二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

敵中横断二九六千光年3 スタンレーの魔女

INDEX|110ページ/259ページ|

次のページ前のページ
 

電文



アラームが鳴る。通信機だ。〈ヤマト〉がこちらに何か伝えてきたらしい。光が点滅しているボタンを古代は押してみた。

ディスプレイにごく短い文が出た。

《ヤエ、ヨノナカ》

「なんだ?」

と言った。〈糸電話〉で山本を呼ぶ。応答が来た。

『こちらでも受信しました。ヤエ、ヨノナカ』

「どういう意味だ?」

『かるたでしょう。さっきの暗号が通じたんですよ。わたし達に何かやれと言ってきたんです』

「そりゃわかるけど……でも、『やえ』はわかるにしても『よのなか』って……」

『ええ。これじゃ取れませんよね。どっちだかわからない』

「だよな」と言った。「これで何しろってんだ?」