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　司令官は、状況分析し部下に命令した。
「了解」
　部下が答えた。

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　1機の後退しようとしたダガーLは、背後からビームライフルを撃たれて撃墜した。

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　スダルシャナは、モビルアーマー形態で大口径ビームキャノンで後退するモビルスーツ隊を撃墜した。
「逃がすか、地球軍め」
　その後もスダルシャナは、モビルアーマー形態で大口径ビームキャノンで後退するモビルスーツを次々に撃墜していった。

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　それは、アガメムノン級のブリッジでも確認できた。
「後退するモビルスーツを撃墜しながらモビルアーマーが接近してきます」
　オペレーターが緊張しながら報告した。
「直掩機で応戦しろ」
　司令官が冷静に命令した。
「前方からビームです」
　別のオペレーターが恐怖に支配されながら報告した。
「構わない。
そうそう当たるものでは、ない」
　司令官は、全く動揺を見せなかった。

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　1機のマールスが直掩に就いていたダガーLをビームライフルで撃墜した。
「ネルソン級を沈めろ。
敵旗艦は、わが艦隊が攻撃する。
モビルスーツは、後でどうにでもなる」
　シグマン少佐は、部下たちに命令した。
「了解」
　部下が答えた。
「邪魔だ」
　シグマン少佐は、そう叫ぶとスダルシャナをマン・マシーンに変形させビームサーベルを持たせると1機のビームライフルを連射するダガーLを上下真っ二つに切り撃墜した。

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　それは、司令官も気づいた。
「エースだ」
　ここで初めて司令官は、戦慄した。

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「沈め」
　シグマン少佐は、1隻のネルソン級に狙いをつけると確実に沈めようとブリッジに接近した。
しかしその時ビームの火線が飛来した。
「何？」
　シグマン少佐は、一度ネルソン級から離れざる負えなかった。

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　それは、先に後退していたモビルスーツ隊だった。
「左右に散開して艦隊を守れ」
　中隊長が部下に命令した。

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「直掩隊か。
ウィンダムまで」
　その時上空から1機のウィンダムが近づいているのに気付いた。

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「これ以上邪魔は、させない」
　隊長は、そういいながら可変型マン・マシーンに接近した。

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「もう見飽きたんだよ」
　スダルシャナは、ビームサーベルで切りかかったがシールドで防がれた。
逆にビームライフルで反撃されたが横に回避しビーム・カノンを撃ったが上昇し回避された。

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「やる」
　隊長は、敵パイロットの技量の高さに驚いていた。
可変型マン・マシーンは、接近すると零距離から腕部ビーム砲を撃とうとした。
パイロットは、下降して攻撃を回避した。

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「何？」
　シグマン少佐は、驚いた。
そして回転蹴りを受け吹き飛ばされた。
しかしすぐに姿勢を正すと6連装ミサイルランチャーから4発のミサイルを発射した。
「当たれ」
　シグマン少佐は、そう祈った。

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　それは、隊長も気付いた。
「ミサイル」
　隊長は、機体を上昇させミサイルの飛来軌道から逃れた。
しかしミサイルは、追尾してきた。
「追跡機能があるだと?」
　隊長は、逃げるのをあきらめトーデスシュレッケンで迎撃した。
ほとんどのミサイルは、迎撃したもの1発は迎撃し損ねてコックピット部分を直撃し撃墜された。

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　それは、シグマン少佐も確認した。
「よし、次」
　シグマン少佐は、次の獲物もウィンダムに決めビームライフルを連射したが命中しなかった。
そのウィンダムは、逃げてしまった。
すると背後から1機のダガーLが拘束してきた。
「邪魔だ」
　シグマン少佐は、ダガーLの頭部を殴って吹き飛ばし操縦系統を奪った。
「あのウィンダムは？」
　シグマン少佐は、狙いをつけたウィンダムを探した。
その時1機のウィンダムがビームライフルで攻撃してきた。
しかしモビルスーツの撃墜よりも敵艦を沈めるのを優先しスダルシャナをモビルアーマーに変形させた。
そして1隻のネルソン級に接近した。

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　それは、ウィンダムのパイロットも気づいた。
「待て」
　追撃したものの可変型マン・マシーンは、速く追いつけなかった。

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　それは、アガメムノン級でも確認できた。
「敵マン・マシーンは、左右に展開しています」
　オペレーターが報告した。
「ハロルドの周りを固めろと伝えろ。
深追いは、するなと」
　司令官が命令した。
「了解」
　部下が答えた。

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　スダルシャナは、1隻のネルソン級を盾に1機のウィンダムとビームライフルで撃ちあっていた。
「沈め」
　シグマン少佐は、そういうとそのネルソン級にビームライフルを撃ち撃沈した。

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　それは、アガメムノン級のブリッジでも確認できた。
「何をしている？
対空砲で蹴散らせ」
　ここにきて司令官は、やっと焦燥し始めた。

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　爆沈するネルソン級から離れるとトリッピー機が近づいて接触回線を開いた。
「シグマン隊長、私はこれ以上戦えません。
帰艦します」
　トリッピー曹長が帰艦許可を求めた。
「許可する。
気をつけて帰れよ」
　シグマン少佐が最後まで油断するなと忠告し許可を出した。

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　1機のウィンダムは、1隻のネルソン級を盾に可変型マン・マシーンにビームライフルを連射した。
しかし可変型マン・マシーンは、意に介さず接近してきた。
ウィンダムは、回避できずにネルソン級の船体に押し付けられると可変型マン・マシーンが切りかかってきた。
何とかシールドで防ごうとしたがシールドを切られた。

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「戦艦もろとも沈め」
　シグマン少佐は、ウィンダムごとネルソン級を貫こうとしたがウィンダムは回避した。
しかしネルソン級の船体は、貫き追い打ちにビーム・カノンとビームキャノンでとどめをさし撃沈させた。

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「主砲射程距離に到達しました」
　η艦隊は、敵艦隊を主砲射程距離においた。
「艦隊は、横並びのまま砲撃する。
主砲、開け」
　砲撃は、アガメムノン級に集中した。