淫撃の巨人(進撃の巨人の二次創作!超リアル版)
そのクーデター事件と並行して起きたのが、シナンシナ区からの難民たちの中で、軍隊に配属された兵隊たちが、不当な扱いを受けている事を、またまたベルク出版社を占拠して市民や王政に訴えたのと、全国で広がっている巨人の恐怖によるパニック症候群により、多くの躁鬱病患者や不眠症患者が増え自殺者も増え始め、なんと不倫や強姦、輪姦が日に日に増えてきて、日常社会が不安定になって来た。
社会情勢の不安の根源は、明らかに巨人の圧倒的な恐怖が原因であり、巨人に対しての情報不足が原因と言う事も分析されていたので、王政の首脳人達が出した作戦として、シナンシナ区で巨人との恐怖の体験をしてきた者を集めて、色々な地区に派遣させ、講演会を開かせた。
また、この際、圧倒的な不安を鎮静させる手段として、睡眠薬を主治医が適切に市民に配布したり、なんと王政が不安とストレストを取り除き、反対により深い絆を高める為と、セックスカウンセルも開始し、不倫は認められ、強姦!輪姦の暴力行為でのセックスを抑制する為に、国が認めた慰安所が運営された。
また、一番!巨人とのストレスが溜り、生死の境を経験している兵士達にも、セックス奨励制度が設けられ、訓練兵の時から、自由に若い兵士達がセックスをしまくり、ストレス発散と男女関係のよりよい絆とコミュニケーションを築く事になった。
ある意味、画期的と言うか、類人猿のボノボ!みたいな、争いごとがあれば、まずはセックスで解決!することで、当座の争いは激減した。
例えば、同じ訓練兵団のジャンと言う青年はエレンとはソリが合わなかった。
一つは、エレンは巨人を真近で見ていて、巨人の恐ろしさを、身を持って体験していたのに対し、巨人の噂は聞いていたり、死体が運ばれていたのは見た事がるが、実際の巨人の威力や怖さを知らないので、その辺でエレンや他のシナンシナ区の兵士達にバカにされている?ような、負い目を感じていた。
もう一つは単純に男としての嫉妬!
エレンと幼馴染のミカサに仄かな恋心を抱いていたからだ。
しかし、当の本人達はどちらとも歩み寄ろうとしなかった。
度重なるイザコザに、友達のアルミンはミカサに相談して、最近!奨励されているセックス奨励「フリーセックス」を活用して、エレンとジャンを仲良く出来ないか?と考えたのだ。
折しも、訓練兵団を卒業し、卒業した兵士がそっくり対巨人戦闘調査団に編入された。
と言うのも、2年前からの巨人進行により、何度かその当時の軍隊で奪還に動いていたのだが、兵隊たちが初めて見る巨人と、シナンシナ区で逃げ遅れた市民達が、圧倒的な巨人達にいいように捕まり、身体中の骨を粉々にされて、激痛と恐怖の中、食べられる地獄の光景を目撃し、精神的におかしくなり、戦闘状態にならなく、また、多くの市民が逃げ遅れて高い建物の中に籠城している所まで行って、救出は不可能に近く、実際!多くの兵士も巨人に踏み潰されたり、握り潰されたり、結局は食べられていた。
ハッキリ言うと、2年前の兵士達の多くは精神に異常をきたして精神病院や自宅療養しているか、軍隊を辞めるかして、軍隊の数は激減し、ある意味、シナンシナ区から避難してきた者達が半ば強制的に兵隊にさせられることが多かった。
要はいつの時代も、戦争に駆り出されるのは若者達で、圧倒的な情報不足により、いいように使われる未熟さが、洗脳を容易にした。
とは言え、最近ではイキなり巨人を生で真近で見せる事は兵隊生命を短くするので、まずは元調査兵団の先輩達が調査した高さ50メートル、壁の厚さ10メートルの中にある迷路のような階段を上がり、小さな窓が10メートル間隔であることも調査で分かったので、高さ20メートルの窓からシナンシナ区の巨人群を見て、悲鳴を上げる男女が殆どだった。
巨人は、目は悪いようだが、鼻が犬並みに効くのか?小さな窓から漂う人間の体臭に敏感に反応し、若者達が見てる壁に続々と集まり、高さ10メートルの小さな窓を執拗に唾液たっぷりの舌で舐め回し、奇妙な唸り声
「ん~」の太い音!
「あ~が~」と言う唸る声!
を上げていた。
窓と言っても階段踊り場から厚さ1メートルはあるので、刀等では届かなく、長い槍を持ってきて、対巨人戦闘調査団の先輩達が巨人の舌目がけて突いていた。
その都度、巨人達は呻き声を発し、壁を叩き始めるのが、もろ、初めての兵士達にとっては衝撃的な体験で、実際!多くの若い女性兵は失禁し、男達も女子よりは少ないが失禁!小便を漏らす者もいた。
一応!巨人を体験するまでには、
「トイレには行ってくるように」、
と、遠足じゃないが注意指示されるのだが、毎回!失禁者は後を絶たなかった。
このように安全な場所での巨人体験ツアーでさえも、このようなありさまで、ましてや実際にシナンシナ区!または本当の意味での外界への調査と成れば、無数の巨人達を前に、どうするか?殆どの兵士は身体がゆうことが効かず、失禁や脱糞後に、ただただ喰われてしまうだけだろう。
そんな状況で、エレンとミカサだけは冷静でいた。
むしろエレンは復讐に燃えていて、ぶつぶつと
「巨人を駆逐してやる、駆逐してやる、全てを殺し尽してやる」
と呟いていた。
エレン本人は声に出して喋っている事も分からないようだが、ミカサやアルミンに何回も注意されるまで、同じ事を呟いていた。
エレンたちと近くにいて、初めて巨人を見たジャンは、やはりと言うか、ブルブルと震え出し、真っ青な顔で階段の踊り場に体育座りをしていた。
そして、ジャンのお尻からは液体が広がり始めた。
ジャンも失禁をしてしまったみたいだ。
こうして、対巨人戦闘調査団に初めて配属された新入り達の大部分は、かなりのショックを受け、夕食を食べる者は少なく、食欲はなくなり、鬱状態の者が続出した。
その中にはジャンの姿もあり、また、芋オンナとの異名を持つサーシャでさえ、食欲が無くなっていた。
その夜、多くの新米兵が啜り泣き始め、死にたくない!巨人に殺されたくない!巨人に喰われたくない!と呟きながらベットで丸まっていたらしい。
その日から不眠を訴える者が続出し、また、躁鬱病のようにいやに明るくなったかと思うと、塞ぎこんで日常の業務に多くの新米兵が脱落していった。
その日から、王政が用意していた「セックスカウンセラー」が動きだしてきた。
何と言っても、一番のショックを受けているのが、現役で動いている対巨人戦闘調査団
の兵隊たちだ。
不眠症に悩まされ、悪夢に寝汗をびっしょりかいて真夜中に、奇声を発して突然起きる者が多かった。
余りの多くの悪夢醒めの悲鳴のような声に、軍隊宿舎を増築し、PTSDの酷い隊員は、壁の厚い防音設備のある宿舎に移動させられた。
一応!移動する者の目安としては、1週間以上不眠症や悪夢での目覚め!躁鬱病ぎみ、パニック症候群の者が対象だが、実は大半の兵士は、このような症状の一つや二つは誰もが持っていた。
ひと頃は、上層部の幹部が精神論!と言うか根性論的な高圧的な態度で部下達に命令していたが、それはあくまでも2年前!
作品名:淫撃の巨人(進撃の巨人の二次創作!超リアル版) 作家名:如月ナツ