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主人公総受け物語~時オカ編~

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第10話『時の勇者に新たな力』

前書き

ここから、リンク達の反撃タ〜イム♪


戦闘中、リンクに新たな力がもたらされます。





メグ「間に合ってよかったわ、助けに来たわ!」


リンク「メグ!」


ジョオ・ベス「「お、お姉様…」」


 ボンゴボンゴとの戦闘中、窮地に陥りかけたところで駆けつけた幽霊四姉妹の長女・メグ。


メグ「あれが邪気の正体ね。以前リンクから聞いたけれど、コイツは確か闇の神殿に潜んでいた魔物よね?」


リンク「うん。なんでここにいるのかは分からないけれど、只事ではないことは確かだよ」


グォォォォォォォォ!


メグ・リンク「「!? 来た(わ)!」」


 長く会話をする余裕もなく、ボンゴボンゴが再び動き出す。ただ、先程サリアとゼルダがリンクに放った力が効いているおかげか、もがき苦しんでいる。


メグ「リンク、サリアから貰った‘妖精のオカリナ’持っているかしら?」


リンク「あっ、うん。一応持っているけれど、どうするつもりだい?」


メグ「今から森の精霊の力を与える。今の状況なら、必ず役に立つわ」


リンク「分かった。はい、メグ!」


 リンクが懐からお守り代わりに所持していた‘妖精のオカリナ’を両手で天高く持ち上げてると、メグは何かの呪文を唱えるように呟く。すると突然、‘妖精のオカリナ’が光を帯びだす。


リンク「こ、これは一体…」


メグ「詳しい話は後。まず、それで『太陽の歌』を吹いてみて」


リンク「う、うん」


 メグに促されるがまま、リンクは‘妖精のオカリナ’で‘太陽の歌’を演奏する。すると、


グワワワワワワァ!


 ボンゴボンゴの動作が再び停止し、硬直状態となる。次に‘妖精の弓’と‘コキリの剣’が光り出す。


リンク「こ、これは…」


メグ「それが森の精霊の力を宿した状態よ。リンク、私も援護するからあの闇の魔物を倒しましょう!」


リンク「う、うん」


 突然自らが所持している武器が光り出すという展開に驚きつつも、メグの手を借りてボンゴボンゴを倒すことに取り掛かるリンク。


メグ「はぁ!」


リンク「喰らえ!」


 まず、メグが魔術でボンゴボンゴの動作を完全停止させる。その後、リンクが狙いを定めて矢を放つ。矢はボンゴボンゴの眼に命中し、ボンゴボンゴはそのまま床に落下する。


リンク「これでトドメだぁぁぁぁぁ!」


 続け様にリンクは光を帯びているもう一つの武器の‘コキリの剣’に持ち替えて、そのままボンゴボンゴの眼に突きを入れる。


グウォォォォォ! バンバンバンバンバン! シュウウウウウウウウ…


 痛烈な一撃を喰らったボンゴボンゴはしばらくもがき苦しみ、途端に動作が停止すると、全身から崩れるように消えていった。


リンク「…ふぅ、なんとか倒せた」


メグ「遅れてごめんなさい。でも、本当に間に合ってよかったわ」


リンク「謝らなくていいさ。助けに来てもらっただけでもありがたいよ」


 メグはリンク達のピンチにいち早く駆けつけられなかったことにお詫びを入れつつ、ひとまず事態の把握に移る。


リンク「まず、どうして闇の魔物であるボンゴボンゴが森の神殿に出没したかだね」


ゼルダ「確か、闇の魔物はインパが井戸の底に封印していたはず。そう簡単には封印は解けないようにはなっているはずですが…」


ジョオ「とてつもなく胸騒ぎがするわ。またハイラルに新たな危機が迫っているようで…」


サリア「一体、ハイラルで何が起きようとしているの?」


メグ「ますます、分からなくなってきたわ。これから私達幽霊四姉妹で今回の一件について調べてみるから、リンク達はひとまず帰った方がいいわ」


リンク「そうみたいだね…」


ゼルダ「私も、城に戻り次第、インパに報告して今後の対応について検討しておきます」


メグ「そうしてもらえると助かります。あっ、リンクが持っている‘時のオカリナ’と今回私が力を与えた‘妖精のオカリナ’は今後も役に立つと思うから、両方とも大切に使ってね」


 話し合った結果、結局核心には迫ることが出来なかった。今後も調査を続行するということでこの場は解散となった。森の神殿をあとにして、リンクとサリアはコキリの森へ、ゼルダはハイラル城へと戻ることになったその道中、


サリア(アタシがあげたオカリナ、リンクまだ大切に持っていてくれたンダ…)


ゼルダ(時のオカリナには私とリンクとの様々な思い出が詰まっております…)


 サリアとゼルダは、それぞれがリンクにあげたオカリナについて、感慨に更けていた。


サリア・ゼルダ((オカリナは今、リンクが使っている。てことは…!? (// △ //)))


 オカリナの現所有者兼使用者はリンク。かつては、妖精のオカリナをサリアが、時のオカリナをゼルダが使用していたこともあった。彼女たちが使っていたオカリナを、今はリンクが使っている。つまり、間接的に唇を合わせている(世間一般ではこれを‘間接キス’と呼ぶw)ことになる。そのことを思い出して、思わず顔を赤くさせるサリアとゼルダ。


※ 時オカにて、時のオカリナの方は回想シーンにてゼルダが使用していた描写が確認できます。妖精のオカリナについては不明ですが、ご都合主義と言うことでそういう事にしておいてください。


リンク(ん? 二人とも余程疲れているんだね、急に顔を赤くさせたりして…)


 そんな彼女たちの目まぐるしい思いなど、知る由もない時の勇者様であった。


続いてゴシップストーンのおまけ





ゴシップストーン『ロンロン牧場の一人娘・マロンが、リンクの家に贈り物をしたらしい』


 まことのお面も装着していないのに話しかけてきたゴシップストーンがこんなことを言っていたので、急いでリンク宅に行ってみると、


リンク・サリア・ゼルダ「「「……」」」


ンモォォォォォォォォ!


 一頭の乳牛と一通の手紙が送られていた。手紙には『これは私から牛乳好きな妖精君へのささやかなプレゼントだよ♪ by.マロン』と書かれてあった。また一名、秘かにリンク争奪戦に名乗りを上げた人物が現れた瞬間であった。


今度こそ終わり