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同調率99%の少女(12) - 鎮守府Aの物語

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「まだ阿賀野は配備されないよ。」
 代わりに提督が答えた。その後阿賀奈が個人としての思いと教師としての思いを述べる。
「最新の艤装というなら嬉しいし生徒たちと一緒に着任したかったんですけどね〜。でも提督さんがおっしゃるんならまだなんですよね〜残念ですけど、今はあの子たちが提督さんのお役に立てれば私も鼻高々で満足です!」
「阿賀野、私も早く艤装いじく……整備に携わりたいですね〜。提督、上にぜひお願いしていただけますか?」
「おいおい。俺にそんな権限ないって。来るときには来る。我慢しなさい。これ提督命令。」
「アハハ」
「ウフフ」

 提督が冗談めかして命令口調で言うと、明石たちは吹き出して一切真面目に取り繕うとはしなかった。もちろん互いにわかっていたゆえの会話であった。