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主人公総受け物語~時オカ編~

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 リンクは突然自分の腕に抱き着いてきたゼルダの行動に、戸惑いを隠せない。そんなリンクには気にも留めずに、ゼルダはすぐに視線をサリアの方に移して、


ゼルダ「これはこれは、森の賢者様。お久しぶりでございます。挨拶はこれくらいにして、いくらリンクの幼馴染だからと言って少々馴れ馴れし過ぎではございませんこと?」


サリア「あら、ゼルダ姫様。あなたの方こそ、変装して出て来たかと思えば、突然元の姿に戻ってリンクに抱き着くとは、どういうことかしら?」


 リンクを巡って、両者一歩も譲らぬ攻防が勃発。お互い妙に敬語で会話をしているのと睨みを利かせていることが絡み合って、より一層恐ろしさが増している。


リンク(ふ、二人とも、会って早々何なんだ? 止めたいけれど、止めに入ったら絶対に生きては帰って来れない気がする…)


 間に挟まれているリンクは、両サイドの美少女が醸し出す雰囲気に時の勇者らしからぬ怖気づいていた。二人が牽制し合っている原因のリンクは超が幾つも付くほどの鈍感ゆえ、二人が何故牽制しあっているのか分からないのである。


リンク(とにかく、先を進もう…)


 両腕を二人の美少女にふさがれながら、リンクは森の神殿に向けて足を進めるのであった。


続く





後書き

結論:ハーレムは決して、良いものではない