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逆行物語 真六部~ヴィルフリート~

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最後の逆さ紡ぎ~エーレンフェスト~


 私は叔父上とお祖母様の和解を切っ掛けに、叔父上から教育を受ける事になった。これで私が如何なる成果を上げようとも、全て叔父上のせい、もとい、教育の賜物となる。
 新しい産業を興す為には政治基盤を整えなければならない。それは私の仕事だ。ライゼガングを手懐けるのもその内の1つだ。

 だがどうしても無理な処はある。

 そう言う処はシャルロッテやメルヒオールに任せてしまえばよい。ヴェローニカ派とフロレンツィア派が融合を果たそうとしている流れを嫌でも知る筈だ。
 勿論、それを知って、尚、離れていくなら切り捨てるだけだ。

 合間に叔母上の暗殺は私が行った。ランツェナーヴェの対策はローゼマインが行った。叔父上はメスティオノーラの偽書を作っていた。
「ジルヴェスター!」
「お父様!」
 忙しく動いているが、その合間に父上に癒されに行くのは絶対に忘れない。実に宜しい。叔父上×父上の本は異質な熱狂信者を確実に増やして行くだろう。
 作家同士、エルヴィーラとトルデリーデの会談も和やかだ。ヴェローニカ派とライゼガング派とフロレンツィア派が纏まりつつある。勿論、グラオザムの暗躍も非常に役立っている。
 エーレンフェストは一枚岩になりつつある。まあ一枚岩になれば、今度は別の内部亀裂が入るだろうが。
 そして切っ掛けは外部ー他領ーとの付き合いも有りうるだろう。…中央の騎士団長が高みに昇ったと発表された。

 行方不明とは言えぬか。

 ラオブルートはローゼマインがランツェナーヴェに移動させた。妻子より主君を選んだと言う事だ。
 ランツェナーヴェはユルゲンシュミットと無理な取引を続ける必要も無い。その辺りで上手く砂糖や香辛料の値を釣り上げている様だ。現在、アーレンスバッハ内では、過ぎる横暴な商人から苗を買い取り、自生を試みている。この流れは最初からあった様だが、アウブ・アーレンスバッハから正式な通達もあり、研究は進んでいる様だ。
 何れエーレンフェストで南国気候の温室でも作る予定だが、今はまだ早い。こっそりアーレンスバッハに祝福を送っておくか…。ランツェナーヴェとの貿易が取り止めになるのは時間の問題だな…。
 私は神力で手に入れた情報を整頓する一方、神殿の花捧げ撤廃に手を付け始めた。
 次期アウブは神殿長になるのだ、自然とその姿を消して行くだろう。だがそれは別の場所で姿を現すだけに過ぎない。自然に任せて置けば、必ず犯罪組織の温床になる。
 だがローゼマインも叔父上もこの問題には手を付けぬだろう。父上に進言もまあ、無理だろう。あれだしな。私がやるしかない。…だがずっと関わり続けるのも難しい。
「シャルロッテを使うか。」
 次期アウブがずっと手を染める等、外聞が死ぬ。勿論、領主候補生で女性のシャルロッテでも同じだ。だがシャルロッテの外聞等、私の評判には何の関係も無い。妹が可愛くない訳では無いが、私は自分が可愛い。

 …最初は上がやらねばならぬのだ。

 私はシャルロッテを誘導する事に決めた。