はじまりのあの日10 歓迎会と思い出
楽しそうなミク姉とMikiちゃん。微笑みが、苦笑に変わるリリ姉。当然のリアクションだ
「ま、立ち話はここまでにして、ひとっ風呂浴びちゃおうじゃない」
「め~ちゃんもルカも、お酒入ってるからね。浴槽に浸かっちゃだめだよ」
「はいはい、分かってるわよ。みんな、素早くね~」
そう告げて、シェアハウスへと向かう、男性陣。わたし達も、神威家へと向かう。めー姉の言葉通り。あの日は二次会が楽しみで、ゆっくりとお風呂には浸からなかった。ただ、この期を逃すまいと、結局。カイ兄の言いつけを破って、少しだけヒノキ風呂に浸かった、姉二人。簡単に汗を流し、髪を乾かす。そそくさと薄着に着替え、マンションへと向かう。ハウス組は、一度ハウスへ。お風呂道具と洗濯物を置くため
作品名:はじまりのあの日10 歓迎会と思い出 作家名:代打の代打