に帰ってきて安心したわ」


ヒカリ「みんな、ありがとう」


マリナ「ホント、一時はどうなるかと思ったわ」


 ヒカリとマリナがどんなことに遭遇したことはサトシ達から知らされている者達は、そんなヒカリとマリナのことを労う。最優先で入浴することが出来た甲斐あってか、二人とも表情からは一切疲れが感じられない。


マリナ「でも、ポケモンセンターも凄いことになっているわね」


フォッシル「いくら大雨災害だからって、頑丈なポケモンセンターの壁に穴を開けるなんて出来ないわよね?」


アイリス「そのことなんだけど、実はね…」


フルーラ「私達もヒカリとマリナが監禁されていたのと同じ頃に大変な目に遭遇していたのよ」


 話によれば、ポケモンセンターの面々もあるトラブルに遭遇していたという。


カノン「ポケモンセンターがロケット団の襲撃を受けたのよ。確か、ヤマトとコサンジ(コサブロウだ!)という奴だったかしら?」


ヒカリ・マリナ「「えっ!?」」


 実を言えば、黄岩島のポケモンセンターは先程までロケット団の襲撃を受けていたのだ。このような状況下で、ポケモンセンターの面々はどのような目に遭い、どのような対応を行っていたのであろうか…


続く






後書き

次回、少々時をさかのぼってロケット団にポケモンセンターを襲撃された様子の続きをお送りいたします。