機動戦士ガンダムRSD 第16話 インド洋の死闘
カイル中佐は、6連ミサイルで最後のゾノを撃墜した。
「どうだ」
カイル中佐は、余裕だった。
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サイジョウ元帥は、1機のウィンダムを60mmバルカン砲で撃墜すると上空を飛行していた1機のウィンダムをメガビームライフルで撃墜した。
※
それは、ネオ大佐も確認していた。
「思った以上の腕だな。
さてどうするか」
そんなことを考えながら逃げていた。
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ガンダムサイガー改は、必死に新型白兵戦型ガンダムを追撃していた。
「あいつ」
サイジョウ元帥は、敵パイロットに並々ならぬ敵愾心を感じていた。
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ガイアガンダムは、2機の近くまで近づいていた。
「ネオ」
ステラ少尉は、この世で2番目に大切な人の名を叫んだ。
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サイジョウ元帥は、敵機の接近に気付いていた。
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ステラ少尉は、ガイアガンダムをジャンプさせるとモビルアーマーに変形させ黒いガンダムサイガーに体当たりしようとした。
※
サイジョウ元帥は、敵機の接近に気付いていたがその正体までは分からなかった。
「黒色ガンダムか」
サイジョウ元帥は、黒色ガンダムを蹴り飛ばした。
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ステラ少尉は、その衝撃に襲われたが何とかモビルスーツに変形させグゥルに載せた。
ネオ大佐は、心強い援軍に喜んだ。
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エリース大尉は、ガイヤス・ギヤにビームサーベルを持たせると1機のウィンダムに接近し切りかかった。
しかし後退して回避した。
※
「旧人は、早く滅べ」
ガイヤス・ギヤのビームサーベルを回避したウィンダムのパイロットは、敵機に対してそう叫んだ。
さらに連続で切りかかったが距離をとるとヴュルガーを撃ったが回避された。
ガイヤス・ギヤは、シールドミサイルで反撃してきたが回避し離脱した。
ガイヤス・ギヤは、ビームライフルで追撃したが回避し続けた。
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「運動性は、敵が上か」
エリース大尉は、敵機の運動性の高さに舌打ちした。
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アスラン中将は、セイバーガンダムをモビルアーマー形態に変形させると敵部隊と距離をとった。
※
ステラ少尉は、恨みのこもった目で黒いガンダムサイガーをにらんだ。
「こいつ」
黒いガンダムサイガーは、静かにこちらを見ていた。
「いつも、いつも」
ステラ少尉は、そういうとグリフォン2ビームブレイドを展開して黒いガンダムサイガーに突撃した。
しかし黒いガンダムサイガーは、ビームサーベルを持つと切りかかってきた。
ステラ少尉は、ガイアガンダムを後退させ回避した。
黒いガンダムサイガーは、先から冷たくこちらを見ていた。
※
アンリ大尉とホーク中尉は、モビルアーマー形態の新型ガンダムを追い詰めようとしていた。
「ホーク中尉、回り込んで」
2機は、モビルアーマー形態の新型ガンダムの新型ガンダムの高出力ビーム砲を回避すると四方八方からビームライフルを撃ち反撃した。
しかし全て回避された。
ホーク中尉は、さらに2発撃ったが回避された。
※
シン中尉は、ステラ少尉が拠点予定地近くで黒いガンダムサイガーと戦闘しているのに気付いた。
「ステラ、下がれ。
拠点予定地から敵機を引き離すんだ」
シン中尉は、ステラ少尉に命令した。
※
水中では、青色ガンダムがカイル中隊に4発魚雷を発射してきた。
皆もそれに気づき魚雷を回避した。
しかしガイヤス・ギヤは、水中では機敏に動けず魚雷をギリギリでかわした。
※
リーン・ホースJr.のブリッジでは、皆が戦況を見守っていた。
※
ステラ少尉は、高エネルギービームライフルをマウントさせると右手にヴァジュラビームサーベルを持たせた。
「こいつ、今日こそ」
ステラ少尉は、黒いガンダムサイガーに切りかかった。
「ステラ」
その時シン中尉から度重なる命令が来た。
「分かってる」
ステラ少尉は、命令をわかっていた。
黒いガンダムサイガーも接近してきてた。
ガイアガンダムは、黒いガンダムサイガーに切りかかったがシールドで防がれた。
黒いガンダムサイガーは、反撃に2回切りかかってきたがガイアガンダムは後退し回避した。
ステラ少尉は、見事拠点予定地から黒いガンダムサイガーを引き離すことに成功した。
しかし斬撃で機動防盾ごと左腕を切られてしまった。
反撃にヴァジュラビームサーベルで切りかかったがシールドで防がれた。
ステラ少尉は、確実に黒いガンダムサイガーに追い詰められていた。
「ステラ」
シン中尉の悲痛な声がコックピットに響いた。
※
「何だって言うんだよ、お前も」
ホーク中尉は、そういうとモビルアーマー形態の新型ガンダムにビームライフルを連射したが回避された。
※
アスラン中将は、セイバーガンダムをモビルスーツに変形させた。
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青色ガンダムは、再び4発魚雷を発射した。
うち1発が1機のガイヤス・ギヤの左腕に命中し後退させた。
すると別のガイヤス・ギヤがミサイルを2発撃ってきたが両肩部シールドで防ぎ回避した。
2発は、1発目と同じところに向かい爆発の衝撃に誘爆した。
※
サオトメは、1機のビームライフルを撃ってきたウィンダムの攻撃を上昇し回避するとメガビームライフルで反撃し撃墜した。
※
それは、ネオ大佐も確認した。
「そろそろ限界か。
ステージが悪かったかな?
リー、撤退するぞ。
合流準備」
命令するとネオ大佐は、撤退を始めた。
「アウル、スティング、ステラ。
終了だ。
離脱しろ」
ネオ大佐は、3人に撤退命令を出した。
それにスティング少尉とステラ少尉が疑問を持った。
「なんで?」
たまらずアウル少尉が質問した。
「借りた連中が全滅だ。
拠点予定地近くまでも侵出された」
ネオ大佐は、状況を説明した。
「何やってんだよ、ボケ」
アウル少尉は、ネオ大佐に文句を言った。
「言うなよ。
お前だって大物は、何も落とせてないだろう?」
ネオ大佐は、冷静に痛いところを突いた。
「分かったよ」
アウル少尉は、しぶしぶ帰艦した。
※
「帰艦する?」
それは、カムイ中隊でも確認できた。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第16話 インド洋の死闘 作家名:久世秀一