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機動戦士ガンダムRSD 第35話 天空の自由と正義

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 キラ准将とアスラン准将は、機体のOSの書き換えを終えた。
「アスラン」
 キラ准将は、発進準備を完了させた。
「こっちは、OKだ。
マードック軍曹、退避してください」
 2機は、エレベーターで発進位置まで運ばれていった。
「総員退避」
 マードック軍曹は、そういって整備員を退避させた。

                                          ※

 1機のマールスがビームライフルで単装エネルギー収束火線砲を破壊した。

                                         ※

 エターナルでもそれは、確認されその衝撃がブリッジを襲った。
「単装エネルギー収束火線砲、被弾」
 オペレーターが被害を報告した。
「クソ。
俺が出る」
 そういうとバルドフェルド大佐は、艦長席からたった。
「大佐」
 心配そうにダコスタ中佐がいった。
「うるさいのを追っ払う。
とにかく距離を稼げ。
いいな、ダコスタ。
エンジンを撃たせるな」
 バルドフェルド大佐は、エンジンへの被弾は避けるようにと警告した。
「はい」
 そういうとバルドフェルド大佐は、ブリッジから出て行った。

                                         ※

 アカツキ島の2つの部分では、ハッチが開放していた。
その中では、ストライクルージュとM1アストレイが追加ブースターをつけて発進しようとしていた。
「エターナルの降下予測、いいわね?
大分降下してきてるわよ」
 ラミアス艦長がキラ准将とアスラン准将に注意した。
「はい。
大丈夫です」
 ラミアス艦長からの報告に2人は、返事をした。
「進路クリア。
システムオールグリーン。
ストライクブースター及びM1アストレイブースター発進どうぞ」
 ミリアリア少尉の報告と共に二機は、すごい加速をつけて発進した。
M1アストレイは、空気抵抗に負けて機体が分解しないように追加アーマーをつけていた。
 ラミアス艦長とカガリは、その光景をアークエンジェルのモニターで見守っていた。

                                         ※

 バルドフェルド大佐は、ガイアガンダムで出撃した。
1機のマールスに高エネルギービームライフルを撃ったがシールドで防がれた。

                                         ※

 アイリス曹長は、新手が出てきてこちらにビームライフルを撃ってくるのを確認した。
アイリス曹長は、メガビームシールドで防いでメガビームライフルで応戦した。

                                         ※

 その間にもエターナルには、マールスのビームライフルが3発命中していた。

                                         ※

 それは、ドゴス・ギアでも確認できた。
「ドゴス・ギアもどきよりモビルスーツが発進してきました」
 その報告にブライアン艦長は、ステファニー軍曹の報告に全身から血の気が引いた感じがした。
赤いゲタ背負いガンダムか。
ブライアン艦長は、少しパニックになった。
「機種特定、グリーンノアを襲撃した機体のひとつです」
 ブライアン艦長は、少し安堵した。
しかしそれもつかの間である。
相手は、赤いゲタ背負いガンダムではなかったとはいえサオトメとサイジョウ元帥が取り逃した強敵であることに違いはなかった。
「マン・マシーン隊に伝えろ。
直掩機とは、絶対に一対一で戦うな。
一対多数で戦えとな」
 これは、エースパイロットも物量で押せば撃墜可能であるという概念から生まれた言葉である。
しかしサオトメのようなパイロットの前では、それも成り立たないが目の前の敵はサオトメではない。
機体性能も技量もサオトメの足元にも及ばない。
それなら数で押せる。
ブライアン艦長は、そう判断した。
 ドゴス・ギアから長砲身単装大型メガ粒子砲がドゴス・ギアもどきに撃たれたが命中しなかった。

                                         ※

 ダコスタ中佐は、あせっていた。
「降下ポイントまで後どのくらいだ?」
オペレーターに質問した。
「後20。
いや25です」
 ダコスタ中佐は、その報告を聞いて少し表情を暗くした。

                                         ※

 1機のマールスがエターナルの右舷ミーティアをビームライフルで破壊した。

                                         ※

 その衝撃は、ブリッジを襲った。
「単装エネルギー収束火線砲及び右舷ミーティア、被弾。
火災発生」
 オペレーターが被害を報告した。
「消火作業急げ」
 ダコスタ中佐がダメージコントロールを指示した。
「CIWS、稼働率40%」
 オペレーターが火器状況を報告した。
「推力低下しています。
このまま降下ポイントにいったら本艦は、地球の引力に引きずり込まれてしまいます」
 ダコスタ中佐は、あきらめそうな表情になっていた。

                                          ※

 バルドフェルド大佐は、エターナルが危ないと感じて直掩に戻ろうとした。
そのとき背後からビームを撃たれた。
何とか回避したものの左腕を破壊された。

                                         ※

 ストライクブースターとM1アストレイブースターは、熱圏に到着していた。
「待っていてください、バルドフェルドさん」
 キラ准将は、バルドフェルド大佐の無事を祈った。

                                       ※

 バルドフェルド大佐は、1機のマールスに高エネルギービームライフルを撃った。
しかしマールスは、全弾回避して回し蹴りを2発受けて飛ばされた。

                                         ※

 1機のマールスがドゴス・ギアもどきに接近して艦橋下部にビームライフルを3発撃った。
しかし2発は、アンチビームコーティングで護られ実質1発しか命中しなかった。

                                         ※

 しかしそれでも振動は、ブリッジを襲いブリッジ要員の人々の精神を追い詰めていった。
その直後弾幕の隙間を通り抜けて1機のマールスがブリッジに近づきビームライフルを向けた。
ブリッジの皆がはっとなった。
しかし直後マールスのビームライフルが何者かのビームで破壊された。

                                         ※

 バルドフェルド大佐は、直後に鳴った接近警報に少しおびえた。
しかしその方向を見てストライクガンダムとM1アストレイだと気づくとほっとした。