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女体化ジルヴェスターの災難~養父と母と娘~

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カーオサイファの出現



 自分だけが元の世界に還っても決して心は安らぐ事は無い。何とか…、出来ないのだろうか…。
 ベーゼヴァンスの瞳を思い出す。孤児院を守るには金が必要で、その為にゲオルギールとジルヴェスィア、そしてローゼマインの事を見て見ぬ振りをし、苦しむ瞳。あれが諦めた私の未来に重なる。確信があった。

 「連れ帰る?」

 不意に耳に響く聞き覚えの無い声。気が付けば私は、神殿の自室ではなく、何も無い空間に居た。
「ここは…、」
 警戒を満なぎらせ、私は目の前に現れた女を睨む。黒髪に黒い瞳…、ローゼマインの、モトスウラノの世界では何の変哲も無く、山程ある特徴の様だが、私が居たユルゲンシュミットでも、ここのユルゲンシュミットでも違う。
「カーオサイファか。」
 神々しくも禍々しい気配。私は確信していた。
「ええ、この世界のね。」
 彼女は笑みを深め、肯定した。