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MEMORY 死神代行篇

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「斬魄刀が使えなきゃ、死神の役目を果たせないっしょ。代行でも何でも斬魄刀がある以上、使い熟せなきゃ意味がない。」
「真面目ッスねぇ。」

 溜息混じりの浦原の応答に、一護はふと動きを止めて苦笑する。

「貧乏性と云わば言え。出来る事をしないのは性に合わないんだよ。」

 言って、一護は魂魄状態なのを良い事にテッサイが三和土の板を押し上げた入口から、地下の勉強部屋目掛けて飛び降りた。霊子を固めて足場を作り少しずつ落下スピードを落として衝撃を和らげ地面に降りる。
 地面に降り立つと、一護は梯子から離れた場所まで移動し、地面に腰を下ろした。その場で『刃禅』を組む。


作品名:MEMORY 死神代行篇 作家名:亜梨沙