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機動戦士ガンダムRSD 第14話 明日への出航

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ユーラシア連邦艦隊も応戦した。
双方の艦隊の間では、ビームの火線とミサイルが往来していた。

                          ※

 1機のマールスは、1隻のネルソン級にビームライフルを3発命中させ撃沈させた。
1機のダガーLがマールスにビームライフルを連射していたが反撃にビームライフルの直撃を受け撃墜された。
「いい加減堕ちなさい」
 アイリス曹長は、1機のウィンダムに後方から接近した。 

                           ※

「小癪な」
 それは、ウィンダムのパイロットも気付いていた。

                           ※

 アイリス機は、ビームサーベルを持つとウィンダムに切りかかった。
ウィンダムもビームサーベルを持つと2機は、2回切りあった。
「強い」
 アイリス曹長は、敵パイロットの技量の高さに驚いた。
そしてパワー負けし押された。

                           ※

 スダルシャナは、混戦の中1機のダガーLをビームライフルで撃墜した。
シグマン少佐は、母艦であるドゴス・ギアの状況をモニターで見た。
すると直撃を受けていた。
「大した事は、ないようだ」
 周りを見てみるとアイリス機が1機のウィンダム相手に苦戦していた。

                            ※

 アイリス曹長は、1機のウィンダムとビームライフルで撃ちあっていたがあたらなかった。
「なんて速さ」
 アイリス曹長は、ウィンダムの機動性の高さに驚いていた。
 シーサー少尉は、2機のダガーLをビームライフルで立て続けに撃墜した。
 スダルシャナは、モビルスーツ隊に向けビームライフルを連射した。
「どこからでも来い。
近付く奴は、みんな灰にしてやる」
 シグマン少佐は、そういうと1機のダガーLをビームライフルで撃墜した。
アイリス機は、ウィンダムに追い詰められていた。
「アイリス曹長」
 シグマン少佐は、ウィンダムにビームライフルを連射してアイリス曹長の危機を救った。
その流れ弾は、ネルソン級に命中しネルソン級は、撃沈した。
「アイリス曹長、大丈夫か?」
 シグマン曹長は、アイリス機と通信を開いた。
「大丈夫です。
援護します」
 アイリス曹長は、反撃に出ようとしていた。
「おい、待て」
 アイリス機は、援護する位置に向かおうとした。
しかしアイリス曹長の援護のおかげで敵に隙ができた。
「いただくぜ」
 その時上空からレイダー制式仕様がバルカン砲を撃ちながら接近し組み合ってきた。

                             ※

 そこに2機のウィンダムが援護に来た。
「レイダー、離れろ。
お前は、ウィンダムの援護をしろ」
 上官が部下に命令した。
 つばぜり合いをしていたウィンダムとマールスは、離れた。
マールスは、接近する新手に気付き新手に腕部ランチャーを撃って接近するウィンダムの右足を破壊した。
「中尉」
 それは、1機のマールスを追い詰めたウィンダムのパイロットも確認した。

                             ※

 シグマン少佐は、組み合っているレイダー制式仕様を剥がした。
「そんなに墜とされたいか」
 シグマン少佐は、まずレイダー制式仕様から撃墜しようとした。

                             ※

「やめろ」
 今度は、援護に来たウィンダムが可変型マン・マシーンと組み合った。
しかしすぐに離れた。

                             ※

「邪魔するな」
 シグマン少佐は、邪魔したウィンダムにビーム・カノンを撃った。

                             ※

「しまった」
 パイロットは、反応できずにビームが直撃し宇宙に散った。

                             ※

 それは、1機のマールスを追い詰めていたウィンダムのパイロットも見ていた。
「中尉。
貴様、貴様、貴様」
 パイロットは、怒りに我を忘れ可変型マン・マシーンに切りかかった。

                              ※

 スダルシャナもビームサーベルを持ち2機は、つばぜり合いになった。
「直線的過ぎだな」
 この瞬間シグマン少佐は、敵パイロットが冷静ではないと感じた。
「よくも」
 しかしそんな敵は、シグマン少佐の相手ではなかった。
スダルシャナは、一度離れるとすかさずもう一度切りかかった。
ウィンダムは、ビームサーベルに切られ撃墜した。
「次」
 シグマン少佐は、次なる獲物を探した。

                              ※

 艦隊戦は、決着がつきアガメムノン級がη艦隊の集中攻撃で沈みネルソン級もマールスの攻撃で沈んだ。

                              ※

 それは、ドゴス・ギアのブリッジでも確認できた。
「後退信号を出せ」
 ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアは、後退信号を出した。
マン・マシーン隊は、帰艦していった。
 トリッピー曹長は、帰艦しマールスから出た。
「ご苦労さん、トリッピー曹長」
 すると整備兵の1人がトリッピー曹長をねぎらった。
「アイリス曹長」
 すると先に帰艦しマン・マシーンデッキを出ようとしていたアイリス曹長を見かけた。
しかし声をかけたが無視された。
「アイリス曹長」
 トリッピー曹長は、追いつくと肩をつかみ歩みを止めさせた。
「先の行動は、悪かったわ。
軽率だと自分でも思ってる」
 アイリス曹長は、そういうとトリッピー曹長は修正を加えようとした。
アイリス曹長は、身構えたが来なかった。
「アイリス曹長、もうサオトメ大佐がいないからイライラする時じゃないんだよ。
いつ死んでもおかしくない時なんだ。
皆だって遠距離恋愛のことを冷やかすこともあるだろうしそれは、いくらでも謝らせる。
でもアイリス曹長だってちょっとばかり甘え過ぎだな。
もうここには、サオトメ大佐はいなんだから」
 トリッピー曹長は、アイリス曹長を優しく説教した。
「じゃあ」
 そういうとトリッピー曹長は、マン・マシーンデッキを去ろうとした。
「よ。
なんだよ、あいつ」
 途中ナン准尉が挨拶したが無視してしまった。

                              ※

 ラミアス少佐は、ノイマン少尉と共にエレベーターで降下していた。
アークエンジェルは、出航準備に入っていた。
「でも本当にそれでいいのかしらね」
 いまだラミアス艦長は、出航に関して懐疑的だった。
「ええ。
ってかもうそうするしかないでしょう」
 ノイマン少尉は、どこか諦めたように答えた。
ラミアス艦長は、ため息をついた。
 エレベーターは、秘密ドックの階に来ると扉が開いたため2人は出た。
「本当は、何が正しいのかなんて自分たちにもまだ全然判らないですけど。
でも諦めたら駄目でしょう?」
 そこにマードック曹長とダリダ曹長が来た。