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MEMORY 尸魂界篇

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 一護の体に入ったコンを、何とか大人しくさせて於く為に、少々知恵を絞らなければなるまい。一護は表向き旅行という事にして留守にしているので、黒崎家に戻すわけにもいかないし、かといって改造魂魄に旅行などさせるわけにはいかない。

「取り敢えず、黒崎サンが家に来ている時と同じ事して貰いましょっか。」
「賛成ですな。」
「こんな改造魂魄なんかに出来んのか?」
「んだとっ⁉」
「ああ、ほら、黒崎サンの身代わりなんスから、もっと行儀よくしなきゃ。」
「一護がそんなに行儀が良い筈………っ」
「何言ってんスか。黒崎サンは育ちの良いお嬢さんッスよ。言葉遣いが少々乱暴なだけッス。」

 斯くしてコンは、今まで知らなかった一護の一面を浦原商店で叩き込まれたのだった。



作品名:MEMORY 尸魂界篇 作家名:亜梨沙