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機動戦士ガンダムRSD 第13話 新η艦隊出撃

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ユウナは、指揮官としては首長の中で2番目に優秀であるが1番であるカガリとは雲泥の差があり艦隊全滅の可能性もあった。
「どの道それしか君には、道がない。
アスランには、ラクスがいるしキラには昔の思い人をいまだに忘れられずに新たな恋に踏み出せない」
 ユウナは、カガリに他に結婚相手がいないことを言った。
「ユウナ」
 それには、カガリも怒った。
「僕を怒鳴ってもしょうがないだろ?
それとも僕と結婚せず一生独身でいるのか?
そしてアスハ家の血を根絶やしにするのか?」
 ユウナは、カガリに思いついた選択肢の一つを言った。
「そんなことを言っては、いない」
 カガリは、ユウナの言葉が気に食わなかった。
「それじゃあそこらの馬の骨と結婚するのか?
アスハの名を持ちながら」
 カガリは、その言葉も気に食わなかったが反論できなかった。
悔しくて目には、涙を浮かべていた。
「勘違いするなよ。
僕は、別にアスハ家の名も欲しようとしているわけじゃない」
 ユウナは、カガリに名だけでカガリと結婚したいわけではないと言った。

                ※

 キラ大佐は、部下たちの訓練を真剣な目で見ていた。

                ※

「だが結婚するには、それ相応の名を持った人物でなければならないと言ってるんだ。
カガリ・ユラ・アスハ。
オーブ連合首長国代表首長である君の立場上ね」
 ユウナは、カガリにアスハ家の名を汚してほしくないと言った。
カガリは、むっとして黙って窓に手をつき外の風景を見ることにした。

                ※

 η艦隊は、哨戒任務を充てられ周辺宙域を哨戒していた。
するとロンバルディアのレーダーが敵艦隊を発見した。
「キャッチしただと?」
 グラハム艦長がレディー軍曹に確認した。
「はい、ネルソン級2隻、アガメムノン級1隻に多数の補給艦を伴っています」
 レディー軍曹が艦隊の特徴を述べた。
「結構だ。
補給物資は、シャトルに移して地球に降下させる以外選択肢はない。
ドゴス・ギアは、キャッチできてるな?」
 グラハム艦長がドゴス・ギアの状態を質問した。

                 ※

 ブライアン艦長は、イワン曹長から通信機を借りた。
「なぜ計算できない。
わかった。
パナマ基地かヘブンズベースかによって警報の出し方が違ってくる。
急げ。
マン・マシーン隊、発進用意させろ」
 ブライアン艦長は、補給艦隊を全滅できなかったときの事を考え警報を出すように命令しマン・マシーン隊の発進準備を命令した。
「了解」
 マーネリー軍曹が答えた。

                  ※

 それは、ユーラシア連邦艦隊でも確認できた。
「前方に敵戦艦をキャッチした。
モビルスーツ隊は、輸送艦隊直掩隊以外対モビルスーツ戦の用意。
この作戦に成功すれば一週間の有給休暇が出る。
各員の奮起を期待する」
 艦隊旗艦のアガメムノン級では、司令官が艦内放送でパイロットたちを奮起させた。
「アザッヘル基地から補給艦護衛任務を任されたらこれだ。
俺たちは、上層部のおもちゃじゃないぞ」
 大隊長は、上層部の人使いの荒さに憤慨していた。
「大隊長、パイロット1人の気分で作戦がどうとでもなると思うな」
 司令官が通信で大隊長を落ち着かせた。
「なら正攻法で戦わせろ」
 大隊長は、これまで自分の思うように戦えなかった。
「戦うなとは、言っていない。
戦略的勝利が達成できるならどんな戦い方でも構わない」
 司令官は、そういうと通信を切った。
「分かったよ」
 大隊長は、吐き捨てるように言った。

                   ※

 η艦隊は、マン・マシーン隊の発進準備を行っていた。
「まだ距離があるがマン・マシーン隊、順次発進」
 ブライアン艦長が発進命令を出した。
「了解」
 マーネリー軍曹がそれに答えた。
「気を付けて行けよ、エリオット」
 ブライアン艦長は、発進準備を終えたエリオット少尉を気にかけた。
「了解。
ジャック中尉、お先に」
 エリオット少尉は、上官になったジャック中尉に声をかけた。
「よし、行け」
 そういうとエリオット機は、出撃した。
ドゴス・ギアは、マン・マシーンの発進準備を続けていた。

                    ※

 それは、ロンバルディアも同じだった。
「所詮スダルシャナの初陣の見守り隊だろ?」
 ロムニー准尉が自分たちの役割に関して不満を言った。
「だったら新型機を出し抜く戦果を出せばいいだろ?」
 そこにトーマス准尉が提案した。
「でも皆が我先に戦果だけに目が行ってシグマン隊長が未帰還になったりしたらどうする?」
 ロムニー准尉が冗談交じりに質問した。
「いつまで私語をしている?
機体に不満があるならハービック社にでもラブレターを送ったらどうだ?
或いはシグマン少佐の次なる大隊長に就任してみろ。
現状に不満を言うな。
不満があるなら現状を変えてみろ」
 そこにグラハム艦長が通信を入れ2人を制した。
その言葉にロムニー准尉は、頭を冷やした。
「ロムニー機、出る」
 ロムニー准尉は、発進した。

                    ※

「アイリス機、行きます」
 アイリス曹長が発進した。
「シグマン・クレイ、スダルシャナ出る」
 スダルシャナは、カタパルトで発進直後モビルアーマーへと変形した。
この機体は、コロニー軍初の変形型マン・マシーンであり実戦・運用データ入手のため試験的にη艦隊に1機だけ配備された。

                    ※

 マン・マシーン隊は、編隊を組みどんどん進軍していた。

                    ※

「ターゲット確認。
砲術長、わかってるか?
補給艦を狙うんだ。
敵艦隊に向かって左」
 イワン曹長が内線で砲術長に連絡した。
「こっちも子供じゃない。
補給艦なんか全て沈めてやる」
 砲術長は、士気高揚だった。
「主砲を撃ったら敵も撃ってくるぞ。
第一戦闘戦速」
 ブライアン艦長は、クルーに命令した。
「主砲、撃て」
 ブライアン艦長の命令でη艦隊は、主砲を発射した。

                     ※

「始まった」
 それは、マン・マシーン隊でも確認できた。

                     ※

 艦砲射撃は、ユーラシア連邦艦隊でも確認できた。
「敵の火線の元へ砲撃。
出撃した大隊長は、どうしたんだ?」
 司令官は、モビルスーツ隊を気にした。

                     ※

 モビルスーツ隊は、艦隊の上空で警戒をしていた。
「艦隊の上からから来ようってんだろ。
わかってるよ」
 大隊長には、敵の動きが手に取るようにわかっていた。

                     ※

「あそこか」
 シグマン少佐は、モビルスーツ隊に向け大口径ビームキャノンを2発撃った。
2発とも命中した。

                     ※

「ナチュラルにいつまでも好きにさせるか」