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逆行物語 第四部~ハンネローレ~

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我がエーヴィリーベ、我がゲドゥルリーヒ



 舞台は下位の小領地。魔力量を認められ、領主の養女になった女性が主人公でした。
 領内の派閥を纏める為、次期アウブと第一夫人との長子と婚約を果たしたノーラメティス。しかし彼女には想う者がおりました。領地の為、想いを押し殺し、長子ヴァックスグリーフの第一夫人となる道を歩みます。
 そしてノーラメティスの想い人である、アウブの第二夫人の子、エアーヴェルンが大領地の婿になる事が決まります。
 処でノーラメティスの住む領地には10年に1度、巨大な虹色魔石と大量の金粉が産出される場所があります。エアーヴェルンが婚約者として大領地に招かれてた時が、産出時期に重なったので、それを手土産になさられました。
 しかし大領地の狙いはそこにありました。近年、全体の魔力量が少なくなってきていたので、虹色魔石や金粉を充てにしていたのです。
 しかも欲に目を眩ませた大領地のアウブと婚約者によって、エアーヴェルンは毒を盛られ、命の危機に遭遇します。その瞬間、エアーヴェルンがノーラメティスの名を叫びました。
 ノーラメティスに届いた光がエアーヴェルンの危機を知らせます。ノーラメティスは今すぐエアーヴェルンを助けに行くと養父たるアウブに訴えでます。
 大領地はこの小領地に攻めいる事が分かった今、優先されるのは自領の防衛で、敵領地のエアーヴェルンを救い出す事ではありません。
 しかしノーラメティスの必至さに心打たれ、また家族として見棄てたくは無い本心もあり、養父のアウブと婚約者であるヴァックスグリーフはそれを許す事にしました。
 そして救出を防衛の作戦の中に入れ込み、動き出します。
 作戦は見事に成功、結果は小領地が大領地を出し抜き、その礎を奪う事を為し遂げました。
 処で“我がエーヴィリーベ、我がゲドゥルリーヒ”は第一章、第二章、と幾つかの段階があり、その度に題名が着いているのですが、その戦に於ける章題は、礎ディッターとありました。
 早さを競うディッターでも宝取りディッターでもなく、本物のディッターがありました。
 確かにディッター物語に狂う者にも、受け入れられそうです。ただ私はやはり恋愛部分に惹かれましたが。
 物語では最期、ノーラメティスとエアーヴェルンが恋を実らせた事が分かります。小領地は大領地を吸収・合併し、ヴェネチアと名前を改め、飛躍していく、と言うお話しでした。

 私は困難を乗り越え、結ばれたお2人に感動し、他の作品が楽しみになりましたが、ヴィルフリート様は思い付けるか分からない、最初で最期だと思う、と言う内容の事を仰られておりました。
 …そう言う話をしている時のローゼマインの笑顔が普段と違っていた様な気がしますが、何だったのでしょう? 
 その他の産業でもエーレンフェストならではの特産品と重ね合わされ、独自の製品を作って来たり、と…。成績もどんどん上がり、その順位を上げて来たのです。