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　ザムザザーは、単装砲とガムザートフを2機のガンダムサイガーに撃ったが回避された。

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「リーン・ホースJr.、エルヴィン、ムラマサブラスターの射出準備をしろ」
　サオトメは、リーン・ホースJr.にそう命令するとモビルアーマーのビーム攻撃を回避しながらモビルアーマーの周りをちょこまかと飛行した。

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　それは、リーン・ホースJr.でも確認できた。
「サオトメ大佐」
　エルヴィン中尉は、戸惑っていた。
「早く。
やれるな？」
　サオトメは、催促した。
「了解」
　エルヴィン中尉は、そういうとマーカー艦長を見た。
「指示に従え」
　マーカー艦長は、前方のモニターを見ながら命令した。
「了解」
　エルヴィン中尉は、マーカー艦長の言葉で戸惑いが無くなった。

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　サオトメは、ガンダムサイガーMk-2にカスタム・ビームザンバーを持たせるとモビルアーマーに正面から接近した。

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　それは、ザムザザーでも確認できた。
「撃て」
　パイロットの命令でザムザザーは、ガムザートフを撃ったがシールドで防がれ接近を許してしまった。
そしてガンダムサイガーは、コックピット部分を的確に貫こうとしていた。
パイロットたちは、恐怖におびえ迎撃できなかった。
ザムザザーは、コックピット部分をビームサーベルでガンダムサイガーに貫かれ3人のパイロットは瞬時に焼死した。
ザムザザーは、至る所が爆発し海に墜落し爆発した。

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　リーン・ホースJr.のブリッジにいた皆は、目を奪われていた。
「ムラマサ・ブラスター射出」
　静寂を壊すかのようにサオトメが命令した。
「了解」
　エルヴィン中尉の言葉でムラマサ・ブラスターが射出された。

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　サオトメは、ムラマサ・ブラスターをキャッチさせた。

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　目を奪われていたのは、サイジョウ元帥も同じだった。
「直掩機の撃墜をお願いします。
艦船を切ります」
　その時サオトメから通信が入った。
「了解」
　サイジョウ元帥は、カスタム・ビームザンバーを抜刀させると1機の新型量産機に接近した。
「悪いがサオトメには、近づけさせない」
　そういうと頭部を破壊しコックピットを貫いて撃墜した。
すると1機の新型量産機がビームサーベルを持って接近してきた。
サイジョウ元帥は、斬撃を回避すると距離を取りながらメガ・ビームライフルを持たせると3発牽制弾を撃った。
無論牽制弾なので敵パイロットは、回避できたが4発目は直撃弾だったので命中し撃墜した。
そして左手にカスタム・ビームザンバーを持たせると次の獲物に急接近した。
敵パイロットは、何も反応できずに頭部を破壊された。
そしてとどめにコックピットを貫かれて撃墜された。
さらに2機を連続で撃墜すると1機の新型量産機の接近を許したがメガ・ビームシールドの尖端で突きとどめにメガ・ビームライフルを撃ち撃墜した。
さらに1機の新型量産機にメガ・ビームライフルを撃ったが命中しなかった。
しかしそれでもメガ・ビームライフルのけた違いの威力に新型量産機は、操縦系統をやられたのか飛行するのが精一杯だった。
そこに敵の僚機が現れビームライフルで援護してきた。
「飛んで火に入る夏の虫。
出てこなければやられなかったのに」
　そういうとサイジョウ元帥は、V.S.B.Rを1発撃ち2機の新型量産機をまとめて撃墜した。
サイジョウ元帥は、大型V.M.B.Rを使うことにした。
そこに1機の新型量産機がビームライフルを連射しながら接近してきた。
「これは、別次元の威力だ。
気をつけろ」
　そういうと新型量産機に大型V.M.B.Rを撃った。
新型量産機は、跡形もなく消滅した。
サイジョウ元帥は、敵艦隊の動きを見た。
するとこちらの動きを察知したのか右の艦隊が左に寄っていた。
そのためサイジョウ元帥は、増援艦隊に向けメガ・ビームライフルを3発撃ち3隻の敵艦を撃沈した。
すると上空から1機の新型量産機が切りかかってきた。
サイジョウ元帥は、大型V.M.B.Rでその新型量産機を撃墜した。

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「この化け物が」
　ウィンダムのパイロットは、半分狂乱しながら黒いガンダムサイガーに前方から接近戦を試みた。

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「感情を処理できなければ自分を殺すぞ」
　そういうとサイジョウ元帥は、メガ・ビームライフルで前方から接近していた1機の新型量産機にメガ・ビームライフルを撃った。
「まだいるのか」
　サイジョウ元帥は、そういうと1機の新型量産機のビームライフルを回避しメガ・ビームライフルで反撃し撃墜した。
「人造人間が」
　悪態をつくとサイジョウ元帥は、両手にカスタム・ビームザンバーを持たせるとそれを十字に重ねそれを1機の新型量産機に投げた。
1機は、回避したが後ろの機体は、反応できずに撃墜された。
そしてサイジョウ元帥は、急いでにカスタム・ビームザンバーを回収した。
直掩機は、壊滅した。

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　サオトメは、それを合図に敵艦隊に向かった。
敵艦隊は、迎撃にミサイルを大量に撃ったがサオトメはいとも簡単に突破した。
そして1隻のデモイン級の艦体に乗るとムラマサ・ブラスターで船体を切った。
さらにブリッジも切り爆沈させた。
そして次の艦に乗ると再び船体をムラマサ・ブラスターで切った。
この部分は、弾薬庫であり多数のミサイルが切られ誘爆し近くにいた兵士が爆発に巻き込まれた。
こうして1隻のイージス艦も爆沈させた。
取り乱した艦隊は、烏合の衆となり1隻のイージス艦は1隻のタワラ級にぶつかってしまった。
そのイージス艦にガンダムサイガーMk-2が乗った。
すると1基の対空バルカンがガンダムサイガーMK-2に向けて発射されたがガンダムサイガーMK-2は、気にせず対空バルカンを切り前方の船体を切った。
イージス艦は、爆発しその爆発がぶつけられたタワラ級にまでうつりタワラ級も爆沈した。

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「早くしろ」
　脱出したユーラシア連邦軍兵士は、救命ボートに我先にと乗っていた。

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　それは、セント・アイヴスでも確認できた。
ブリッジにいた皆は、呆然とその光景を見ていた。

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　それは、後方のユーラシア連邦艦隊旗艦でも同じだった。

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「サオトメ大佐」
　それは、マン・マシーンパイロットたちも同じだった。
　サイジョウ元帥は、黙ってその光景を見ていた。

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