機動戦士ガンダムRSD 第16話 インド洋の死闘
ホーク中尉は、モビルアーマー形態の敵新型ガンダムにビームライフルを撃った。
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それは、アスラン中将も確認し攻撃を回避した。
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「文句言うだけなら誰だって出来るさ」
シン中尉は、愚痴りながらシールドで防ぎながら高エネルギービームライフルで反撃した。
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リーンホースJr.は、3連装対空機銃で弾幕を作りウィンダムの接近を防いでいた。
「ミサイル発射管1番、2番、撃て」
ミハイル副艦長が命令した。
「そんなことは、解っています。
だがこちらのセンサーでも潜水艦は、疎か海上艦の1隻すら発見できてはいないのです」
マーカー艦長は、ユーイチ艦長に敵艦が捕捉できたか聞いていたが回答は否だった。
「では彼等は、どこから来たと言うのです？
付近に基地があるとでも？」
マーカー艦長は、もう一つの可能性を言った。
「こんなトリントン基地の目と鼻の先にですか？
そんな情報は、ないですよ」
ユーイチ艦長は、その可能性を否定した。
「ソナーに感。
数4」
その時ヘルマン中尉が切羽詰まったように報告した。
「何？」
マーカー艦長もそれに驚いた。
「早い。
これは、モビルスーツです。
ゾノ3機に青色ガンダムです」
ヘルマン中尉の声は、完全に冷静さを欠いていた。
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アウル少尉は、これから始まるであろう一方的な戦いに胸を躍らせた。
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「カイル中隊に水中戦の準備をさせろ。
完了次第発進」
マーカー艦長は、エルヴィン中尉に命令した。
「了解」
エルヴィン中尉が答えた。
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アビスガンダムは、どんどんα艦隊に近づいていた。
その後方からゾノが近づいていた。
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リーンホースJr.では、カイル中隊の発進準備が行われていた。
「副隊長が言っていた嫌な予感とは、これか」
カイル中佐は、サオトメの予感の正体がわかった。
「おそらくは」
アンディー大尉も同じ考えだった。
「水中戦なんて」
キリー中尉は、今日は厄日だと感じた。
ガイヤス・ギヤは、続々と発進位置まで移動していた。
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ホーク中尉は、モビルアーマー形態の新型ガンダムに6連ミサイルを撃った。
モビルアーマー形態の新型ガンダムは、回避しようとしたが追尾能力があるため回避しきれなかった。
そのためバルカン砲で迎撃した。
「クソ、なんて動きがいいんだ」
ホーク中尉は、敵パイロットの技量の高さに驚いた。
サイジョウ元帥は、ウィンダムに囲まれながらも2機のウィンダムをメガビームライフルで立て続けに撃墜した。
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「クソ」
シン中尉は、そう叫ぶとインパルスガンダムにヴァジュラビームサーベルを持たせると白いガンダムサイガーに切りかかったが回避された。
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カイル中隊のガイヤス・ギヤが発進準備を整えた。
「カイル・ストーム、出る」
「キリー・ロジャース、行くわ」
12機のガイヤス・ギヤが海中に入った。
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アウル少尉は、そろそろと判断しアビスガンダムをモビルスーツ形態にした。
直後警告音が鳴った。
左の方を見ると12機のガイヤス・ギヤが近づいてきた。
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「やらせは、しないわよ」
キリー中尉は、そういうと青色ガンダムにレール・キャノンを撃った。
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それは、アウル少尉も確認した。
「そんなのでこの僕をやろうって？」
そういうとアウル少尉は、アビスガンダムをモビルアーマー形態に変形させると攻撃を回避した。
「舐めんなよ。
こら」
そしてガイヤス・ギヤ中隊に突っ込んだ。
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カイル中隊も気付き全機回避した。
1機のゾノは、カイル機に魚雷を撃ったがバルカン砲で迎撃した。
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ゾノのパイロットは、その光景に驚いた。
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カイル中佐は、その隙に1機のゾノに接近するとビーム・トマホークを持たせるとゾノに切りかかった。
ゾノは、接近戦を主眼に開発された水陸両用モビルスーツであるためこれに応戦しクローでビーム・トマホークを受け止めた。
しかしその瞬間ビーム刃を展開しクローを破壊した。
そして胴体を上下真っ二つに切り撃墜した。
その爆発によって海面には、水柱ができた。
「ごめんね、強くてさ」
カイル中佐は、ゾノ相手なら余裕だった。
さらにおびえ切ったもう1機もビーム・トマホークで切り撃墜した。
海面には、再び水柱が現れた。
※
ジン中尉は、ガイヤス・ギヤに包囲され四方八方からビームライフルの攻撃を受けシールドで防ぐのがいっぱいいっぱいだった。
2本の水柱は、アスラン中将も確認した。
「ミネルバ、今のは？」
アスラン中将は、セイバーガンダムをモビルスーツに変形させるとミネルバに確認した。
そして追撃してきた1機のガイヤス・ギヤに高エネルギービームライフルを撃った。
「ガイヤス・ギヤです。
ニーラゴンゴのゾノおよびアビスと交戦中」
メイリン軍曹が答えた。
アスラン中将は、ガイヤス・ギヤが水中戦を行ったことに驚いた。
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それは、サオトメも同じだった。
「カイル中隊で対応しています。
それより敵の拠点は？
そちらで何か見えるか？」
マーカー艦長がサオトメに確認した。
「いえ、こちらでも何も。
しかし必ず近くにいる」
サオトメは、ウィンダムの航続距離から考えて敵拠点が近くにあると確信していた。
サイジョウ元帥は、新型白兵戦型ガンダムを追撃していた。
「こいつを。
こいつさえ落とせば」
その時ウィンダム1個小隊が邪魔してきた。
そのため1機のウィンダムをメガビームライフルで2発牽制を撃ち3発目に直撃弾を撃って撃墜した。
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撃墜されたウィンダムのパイロットは、断末魔を上げた。
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そして振り向きざまに後ろ斜め下にいた2機目のウィンダムをメガビームライフルで撃墜した。
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撃墜されたウィンダムのパイロットは、恋人の名を叫んだ。
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さらに左斜め下を飛行していた3機目のウィンダムにメガビームライフルで2発牽制を撃ち3発目に直撃弾を撃って撃墜した。
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それは、ガイヤス・ギヤと交戦していたステラ少尉も見ていた。
「ネオ」
ステラ少尉は、意を決してガイヤス・ギヤを振り切ると黒いガンダムサイガーを追撃した。
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作品名：機動戦士ガンダムRSD 第16話 インド洋の死闘 作家名：久世秀一