二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRSD 第29話 ステラ

INDEX|2ページ/3ページ|

次のページ前のページ
 

                                         ※

 しかしステラ少尉は、α艦隊などまるで眼中になしと言わんばかりに目の前で5連装スプリットビームガンと6連装多目的ミサイルランチャーで町を破壊した。

                                         ※

 その光景を見たマーカーは、ひじ掛けをこぶしでたたいた。
「われらは、眼中になしか。
化け物め」
 前大戦では、サオトメの報告によるとIフィールドに酷似した技術を持つガンダムがいるとあった。
あのモビルスーツにも鉄壁の防御を持たすためにそれが使われている可能性が高い。
かといって実弾兵器は、特殊素材でまったく傷がつかない。
戦艦では、まさに手も足も出ない状態だった。

                                        ※

 ステラ少尉は、相変わらず5連装スプリットビームガンで町を破壊していた。
ステラ少尉は、ボナパルトのモビルスーツデッキでのネオ大佐とのやり取りを思い出していた。
そしてツォーンMk2も撃ち始めた。

                                         ※

 マン・マシーン隊は、出撃準備が整った。
「シン・サオトメ、ガンダムサイガーMk-2出る」
 サオトメは、出撃した。
「サイジョウ・タカノリ、ガンダムサイガー改でる」
 サイジョウ元帥が出撃した。

                                        ※

 モビルスーツ隊とアークエンジェルの索敵センサーが接近する熱源を感知した。
「接近する熱源を確認。
機種特定、ガンダムサイガーです。
その後方にあの艦隊です」
 ラミアス艦長の表情が険しくなった。

                                          ※

「ここで沈めたいけど難しいわね」
 タリア艦長がぼそっとつぶやいた。
 アスラン准将は、モニターから外の様子を伺っていた。
ルナマリア少尉とレイ中尉は、自分たちのザクで出撃しておりアスラン准将だけお留守番だった。

                                         ※

 サオトメは、巨大可変ガンダムにメガビームライフルを撃ったがやはりIフィールドの擬似装置によってビームが湾曲した。

                                          ※

 ステラ少尉は、再びボナパルトのモビルスーツデッキでのネオ大佐とのやり取りを思い出した。

                                         ※

「やはり接近するしかないか」
 巨大なものは、遅鈍であり接近武器を持っていないのが普通である。
サオトメは、ガンダムサイガーMk-2にカスタム・ビームザンバーを抜かせると接近した。

                                         ※

 ステラ少尉は、接近するガンダムサイガーにスーパースキュラを撃ったがすべて回避された。
そして接近を許してコックピット内に接近の警告音が鳴ってモニターからガンダムサイガーが消えた。
ステラ少尉は、悲鳴を上げたがその直後ガンダムサイガーは何もせずに距離を開けた。
ステラ少尉は、チャンスと見て再びガンダムサイガーにスーパースキュラを撃ったがすべて回避された。

                                          ※

 サオトメは、胸部3連装ビーム砲を回避しながら接近した。
そして腹部を斬ろうとした瞬間に目の前にぼんやりと「ガンダム」が現れ手を広げてサオトメの攻撃を邪魔している。
「何?」
 サオトメは、驚愕した。
それは、コロニー軍でも地球軍の「ガンダム」でもなかった。
下半身が白く上半身が青く縦に細長い盾を持ち頭部は、せみに近い形状をしていた。
サオトメは、一度巨大可変ガンダムから距離をとった。
再び巨大可変ガンダムは、胸部3連装ビーム砲を撃ってきた。
サオトメは、それをすべて回避した。
するとガンダムサイガー改が接近して接触回線を開いた。
「どうした?」
 サイジョウ元帥は、サオトメらしくない行動に疑問を持った。
「あのガンダムと合体可変ガンダムは、倒してはいけません」
 サイジョウ元帥が驚いたのは、サオトメも気づいた。
「じゃあどうしろと?」
 サイジョウ元帥は、敵機を撃墜せずにどうやって任務を完遂するのか思いつかなかった。
「あの巨大可変ガンダムを固定砲台にします。
そのためにまずは、護衛モビルスーツを全滅させます」
 そういうとモビルスーツ群に突っ込んだ。
そしてサオトメは、大型V.M.B.Rでレセップス級と陸戦用モビルスーツ群を一撃で全滅させた。

                                         ※

 シン中尉は、その光景を見て恐怖した。
「何だよ、あれ。
俺は、あんなものと戦っていたのか?」
 シン中尉は、その瞬間激しい恐怖に襲われた。
ガンダムサイガーMk-2は、もうもうと上がる炎によってまがまがしくみえた。
しかしそれでも自分は、地球軍の一戦士だと自分に言い聞かせて自分を奮い立たせた。
そしてガンダムサイガーMk-2に接近にした。
しかしガンダムサイガーMk-2は、インパルスガンダムの頭部、両脚とフォースシルエットをビームサーベルで斬った。
シン中尉は、コアスプレンダーに分離したがコアスプレンダーをバルカン砲で損傷され帰艦を余儀なくされた。
 今度は、ネオ大佐が挑んだ。
ネオ大佐は、ラドカーンを撃ったが腰部ビーム砲にスラドカーンのビームが負けてラドカーンがのみこまれ破壊された。
そして腹部をビームサーベルで貫かれて撃墜された。
「ネオ」
 ステラ少尉は、泣きながらネオ大佐の名前を叫んだ。
「ネオ」
 次に狙われたのは、レイ中尉だった。
レイ中尉は、グゥルに積載したブレイズウィザード装備のザクファントムで出撃していた。
ガンダムサイガーMk-2は、接近してのでビームトマホークを抜いてつばぜり合いをしようとしたがビームトマホークはビームサーベルによって右腕ごと斬られた。
レイ中尉は、離脱を図ったが腰部ビーム砲で撃墜された。
「レイ」
 ルナマリア少尉は、悲痛な叫びで仲間の死を嘆いた。
ルナマリア少尉は、ガナーウィザード装備のザクウォーリアで出撃していた。
ルナマリア少尉はオルトロスをガンダムサイガーMk-2に撃ったが回避され逆にフルバーストで頭部、両腕、両脚グゥルを破壊されて墜落した。
ルナマリア少尉は、その際負傷して意識を失った。

                                        ※

「お姉ちゃん」
 メイリン軍曹は、思わず叫んだ。
その声にタリア艦長は、いやな予感をした。

                                        ※

 次に狙われたのは、スティング少尉だった。