二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRSD 第18話 ロ-エングリンを討て

INDEX|3ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 

引き離しきれないんだ。
いいな?」
 この作戦は、タイミングも大切であることも思い返した。
「考えても仕方ないか」
 サオトメは、推測するのを止めた。

              ※

 ダガーLの部隊がガルナハン攻略艦隊に近づいていた。

              ※

 リーンホースJr.では、マン・マシーン隊の発進が行われていた。
「進路クリア。
ガンダムサイガー改発進、どうぞ」
 エルヴィン中尉の報告と共にカタパルト脇のカウントダウン表示が0になった。
「タカノリ・サイジョウ、ガンダムサイガー改出る」
 ガンダムサイガー改が発進した。
ガイヤス・ギヤは、グゥルに載り発進準備を待っていた。
「テリー・アブスト、ガイヤス・ギヤ発進する」
 テリー機が発進した。
「カレン・ストロース、ガイヤス・ギヤ行きます」
 カレン機が発進した。

               ※

 それは、遊撃艦隊も同じだった。
「よし、展開」
 ウォン司令官の命令で各艦からマン・マシーンが発進した。

               ※

 リーンホースJr.は、上昇し艦隊の前に出た。
「上昇。
主砲起動。
照準の際には、射線軸後方に留意。
街を吹き飛ばすなよ。
モビルアーマーを前面に誘い出す」
 マーカー艦長が命令を出した。
「はい。
主砲照準、敵モビルスーツ群」
 ミハイル副艦長が照準目標を指示した。
「フライマリー兵装バンク、コンタクト。
出力定格、セーフティー解除」
 ハンナ大尉が主砲の起動命令を出した。

                ※

 それは、ゲルズゲーでも確認できた。
「敵戦艦は、主砲発射態勢です。
モビルスーツ隊がターゲットにされています」
 操縦手が機長に報告した。
「リフレクター展開。
前へ出ろ。
弾き飛ばしてやる」
 機長が命令を出すとゲルズゲーがダガー隊の前に出てシュナイドシュッツを展開した。

                ※

「撃て」
 ミハイル副艦長の命令で主砲が発射された。
しかし案の定モビルアーマーのビームシールドに防がれた。
その風圧は、艦船やマン・マシーンを襲った。
その破壊力は、街からきのこ雲が見えるほどだった。
「行くぞ。
敵モビルスーツ隊も出来るだけ引き離すんだ」
 サイジョウ元帥が部下たちに命令した。
「了解」
 部下たちが答えた。

                ※

 それは、基地司令官も見ていた。
「自分等は、高火力武器を以て上空と地上から揺さ振ろうという腹か。
狙いは、悪くないがな。
だが貴様には、盾がない。
ローエングリン照準。
目標、上空敵戦艦」
 基地司令官が命令した。
しかし地球軍兵士は、誰1人として知らなかった。
コロニー軍が既に陽電子砲すら防げる盾を手に入れていることを知らなかった。

                 ※

 それは、リーンホースJr.でも確認できた。
「敵砲台、本艦に照準」
 ヘルマン中尉が報告した。
「機関最大。
降下。
躱せ」
 マーカー艦長が回避命令を出した。
「はい」
 アルベルト曹長が答えた。

                ※

 ウォン司令官は、不安そうにリーンホースJr.を見ていた。

                ※

「撃て」
 基地司令官の命令で陽電子砲が発射された。

                 ※

 リーンホースJr.は、寸前でかわしたが降下しすぎたため地面に艦体をぶつけてしまった。
その衝撃は、ブリッジにいた皆を襲った。
リーンホースJr.は、何とか再び上昇した。
 パイロットたちは、それをひやりと見ていた。

                 ※

「外は、ずいぶん盛り上がってるな」
 サオトメは、近くで大規模な戦闘が行われているため坑道が崩落しないか心配しながらゴールを目指した。

                ※

 それは、基地司令官も見ていた。
「パワーの再チャージ急げ。
ゲルズゲーを戻せ。
ダガー隊は、何をしているか」
 基地司令官が矢次に命令を出した。

                 ※

 ゲルズゲーは、帰還命令のため後退した。

                 ※

 サイジョウ元帥は、ダガーLのミサイル攻撃を上昇して回避した。
モビルアーマーの後退は、アルバート大尉も確認した。
「あいつが下がる。
アリーナ」
 その時ダガーLのミサイル攻撃が来た」
 ダガーL隊は、さらにミサイルを撃ってきた。
サイジョウ元帥は、ガンダムサイガー改のマルチロックオンで全て破壊した。
アルバート大尉は、6連ミサイルを撃ち2機のダガーLを撃墜した。
リーンホースJr.は、機銃で1機のダガーLを撃墜すると寸前で発射されたミサイルも迎撃した。
アリーナ中尉は、レール・キャノンを撃ち1発で2機のダガーLを撃墜した。
アンディー大尉は、1機のダガーLが接近してくるのに気付いた。

                  ※

「ナチュラルだろうがコーディネイターだろうが」
 パイロットは、そういうと1機のガイヤス・ギヤに体当たりした。

                  ※

 その衝撃は、アンディ―大尉を襲ったが何とかコックピットをひじ打ちして離した。

                  ※

「すごいパワーだ。
ユーピテルとは、比較にならないぞ」
 パイロットは、機体の態勢を整えながらガイヤス・ギヤのパワーの高さに驚いていた。

                  ※

 アンディー大尉は、一気にそのダガーLをビームライフルで撃墜しようとした。
「もしビームが外れたら渓谷に命中して副隊長が生き埋めになるか」
 吹き飛ばした悪くダガーLは、ちょうどサオトメが中にいる渓谷を背にしていた。
迷っているとダガーLは、胸部マシンガンを撃ってきた。
アンディー大尉は、回避し反撃に60mmバルカン砲を撃った。
しかし回避された。

                   ※

「この前は、陽電子砲であっさり片付いたから今回は楽しませてもらうぞ」
 ガイヤス・ギヤは、ビームライフルを撃ってきたが回避した。

                   ※

 アンディー大尉は、苦戦していた。
ダガーLは、逃げると見せかけ反転すると胸部バルカン砲を撃ってきた。
アンディー大尉は、回避した。

                   ※

 サオトメは、ゴール手前に来ていた。
「ゴール?
ここか。
距離は、500」
 サオトメは、G-B.R.Dの出力調整と発射タイミングを合わせた。
そしてその時が来た。
「行け」
 サオトメは、G-B.R.Dを発射した。

                    ※

 ゲルズゲーは、陽電子砲の護衛のため後退していた。
すると近くで爆発が起きた。
機長が驚くと爆風からモビルアーマーが現れた。

                   ※

「サオトメ副隊長」
 それは、カレン中尉も確認した。

                   ※