機動戦士ガンダムRSD 第26話 散る命 残る命
インパルスガンダムのフォースシルエットは、ストライクガンダムのストライカーパック同様高出力バッテリーが内蔵されておりパーツの換装だけで電力の補給が行える。
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シン中尉は、インパルスガンダム本体のスラスターで最大ジャンプしてフォースシルエットと合体した。
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サオトメは、量産型羽付きガンダムと量産型下駄背負いガンダムを退かせると増援に来たウィンダムに部隊に突っ込んだ。
その直後に2機のウィンダムをV.S.B.Rで撃墜した。
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馬場一尉らムラサメ隊残存部隊にトダカ一佐から通信が入った。
「オーブ全軍は、コロニー艦隊を攻撃せよ。
繰り返すオーブ全軍は、コロニー艦隊を攻撃せよ」
クラオミカミ級3隻がジャンヌ・ダルクにSSM埋め込み式発射筒を発射しイージス艦が250ミリ単装砲を発射した。
ミサイル2発がリーンホースJr.の前方を掠めた。
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サオトメは、それに気づいた。
「リーンホースJr.」
サオトメは、リーンホースJr.の直掩に戻った。
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馬場一尉は、命令に従った。
「小隊各機、俺に続け」
馬場一尉は、再び突撃命令を出した。
「了解」
6機のムラサメがに襲ってきた。
そのときガンダムサイガーMk-2も確認できた。
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SSMの一発がミッテランに命中した。
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モビルスーツ形態のムラサメが被弾のせいで飛行できずに海面にたたきつけられて大破した。
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サオトメは、モビルスーツ形態のムラサメのコックピットにメガビームライフルを撃って撃墜した。
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アークエンジェルからバリアントMk.8が発射されたがリーンフォースJr.には、効かずにエイジャックスの連装メガ粒子砲でクラオミカミ級が沈没された。
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サオトメは、1機のモビルスーツ形態の量産型可変モビルスーツの脚部をつかむとそれを別のモビルスーツ形態の量産型可変モビルスーツに正面からぶつけた。
そして2機がバランスを崩したところをV.S.B.Rで2機とも撃墜した。
4機の量産型可変モビルスーツは、モビルスーツ形態でミサイルをリーンゴースJr.に発射したが今度は三連装対空機銃で全弾破壊された。
「これ以上させるか」
2機のモビルスーツ形態の量産型可変モビルスーツをV.S.B.Rで撃墜してさらに1機のモビルスーツ形態の量産型可変モビルスーツをカスタム・ビームザンバーで撃墜した。
さらにもう1機のモビルスーツ形態の量産型可変モビルスーツを大型B.M.B.Rで撃墜した。
最後の1機をV.S.B.Rで撃墜しようとしたがパイロットは、機体への急所命中を回避した。
しかし完全に回避したわけでは、なく機体から黒い煙が出ており高度も落ちていた。
パイロットは、リーンホースJr.への攻撃を断念してガンダムサイガーMk-2に特攻してきた。
「ほう、面白い」
サオトメは、その場から逃げなかった。
それどころか被弾している量産型可変モビルスーツに接近して膝蹴りでコックピット部分をつぶした。
量産型可変モビルスーツは、そのまま墜落して行った。
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馬場一尉は、ここを死に場所と決めた。
「われらの決意を思い知らせてやれ」
馬場一尉は、最期の命令を下した。
「了解」
馬場一尉は、部下とともに旗艦に突っ込んでモビルアーマー形態でハヤテを撃ったがすべて対空機銃で破壊された。
部下たちは、ガンダムサイガーMk-2によって撃墜された。
再び旗艦に攻撃しようとしたところをガンダムサイガーMk-2の腰部ビーム砲が命中した。
とっさに機体を回避させて爆発は、避けたがもうコントロールもあまり効かなく高度もどんどん下がっていた。
「敵旗艦を攻撃できないならばお前だけでも」
馬場一尉は、そのままガンダムサイガーMk-2に特攻しようとした。
「俺とともに死ね、死神」
ガンダムサイガーMk-2は、回避するどころかこちらに接近してきた。
それが馬場一尉が見た最後の光景だった。
ムラサメは、ガンダムサイガーMk-2の膝蹴りでコックピットをつぶされて墜落した。
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「馬場一尉」
その光景を一部始終見ていたほかの小隊の人物が馬場一尉の死を涙を流して悲しんだ。
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馬場一尉の死は、タケミカズチにも伝えられた。
ユウナは、戦果を挙げられない自軍にいらだっていた。
「ほら護衛艦隊を前に。
直掩にムラサメとウィンダムをつけて。
あの艦隊を沈めるんだよ」
2隻のイージス艦がα艦隊正面から250ミリ単装砲を撃った。
しかしα艦隊には、あたらない。
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サオトメは、サイジョウ元帥に通信を入れた。
「一度リーンホースJr.に戻ってF型に換装してください。
全艦たたききってください」
サオトメは、サイジョウ元帥にお願いをした。
「了解」
通信を切ると次にリーンホースJr.に通信を入れた。
「こちらシン・サオトメです。
サイジョウ元帥のガンダムサイガー改が一度戻ってF型に換装します。
準備をお願いします」
サオトメがマーカー艦長に指示を出した。
「了解」
通信を切るとサオトメは、キラ乗る羽付きガンダムとモビルスーツ形態の赤い一撃離脱型ガンダムに突っ込んだ。
赤い一撃離脱型ガンダムのビームサーベルをメガビームシールドで防いでキラ乗る羽付きガンダムのビームサーベルをカスタム・ビームザンバーの副刀でつばぜり合いをした。
「サオトメ」
サオトメは、けたたましいキラの声を聞いた。
「またお前は、部下を失ったようだな」
サオトメは、キラを見下すように言い放った。
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「サイジョウ・ヒデノリ、ガンダムサイガー改出る」
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第26話 散る命 残る命 作家名:久世秀一